それは。。遠い日
ギラギラと照りつける真夏の午後
私は列車に乗って知らない所へ行きたくなって
ひと駅向こう迄の切符を買った。。。。なぜ?。。
何を考えていたんだろう。。 はっきりしたものはなかったけれど
家を飛び出して何処かへ行きたかった ただそれだけでした
かと言ってそうも遠くへは行く勇気も持たず
着いたところは国東半島のとある小さな駅だった
そこから乗ったバスはデコボコの道を大きく横に揺れ
緑の木々に覆いかぶさる狭い道がつづく
窓の外は海が見えたり山が見えたり入り江になっている
長い時間乗っていてもそのバスは乗り降りの客は少なく
わたしはどこかで下りなければと思う気持ちがあるだけで
行動といえば 小さくなってボタンを押すことも下りることも出来ず
そのまま またもとの始発駅のバスターミナルまで戻る羽目になった
さて!・・・・・どうしよう
そこから歩いて2時間足らずのところに海がある
ジリジリと照りつける太陽の下を無表情に歩いた
額に汗が噴き出る
白い日傘が少し日焼けした肌を逆に白く見せた
海を見て潮風に吹かれ裸足になって浜辺を走った
思いっきり大きな声で笑い 白い波の海を見る
はるか向こうの地平線が穏やかなのが不思議に思えた
その日は白地に紺色の水玉のワンピースでした
バッグといえばお姉ちゃんの物をちょっと拝借
なのに白い靴はというとサンダルをはいていた
遠い日 遠い日 遠い日の思い出は18歳の夏のことでした
その後といえば
フフフ あとでね
時どき夢に出てくる 白地に紺色の水玉のワンピースと
白いパラソル・・・・
でも そのお相手は出てこないの
そう
これは全部 夢 夢 夢なのよ~
このお話は夢なのよ~
チョット飲みすぎたかなぁ~ ドラマの見すぎかなぁ
今夜の夢にはキムタクさ~ん 出てきてねッ