公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

三者面談終了

2012-05-30 | 現在の教室運営
学力テスト返却こみの三者面談が終りました。
すべての保護者と生徒との面談が終わり・・・・
併習三教科、下の子の体験学習一人、退会一名。

親の気に入るようにおいしいことだけを伝えていれば
《退会》なんてことにはならなかったかもしれませんけれど
無断欠席をするので、いい顔ばかりもしておれず、
メールが行っていないのですから、親も欠席しているのはわかっているはずなのに
「言っても聞かないので・・・・」

学校のテストでは良い点ばかりの子、なのだそうですが
学力テストでは平均点にも遙かに届かなかったのです。
前学年レベルの国語テキストで、問題文の漢字が読めない子なので
私としては意外ではなかったのですが、
テスト結果を見て、親の顔色が変わりました。
入会の際に
「わりにできる子なので、磨きをかけたい」というようなお話だったのですが
実態はかけ離れていた、ということで、このまま通わせ続けるのは、多分、
親のプライドが許さなかったのでしょう。

何が「できる子」と親に思い込ませていたのか、
推測することはできますが・・・・・
でもそれを暴き立てるのもどうかと思い、
お預かりしていた翌月分の会費をお返ししました。

モンスター・ペアレント、
学校現場では悩みのタネだそうですが、私塾なのでお断りはききます。
退会した子をあわれには思うのですけれど
お金はあるご家庭のようですから、あとはご自分たちでどうとでもなさったら?
守ろうとしているのがわが子ではなく
自分のプライドであるということに気づけない《親》にかける言葉はありません。
あの子のこれからを思うと、かわいそうには違いないのですけれど
本人はその実態に気づかず、けっこう気楽に人生やっていけるかもしれませんしね。







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