公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

知ったかぶり

2012-11-03 | 雑記
この間、当人はリップサービスで言っているのでしょうけれど
とっても不愉快になったことがあり、愚痴。

なんだかんだ言っても、孫のいる年齢ですので、
マッサージに出かけるのをささやかな楽しみにしています。

日帰り温泉などでのマッサージサービスとか、
近くの整骨院やリラクゼーションルームでのひと時はなかなかよいものです。
幸いに、週に1~2度そんなのに通うくらいの小遣いと時間はありますし。
おかげさまで。(^.^)

ところが先日、あるマッサージ師の態度に不愉快になってしまいました。
若い、といっても30は過ぎているだろうと思うのですが
話の流れで犬の話になった時の事。

私はうちの大切なお犬様と楽しく暮らすために、本の冊数にして30冊以上、
しつけ、病気対策その他せっせと勉強してきましたし
しつけ教室に通ってプロの指導を受けたり、競技会に出てみたりしたこともあります。
それなりに、「犬には詳しい」と自認しているわけです。
犬のしつけ方法には人間に通じることも多々ありますしね。

で、そのマッサージ師は
「自分も犬についてはよく知っている」とあれこれ話し始めたのですが、
ほとんど的外れ。
中でも「知人の犬はこんなことができた、本当ですよ」みたいなのにカリカリ来ました。
だって、離れたところに伏せて待ち、呼ばれたら飼い主のもとへ駆けつける、なんて
ちょっと訓練してある犬なら当たり前の事なのです。
うちの犬とはよくそれで、かくれんぼをして遊んだものでした。
「信じられないかもしれませんが・・・・・・」の口ぶりに、
「知らないのは、アンタのほうでしょ」と言いたくなるのを私としては懸命にガマン。

でね。
あとになって、局員にもこんなの結構いたよな、とか思って。
それなりに基本研修とかはやっているのでしょうけれど
(そういえば、お辞儀ひとつ満足にできない局員もいたよな、
 イベント関係で同行して、恥ずかしかったことがあったっけ)
実際には、自分の財布での教室経営なんてやってる局員はほとんどいないのですから
当然といえば当然なのですけれども。
一昔前は奥さんが教室を開いているという局員も結構いたようで、
当然そういう人は「実情」にも明るかったのでしょうけれど、今はどうなんでしょう。

以前、くも膜下で急死した知人もご主人は研究会職員でした。
職員家族が教室を開いている場合、ロイヤルティにも優遇措置があったとかですが、
優遇制度が廃止になり、
優遇制度に乗って高額家賃の教室を開いていたのが、家賃さえも払えなくなる状況で
そこへ持ってきて、学区に新教室を開設されることになり・・・・・・
40代の若さで亡くなりました。
ま、それはさておき。

局員て、他の教室のうまくいっている例とか、おいしそうな話をよく聞かせてくれますよね。
だけど、そういうのって、みんな伝聞で、かりにその教室の先生からじかに聞いた話としても
局員自身の実体験ではないわけです。
だから、マッサージ師の「犬談義」と一緒でほんとに口先だけで中身がない。
一方、指導者のほうでは、自分が育てた子の数しかないとしても
現場体験ですから、よくわかっているわけですよ。
私も、おひとりだけですけれど、地区に色々教えていただいた大先輩がいて
地域の広告に彼女の名前が載っていると「お元気そうで何より」とうれしくなります。

困ったことがあったら、局員でなく地域の先輩に教えを乞いなさい、というのはそういうことです。

昔話はとにかくとして。
知ったかぶりの話は気持ち悪いな・・・・・・とつくづく思いました。
私も保護者と世間話をすることが多いので、気をつけなくちゃ。
とはいえ、知らないことは知らないと言える年にはなっているので、
さほどひどいドジは踏んでいないと思いたいところですが。

よく、新入会の保護者面談で
「おそらくお宅のお子さんは・・・・・・」と
普段のご家庭での学習の様子や学校での成績の推移とかを推察で話すと
「その通りです。よくお分かりですね」なんて言われるので真に受けて「大当たり」とか
喜んでいましたけど、もしかしたら?

やれやれ、いくつになっても、大丈夫ってことはないものですね。








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