パリ五輪の開会式を目前に控え、柵が設置され、入場規制するトロカデロ広場。奥はエッフェル塔=パリで2024年7月22日、平川義之撮影
毎日新聞 2024/7/26 東京朝刊
欧州や中東で戦争が続く中、パリ・オリンピックが幕を開ける。「平和の祭典」としての存在意義が問われる大会となる。
近代オリンピックの創始者、ピエール・ド・クーベルタン男爵の故郷、パリで開かれる100年ぶりの五輪だ。
開 . . . 本文を読む
記者会見で厳しい表情を見せる斎藤元彦・兵庫県知事=神戸市中央区で2024年7月12日午後5時59分、大西岳彦撮影
毎日新聞 2024/7/20 東京朝刊
明治維新の1868年、開設間もない兵庫県庁で初代知事(官選)に起用されたのは伊藤博文だった。後に初代総理大臣(首相)となる伊藤は当時26歳。留学経験があり、神戸港がある兵庫で外国人と交渉できることからの人選とみられている
▲46歳、若き . . . 本文を読む
「18歳未満は食べるの禁止‼」との注意書きが添えられた激辛ポテトチップス=磯山商事のホームページより
毎日新聞 2024/7/19 東京朝刊
「からき世を渡る七色唐がらし百(もも)さへづりに声からしつつ」。浮世絵など町人文化が栄えた江戸時代後期の文政年間。神田明神そばに店を出した初老の女性七味売りが立て板に水の売り口上で人気を博した。辛さとかけた狂歌が伝わる
▲タバコと同様にコロンブスが新 . . . 本文を読む
毎日新聞 2024/6/29 東京朝刊 有料記事
<do-ki>
東京に生まれ育ち、仕事も大半が東京だった。我ながら偏りにじくじたる思いがある。一番残念なのは、東京愛が薄れたことだ。
昔は好きだった。今も文庫サイズの地図を持ち歩く。発行は30年前。古びても地名や道路は変わらないから用は足りる。
でも考えたら実用性より、細かな書き込みがたくさんあって捨てられないのだと気づいた。
気 . . . 本文を読む
第1回日本人口会議であいさつする斉藤邦吉厚相(当時)=東京都内で1974年7月2日
毎日新聞 2024/7/1 東京朝刊
「子どもは2人までに抑える国民的合意を」。今から50年前の1974年7月、政府が後援し、岸信介元首相も出席して開かれた日本人口会議の宣言だ。子ども3人の家庭が珍しくなかった当時、人口が増えも減りもしない「静止人口」を国として目指した
▲石油危機の直後で「人口が増え続け . . . 本文を読む
世界遺産の姫路城=兵庫県姫路市で2021年10月27日、本社ヘリから
毎日新聞 2024/6/22 東京朝刊
世界遺産・姫路城の天守までの経路は迷路のように複雑なことで知られる。現存する21門のうち、「はノ門」をくぐると天守に背を向け、いったんUターンしないと「にノ門」に着けない。「ほノ門」の後は、道が二つに分かれている
▲その姫路城への入城を巡る動きだ。城を管理する兵庫県姫路市は外国人観 . . . 本文を読む
ひょうによって傷がついた梅の実。暖冬で不作が伝えられる=和歌山県みなべ町で2024年4月9日午後0時10分(和歌山県提供)
毎日新聞 2024/6/18 東京朝刊
「五月、六月実がなれば、枝からふるいおとされて」「もとよりすっぱいこのからだ、しおにつかってからくなり、しそにそまって赤くなり」「七月、八月あついころ、三日三ばんの土用ぼし」。明治末からの尋常小学校教科書に載った「うめぼしのうた . . . 本文を読む
第1回主要国首脳会議(ランブイエ・サミット)の開幕前に、ジスカールデスタン仏大統領(左)と会談する三木武夫首相=パリ郊外のランブイエ城で
毎日新聞 2024/6/15 東京朝刊
