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「私の旧約聖書」

2011年03月17日 | 読書
疲れている人が多いなぁ。なにせこの状況下だもの。仕方がない。

たくましい人も多い。頼もしい。

疲れの元凶はテレビかもしれません。新聞も疲れます。ネットも五十歩百歩でしょう。

映画への逃避はちょっと後ろめたい。というか、そういう気分になれません。

音楽はいいですね。うん、音楽はいい。

落ち着いて読書をする気分にもなれないでしょうが、私的には、

「私の旧約聖書」著者=色川武大

がお勧めです。

こんな時だからこそ。

ご承知の通り旧約聖書は、ユダヤ教やキリスト教の聖書であり、イスラム教の教典でもあります。

世界でいちばん有名な書物。いちばん読まれている本。

天地創造、アダムとイヴ、ノアの方舟、モーセの十戒、そのくらいは、なんとなく知っていますよね。

では、アブラハムはどうでしょう。

イェホバ氏とアブラハムとの契約。

ここいらへんこそが、宗教という枠を超えた、壮大な人間の叡智の世界なのです。

そういうことを、色川武大師匠が教えてくれました。

文明、自然災害、神々の怒り、人間の業、ミクロとマクロの世界。

おそらく、教会の神父さんや牧師さんは教えて下さらないと思います。

私はいつもこう思っているんです。

右翼は右翼雑誌を読む必要はないし、左翼が左翼雑誌を読む必要もない。

右翼集会に参加して発言する左翼、左翼集会に参加して発言する右翼こそをが、本物なのだと。

つまり、日本人だからこそ「古事記」を読む必要があるという理屈と、正反対な意味で同じ。

むろん例え話です。

その例えが適当でないことも、少しは承知しています。ごめんなさい。

時には神々の人間くささに触れてみるのも悪くないと思います。

追記。師匠はクリスチャンじゃないですよ。念のため。

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