今回は、2021年11月24日午前10時~11時30分に開催されました令和3年度第2回福津市環境審議会を初傍聴した体験談です。傍聴目的は第2次福津市環境基本計画改訂(案)について、どのような議論があるのか知りたいと考えたからです。
この審議会の出席者は大学の准教授が2名、市民・事業者等が7名、福津市うみがめ課が5名でした。傍聴者は私達のみで発言・録音等が禁止されました。議事録は福津市のホームページに公開されていますので、ご興味のある方はご覧ください。
会議の大部分は第2次福津市環境基本計画の実績報告をルーブリックで評価したものでした。ルーブリック評価については、このブログNo.59にて指摘したように、自己評価のために使用するもので、住民が行政を客観的に評価できるものではありません。議長も「市役所職員の自己評価か」と念押ししています。実はうみがめ課自身も評価基準は曖昧であることを証言しています。市民等の出席者にとっては、評価を公正に判断することは、そもそも不可能だったのです。しかもこの基本計画には優先順位がなく、何を重点的に行うのかという戦略もありませんでした。うみがめ課のいい加減さが際立つ会議でした。
第2次福津市環境基本計画改訂(案)の論議は目標値等を閲覧するだけで、議論もなく終わりました。環境審議会に出席した市民達は、市民代表としていい加減なうみがめ課の仕事を承認する役目を演じるだけかと思い、わざわざ時間を創って傍聴にきたことを後悔しはじめました。しかしその後の展開は意外でした。次回に続きます。