「外交と内政は一体不離」と語ったのは「所得倍増」を打ち出した池田勇人首相だ。政策を実現し、国際的地位の向上につなげようと考えたという。「トランジスタの商人」と皮肉られた逸話も残るが、戦略は間違いではなかった
▲米国 . . . 本文を読む
マンション建設で眺望が遮られる前、日暮里富士見坂から観測されたダイヤモンド富士=東京都荒川区で2012年11月12日午後4時25分、宮間俊樹撮影
余録 / 「我が庵は… / 毎日新聞 2024/6/13 東京朝刊
「我が庵(いお)は 松原つづき 海近く 富士の高嶺(たかね)を 軒端にぞ見る」。江戸城を築城した太田道灌(おおたどうかん)の歌という。景色を遮る建物がない時代だ。徳川の歴代将軍も眺 . . . 本文を読む
衆院政治改革特別委員会が再開し、政治資金規正法改正案の再修正協議に臨む与野党理事ら。中央奥は石田真敏委員長=国会内で2024年5月31日午前11時45分、平田明浩撮影
毎日新聞 2024/6/1 東京朝刊
アナグマはムジナとも称され、タヌキなどと混同されることがある。違う動物でも巣穴で暮らすと同じようにみえる。違っていても悪巧みをする仲間を「同じ穴のムジナ」というのは一説によると、このためと . . . 本文を読む
「火牛の計」の伝説を意匠化した化粧まわしで土俵入りする大の里(手前)。奥は琴桜=両国国技館で2024年5月25日、北山夏帆撮影
毎日新聞 2024/5/28 東京朝刊
「相撲と将棋はプロとアマチュアの差が最も大きい」。昭和の時代によく耳にした。その壁を崩した一人が2年連続学生横綱のタイトルを手に1970年に角界入りした輪島だろう
▲初土俵から15場所目。関脇だった72年5月場所で初の賜杯 . . . 本文を読む
シャープ本社に表示されたロゴ=堺市堺区で2024年4月28日、本社ヘリから加古信志撮影
毎日新聞 2024/5/16 東京朝刊
「とにかく、とことん学ぼう」が松下電器産業(現パナソニック)の創業者、松下幸之助の口癖だったという。戦後の欧米に追いつき、追い越せの時代。先行商品を後追いで製品化し、「マネシタ電器」と皮肉られた
▲「ソニー=モルモット」論も唱えられた。大手が見守る中、新製品開発 . . . 本文を読む
グループの会合を終え、記者団の取材に応じる立憲民主党の小沢一郎氏=衆院第1議員会館で2023年11月21日午後1時1分、竹内幹撮影
毎日新聞 2024/5/12 06:00 有料記事
政治資金パーティー裏金事件の影響もあり、内閣支持率が長らく低迷する岸田文雄首相は、次の衆院選の「顔」としては不足。9月の党総裁選までに衆院解散・総選挙に打って出ることもできず、もう交代だろう。
こんな見方 . . . 本文を読む
コンビニエンスストアの後ろにそびえる富士山を背景に、写真撮影する外国人観光客ら=山梨県富士河口湖町船津で2024年4月25日、野田樹撮影
毎日新聞 2024/5/11 東京朝刊
浮世絵師、葛飾北斎の「富嶽三十六景」には46の作品がある。10作品の追加は、好評だったためとみられる。岩波文庫の「北斎 富嶽三十六景」(日野原健司編)によると、画材に選ばれた地点は定番の名所だけでなく、理解に苦しむよ . . . 本文を読む
高齢運転者標識
毎日新聞 2024/5/10 東京朝刊 有料記事
高齢ドライバーによる交通事故が多発している。ニュースを見ていると、事故車には高齢者マークが貼り付けられていないことが多いように感じる。70歳以上のドライバーはマークを付ける努力義務がある。
先日、免許更新のための高齢者向け運転講習会で、視野が狭くなっていると指摘された。雨天時の夜間運転に不安を覚えていたこともあり、抵抗 . . . 本文を読む