僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

5月31日

2024年05月31日 | 日記
5月も今日で終わりです
あっという間に時間が過ぎる

「仏壇の抜魂式(ばっこんしき)を
 お願いします」

結婚をして
都会に出ている娘さんが

お寺を訪ねてきました

故郷の家に
は両親が亡くなり

もう
誰も住んでいません

「家を手放そうと思っています」

寂しそうに話す姿に
時の流れを感じました

私が九州から
こちらに来た時

小さなお子さんと一緒に
自転車でお寺に
遊びに来た姿を思い出します

時は流れて
誰もいなくなりました

誰もがいつか旅立つ

なんだかすごく
切なく感じました

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金縛り

2024年05月30日 | 日記
「父ちゃん
 昨日金縛りにあった」

ナオキチからのLineに
そんな言葉がありました

「お坊さんには絶対ならない」

そう断言しているナオキチ君
でも心の中は
すっかりお寺の子供で

「何かの祟りがある
 お祓いをしてください」

訊いている私の方が
それ気のせいだと思うよ

とツッコミを入れたくなるくらいに
迷信、霊魂のさわり、に敏感です

今度家に帰ってきたら
お守りの「おふだ」をあげるから

天井に貼りなさい

と伝えました

金縛り
それは若者の特権

僕の年齢になると
何も感じない鈍感になります

うらやましい、と思うのは
いけないことなのでしょうか?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

22才

2024年05月29日 | 日記
明日は九州の月忌回向

お伺いするお宅に
時間の連絡をしました

〇〇寺です
明日のお時間は・・・

受話器の向こうから聞こえてくる声

弾んだ声が聞こえてきます

「あなたがくるの?」

はい

一瞬
心臓がドキンとしました

僕と会うことを
楽しみにしてくださっている

もちろん
その逆もあるのだけど・・・

それでも
嬉しそうな声を聞くと

それに報いるために

一生懸命に
頑張ろうと思います

誠心誠意
相手の気持ちを大切に

人間として当たり前のことを

時として忘れてしまう

大学を卒業して
お坊さんデビューをした僕は

何を思っていた?
何を願い
どんな生き方をしていた?

初診を忘れずに

明日の僕は
22才の顔をしている

ps

気持ち悪い(母ちゃん)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅が実ったよ 〇〇さん

2024年05月28日 | 日記
いつの間にか
境内の梅の木が実り始めて


梅の実が風に揺れています

甘い香りが漂っています
梅干しづくりの始まりかな?

でも
うかつに近づくと

ハチが隠れていて

射されたことがあります

このお寺は
スズメバチがたくさんいて

草刈りや、枝の剪定をすると
ハチが攻撃をしてきます

どっちが
この家の十人かわかりません

今も窓の外でブンブンしてる

いやだな

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨入り、そして夏の始まり

2024年05月27日 | 日記
梅雨入り

昨日からの雨が
梅雨の始まりを告げている

アジサイの季節
雨に濡れた花が咲き始めます

実家のお寺の
お盆経の打ち合わせも始まります

今年も無事に終わりますように
祈りの時間の始まりです

子供の子から
夏はお盆経ン¥に始まり

お盆経が終わると
そこはもう秋

夏を楽しんだ思い出が
僕にはひとつもありません

さみしい

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする