ビートたけしさんは、プロ野球選手に対しては、例えそれが若手であろうと、敬語で話をするらしいですね。よっぽど野球が好きなのでしょう。私にとっては、競馬の騎手がそういう存在かもしれません。減量(見習い)であろうが、勝ち星か少なかろうが、世間的に下手だと言われていようが、私にとって騎手は理屈ぬきで尊敬の対象です。目の前にいたら、まともに口もきけないだろうと思います。技術的なことだけでなく、減量・早起き・安月給・公営競技特有の閉鎖性・怪我のリスク・営業活動など、そんないろいろな苦労へのリスペクトがあります。地方競馬の場合は、それが顕著なので、特にです。
私は毎年「南関東地方公営競馬騎手名鑑」という冊子を愛読書しているのですが、2000年と2007年のそれを比較してみると、その厳しさがよくわかります。
2000年の大井所属騎手42名のうち、2007年も現役で活躍しているのは21名。
2000年の川崎所属騎手27名のうち、2007年も現役で活躍しているのは8名。
2000年の浦和所属騎手29名のうち、2007年も現役で活躍しているのは7名。
2000年の船橋所属騎手32名のうち、2007年も現役で活躍しているのは9名。
130人中、45人を残すのみです(実際には、大井の嶋村、宗形、鎌田騎手などはもう引退しているので、もっと少ない)。ちなみに、南関東競馬の中では、大井競馬場がいちばん開催日が多いし、賞金も多いし、いろいろな面で恵まれています。さらに言うと、同じ地方競馬で比較すると、いちばん賞金が高いのは南関東なので、これでも南関東は恵まれている方なのです。
勝負の世界、特にスポーツの世界においては、その生存競争の厳しさは半端ではないのでしょうが、騎手の場合、前述したいろいろな苦労の他に、全寮制の学校に通ったりとか、ある種「馬」次第なところがあって、自分の努力だけではいかんともしがたいとか、オートレースの世界のように「時間」という物差しがなくて公平性に欠けるとか、「賭け」の対象になる厳しさとか、馬主・調教師・観客との関係とか、いろいろなハンディキャップがあるように思います。
みなみに、JRA(中央競馬)の騎手はどうでしょう。手元に2006年騎手名鑑があるので、それを見てみると、
関東所属72名のうち、1999年以前にデビューした騎手は45名。
関西所属82名のうち、1999年以前にデビューした騎手は55名。
154人中、100人が活躍しています。
単純比較は出来ないとしても、こちらの方が定着率がいいのは確かです。中央の方が恵まれているという証明になるかな。
6月4日現在、中央競馬のリーディングジョッキーは、
1位 岩田康誠 72勝
2位 安藤勝己 62勝
4位 武豊 46勝
岩田騎手と安藤騎手は、地方競馬出身の騎手なので、どうしても肩入れしてしまいます。
私は毎年「南関東地方公営競馬騎手名鑑」という冊子を愛読書しているのですが、2000年と2007年のそれを比較してみると、その厳しさがよくわかります。
2000年の大井所属騎手42名のうち、2007年も現役で活躍しているのは21名。
2000年の川崎所属騎手27名のうち、2007年も現役で活躍しているのは8名。
2000年の浦和所属騎手29名のうち、2007年も現役で活躍しているのは7名。
2000年の船橋所属騎手32名のうち、2007年も現役で活躍しているのは9名。
130人中、45人を残すのみです(実際には、大井の嶋村、宗形、鎌田騎手などはもう引退しているので、もっと少ない)。ちなみに、南関東競馬の中では、大井競馬場がいちばん開催日が多いし、賞金も多いし、いろいろな面で恵まれています。さらに言うと、同じ地方競馬で比較すると、いちばん賞金が高いのは南関東なので、これでも南関東は恵まれている方なのです。
勝負の世界、特にスポーツの世界においては、その生存競争の厳しさは半端ではないのでしょうが、騎手の場合、前述したいろいろな苦労の他に、全寮制の学校に通ったりとか、ある種「馬」次第なところがあって、自分の努力だけではいかんともしがたいとか、オートレースの世界のように「時間」という物差しがなくて公平性に欠けるとか、「賭け」の対象になる厳しさとか、馬主・調教師・観客との関係とか、いろいろなハンディキャップがあるように思います。
みなみに、JRA(中央競馬)の騎手はどうでしょう。手元に2006年騎手名鑑があるので、それを見てみると、
関東所属72名のうち、1999年以前にデビューした騎手は45名。
関西所属82名のうち、1999年以前にデビューした騎手は55名。
154人中、100人が活躍しています。
単純比較は出来ないとしても、こちらの方が定着率がいいのは確かです。中央の方が恵まれているという証明になるかな。
6月4日現在、中央競馬のリーディングジョッキーは、
1位 岩田康誠 72勝
2位 安藤勝己 62勝
4位 武豊 46勝
岩田騎手と安藤騎手は、地方競馬出身の騎手なので、どうしても肩入れしてしまいます。
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