震災からの再生願う「生」の文字 宝塚のオブジェ修復
兵庫県宝塚市の武庫川の中州で16日夕、阪神・淡路大震災からの再生を願い、石を積んで描かれた「生(せい)」の字が、懐中電灯でライトアップされた。
このオブジェの大きさは縦20メートル、横10メートル、高さ60~80センチ。震災から10年の2005年1月、宝塚市の現代美術家、大野良平さん(57)が「街と人の心の再生」の願いを込め、「初代」を制作した。その後、川の増水で消失するたび、市民らが石を積み直して再建してきた。
現在のオブジェは、15年12月に作った「7代目」。一部が崩れていたが、昨年12月、2日間で延べ約20人の市民らによって修復された。
朝日新聞引用