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クールな男(厩舎ツアーの番外編)

2006年03月23日 | ケニア・ドバイ
<8日目・2月18日(土) 朝>

ナドアルシバの厩舎に放し飼いの大型犬がいました。チラシの写真にも出ているので、名物犬なのでしょう。私は完全に無視されましたが、るんりんには愛想をふりまいていました。賢い犬って、人間を見分けます。誰が偉いか、誰に挨拶すべきか、わかっていると思うのですが、そのことを証明する出来事が起きました。

この犬が小さな子供に覆いかぶさってしまったのです。おそらく子供が逃げて、犬が追いかけてしまったのでしょう。子供は倒れて泣いてしまいました。その時です。私より若いけど、威厳に満ちた男性が、彼の自国の言葉で、犬を叱ったのです。小さな声で、たった一言だけ。犬は明らかに彼に服従し、反省し、小さくなっていました。

私はすっかり彼のファンになってしまいました。カッコいいんです。アンドレ・アガシを男前にした感じで、常に冷静沈着、クールだけど、おそらく内心は熱いハートを持っているだろう男。彼は、男3人組で参加していましたが、常に真ん中にいて、ボスでした。脇の2人はあまりガラが良さそうではなかったけど、彼は洗練されていました。彼等は個人参加組でしたが、私のようなカメラを抱えた競馬オタクとは一線を画していました。

彼が馬を撫でる時、それはとても自然な感じでした。犬と同じく、馬もわかるのだと思います。彼だったら、きっとタカちゃんに噛まれないだろうと思いました。クールなルークって知ってますか?「暴力脱獄(COOL HAND LUKE)」でポール・ニューマンが演じた役です。クールだけど熱い男。カッコいいですね。

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2 コメント

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こんばんは (moon)
2006-03-24 20:57:17
か…かっこいいっ!!

動物達は、余計なフィルターを通さず、直接 本質を見極めているような気がするのですが…?。

…なんて書いていると、私自身がどんどん凹んでいくのがわかります(苦笑)。
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コメントありがとうございます! (ごめり)
2006-03-24 23:43:28
彼が話していた言葉はが英語でなかったことは確かですが、何語だったのかわかりませんでした。フランス語でもポルトガル語でもないし・・・

例えるなら、見た目はアンドレ・アガシで、ハートはエメリヤーエンコ・ヒョードルという感じの方でした。

馬を撫でるって難しいです。噛む癖をつけしまうかもしれないので、気も使いますし。簡単そうに撫でているのを見ると、羨ましく思います。
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