
“天候悪化で引き返す決断を”
5月5日 19時17分北アルプスで、中高年のグループなどが相次いで遭難したことについて、専門家は、天候が変わりやすいこの時期に登山を行う場合、天候が最も悪くなることを想定して装備し、状況が悪化したら、すぐに引き返す決断をするべきだとしています。
登山家で、東京都内の登山用品店部長の越谷英雄さんは、大型連休と重なる5月初めの時期は、山の天候が変わりやすく、悪化すれば冬と同じような吹雪の状態になることもあると指摘しています。
このため、この時期に山に入る際には、天候の悪化も想定に入れ、ピッケルやアイゼンと呼ばれる滑り止めの爪など、冬の登山と同様の装備をすることが大切だとしています。
特に中高年の登山者は、若い人と比べて、一度下がった体温を戻すことが難しいことから、体温を下げないための服装が重要で、登山用に作られた保温性の高い高機能の下着を着用するとともに、雨や風を防ぎ、フードで頭全体を覆うことができるジャケットなどを持ち歩き、天候に応じて着たり脱いだりをこまめに行ってほしいとしています。
そのうえで万一のときに備えて、体を温めるカイロや、体の熱を作り出すゼリー状の高カロリーの食品などがあれば役に立つとしています。
越谷さんは「この時期の山は、天候の変化が激しいことが最大の特徴なので、天候が悪化したときのことを考えた装備をしてほしい。大自然の変化には人間は勝てないので、撤退するという勇気、決断も早めにしてほしい」と話しています。 NHKNEWSWEB

山が好きな同じ中高年として、遭難された方々のご冥福をお祈り申し上げます。
登山歴が50年近くある人もおられてもこういうことが起こるんですね。やはり、日頃からのトレーニングと十二分の装備に「引き返す決断」の大事さを痛感する。そして、遭難する人は中高年が多いな~。
明日は低山歩きでしっかり基礎体力と準備を確認してこよう。


上記は穂高岳山荘を守る山男の方のツイッターにリンクされている記事だ。こんなにも山を愛し、登山者をサポートされる方々のためにも我々はいい加減な登山をしてはならないし、私自身もっと謙虚であるべきだと思った。夜間救助、本当にご苦労さまでした。皆さんの働きに心から感謝します。
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