「カサゴ」

母ちゃんが「カサゴ」の
煮魚料理を作っています

午後10時過ぎです

こんな時間に煮魚料理？
誰が食べるの？

「味見してみる？」

箸を差し出す母ちゃんに

お腹が痛くなるから
いらない、と言ったら

途端に不機嫌になりました

ダイエットの競争をしているもんね

自分だけが太るのはいやだ
という魂胆が見え見えですよ

香ばしい匂いの立ち込める
台所を僕はせっせと歩いている

雨

大雨の中
代車で九州へ行きました

スリップ、蛇行・・・

母ちゃん
頼むからゆっくり走ってください

スピードは出さないで

ハンドルを握る家内が
鼻で笑います

どうせ僕は小心者ですよ

行き帰りだけで200㎞
ひと月1200㎞

一年で14400㎞
それ＋市内走行

何をしているのだろうね

「運転しているのは
　私なんだから

　泣き言を言うな」

強気の母ちゃんが
吠える

檀家さんが草刈りを
してくださいました

雨の中
黙々と草を刈ります

風邪をひきますよ

申し訳なくて声が出る

大丈夫と
檀家さんが笑う

こうして僕は
人に支えられている

梅雨入りです

梅雨入りです
7日早い梅雨入り

どんよりとした曇り空で
洗濯物が乾きません

明日は草刈りがあります
雨、大丈夫かな

愛車カローラが旅立ちました
代車はおんぼろ車

「死にそう」
難くした母ちゃんが鳴いています

これで九州へ行けるの？
不安だな

星降る街は
まだ完成しない

母ちゃん間に合うの？

ポリポリ口にほおばりながら
仮名序の夜rは更けてい行く

寝ています

5月も28日になりました

星降る街の
発送準備が始まります

仕事帰りの母ちゃんが
イラストを入れて寝ています

ソファにゴロリと横になり
いびきをかいています

母ちゃん
時間がないよ

そういえば実家の母親も

檀家さんに案内状を出すとき
よく徹夜をしていました

台所で横になり
死んだように寝ていました

蛍光灯はつけっぱなし

朝6時の鐘をつくため
鐘楼堂に走っていました

寝不足だろうに
昔の人は頑張っていた

それに比べて
うちの母ちゃんは・・・

ps

「お前に言われたくない！」（母ちゃん）

落語家さん

車を降りると
目の前にご住職が立っていました

こんにちわ

「〇〇君、今日の法要は
　落語家さんが来るから

　お話を聞いてね」

えっ！
本物の落語家さんですか？

今まで大学の落研の方が
何度か来たことがありました

いよいよ本職の方登場ですか？

空手、ボクシングをたしなみ
世界各地を放浪の経験があり

海外で
英語で落語をするそうです

格闘技系のTVで
レポーターもしているとか

すごい人を呼んだのですね

控室？がお隣で
出演直前まで

リラックスのため？の
音楽を流していたり

何度もトイレに行ったり

あぁ、僕たちと同じなんだな
って思い、少し安心しました

お話はすごく上手で
テレビの落語を聞いてるみたい？

でした

なんだか新鮮で
心に潤いが生まれたような
気がしました

寄席とは違った空間

初めての経験でした