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記事 「寝ても覚めても:(WBCに)勝てる監督とは?=冨重圭以子

2008年09月06日 | スポーツ
 日本プロ野球組織(NPB)の実行委員会で、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督は、加藤良三コミッショナーが、広く意見をききながら人選を進めることが決まった。

 キーワードは「勝てる監督」という。出席者の一人にきいてみた。「どうやって勝てるかどうか、判断するんですか?」。答えは「難しいね」の一言だった。

 ともあれコミッショナーは勝てそうな監督をさがすことになる。せんえつながら私も考えた。日本人大リーガーが、この監督なら出場したい、と思う人が勝てそうな監督ではないか。

 いまや日本人大リーガーだけでほぼチームは作れる。ポジション別に敬称略でいくと、投手=松坂、黒田、捕手=城島、二塁=井口、三塁=岩村、遊撃=松井稼、外野=松井秀、イチロー、福留。一塁手以外はすべて埋まるのだ。北京五輪のメンバーと比べると、こっちの方が強そうだし、北京でボールやストライクゾーンの違いにあたふたしたのを見たばかりだから、なおさらだ。大リーグの試合球やストライクゾーンに慣れている選手の方が活躍する可能性は高い。

 では、彼らがそろって「出たい」と言いそうな監督はだれか。ONは健康状態がネックだ。では日本人大リーガーのパイオニアの野茂英雄さんに頼んではいかが。野茂さんが踏み分けて、大リーグへの道を作ったのだから、故障者以外は彼に出場を頼まれて断る選手はまずいないのではないか。

 もちろん、問題点や疑問はある。

 まず、野茂さんとNPBは大リーグ入団のときのあつれきがあったから難しい? 平身低頭してお願いするしかない。

 そして、監督経験のない野茂さんでは無理? 確かに、最大の問題だ。ただ少なくとも、大リーグ経験のある人、できれば投手コーチは、ベンチにいた方がいいと思う。

 だいたい、NPBの選手に出場機会があまりないのなら、なぜNPBが必死で勝てる監督をさがさなくてはならないのか? それはそうだが、WBCはもともと、大リーガーを出身国で分けて試合をしたらどうか、という発想から始まった。大リーグからみれば、第1回大会の、大リーガーが2人しかいなかった日本の優勝が想定外だったのだ。

 勝てる監督さがしとは、まさに「言うはやすし、行うは難し」である。(専門編集委員)

毎日新聞 2008年9月5日 東京夕刊

 そうか大リーガーばかりでチームを作るか、強そうだが日本の代表チームみたいに見えないな。そもそもWBCって何ぞやということにもなってくる。IOCとMLBが仲が悪いんだって?ペナンナントレースのまっただ中に選手を抜いてまでオリンピックに参加しなくてはいけなかったのかい。おかげで阪神はガタガタになってきた。

 WBCが国別対抗戦なら大リーガー主体でチームを組み、オリンピックは社会人、学生を中心にチーム編成したらいい。ではWBCの監督は誰にする?それはナベツネさんのご意向にそむかない人という不文律があるのでしょう。彼、総理大臣を決めるのだって影響力を持っているんだぞ。

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