先週、2024年9月10日(火曜日)RKB毎日放送の夕方ニュースで「福津市小学校新設で周辺地域に浸水リスク懸念」として報道されました。また、9月12日(木曜日)のNHKロクいち!福岡のニュースで「福津市での小学校新設をめぐり、住民から浸水被害が出るとして不安視する声が出ています」として、先月の福津市教育委員会で新設小学校の周辺地域に住む市民が請願の口頭陳述を行う様子や、現在までの経過を纏めて報道されました。これらの報道から、「宮司2~3区の新設校の問題」をご存知なかった多くの市民は問題の内容を、ご理解されたと思います。
これらの報道では、福岡工業大学(河川工学)の田井 明准教授、九州産業大学(河川工学)山下三平教授の専門家も出演され、「浸水被害等の判断が極めて難しい」「千年に一度と言われる災害が、近年多くなってきている」など、宮司2~3区に小学校を建設することに懸念を示されました。
NHKのニュースで、原崎市長は「不安・不満のある住民がいることは、承知している。もう、これならいいでしょうという環境や対話をすすめていかあければならないと考えている」とコメントしています。
しかし、現実の原崎市長と福津市教育委員会は、地元の地域住民や市民が小学校新設に関する科学的調査、説明会の実施を求めた、下記の請願をことごとく拒否し、コメントとは真逆の対応をしています。
①2023年12月 市議会定例会において全議員の賛成でもって採択された「小学校新設予定地の安全性に関する専門家の調査と科学的根拠を示して行う住民説明会の実施」の請願
②2024年6月27日 福津市教育委員会定例会において「多段階浸水想定の実施と学識経験者をまじえた検討会の実施」の請願
③2024年7月25日 福津市教育委員会定例会において「教育委員が出席する小学校新設に係わる市民説明会の実施について」の請願
④2024年8月22日 福津市教育委員会定例会において「現地観察、避難経路、避難代替施設、児童・生徒数の推計見直し等を求めることについて」の請願
私たちは、今回のRKB毎日放送、NHKの報道において、原崎市長が発言した内容を忘れることなく、今後の原崎市長と福津市教育委員会の学校問題への対応、及びその行動を注視していきます。