小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

記事/憂楽帳:住めば都 「赴任した海上自衛官は3回泣くという」  毎日jp

2013年03月28日 | オピニオン
   「豪雪プラン」を売り出した酸ケ湯温泉=青森市荒川で2013年2月26日、鈴木久美撮影 


  


憂楽帳:住めば都


毎日新聞 2013年03月27日 西部夕刊

 春は異動の季節。東京にいる友人も4月1日付で青森に転勤する。青森といえば先月、酸ケ湯(すかゆ)で現存する観測地点で過去最高の積雪566センチを記録して話題になった。「さらに遠くなり、なかなか会えなくなりますね」。福岡にいる私にそう言い、東北暮らしが初めての友人は、慣れない豪雪地にちょっぴり不安げだった。

 思い返せば私も異動に伴う引っ越しが7回あった。九州と関東を行ったり来たりで、豪雪地の経験はないものの、新たな赴任地が決まる度に期待と不安が入り交じり、緊張したものだ。

 同じく全国転勤の海上自衛官からこんな話を聞いたことがある。青森県むつ市の大湊基地に赴任した海上自衛官は3回泣くという。1回目は異動が言い渡された際、「あんな辺地に行くのか」と。次は大湊へと向かう列車で車窓からの景色があまりにさみしくて。そして3回目、大湊からの異動が決まった時、そこで触れあった人情のぬくもりをかみ締め「離れたくない」と。

 自分の経験からも、どこに赴任したって最後は「住めば都」だった。友人を含め、この春に異動する転勤族にエールを送りたい。【宮下正己】




 小父さんは幸か不幸か大きな転勤をしたことがなかったな。子供の転校や、言葉や気質にしきたりの違う場所で仕事したり生活することはいろんな障害があると思う。

 そう言えば、福岡からブルートレインに乗って希望に溢れて関西にやってきたものだ。今でも関西人らしくない関西人をやっているけど・・・。明日から青森県どころか、福岡や東京で暮らさなくてはならなくなったら寂しい思いをするだろうね。息子はこの地で生まれここで育ったが、小父さんには福岡という故郷がある。でも、今は多分福岡の街に帰ったら異邦人になる気がする。関西人らしくもないけど、それ以上に九州人らしくなくなっていると思う。

 住めば都か!?もう何があってもこの地にしがみついて生きていくことだろうね。近くにも浜松出身の人、東京生まれの人が関東訛りで地元に溶け込んでいる。そうだ、浜松の人は石川県への転勤命令が出た日が大雪でJRも二方向の路線が動かず、結果関西を出発点として東京経由の飛行機でやっと赴任した話をしていた。

 いつの間にか小父さんもこの地の人情のぬくもりにどっぷり浸っているのだろう。


  
 

 
  
 

   雨模様でウォーキングはさぼり。コミュニティセンター文庫の決算を終わり今日、会計監査に提出した。
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6 コメント

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Unknown (ree)
2013-03-28 01:05:27
私の友達夫婦も・・・もう3年になるかな、静岡から青森八戸へ異動になったんですよ。
雪なんて縁がない2人にとってなかなか大変なようです。

我が故郷でさえ雪が多いのに、青森はもっともっとすごいですからね~。
ご友人、田舎ならではの温かさに触れ合うと思いますよ~。

こちら、昨日今日は寒くて暖房を入れてます。

そう、永遠の29歳(笑)。
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小父さんへ (颯颯(さっさつ))
2013-03-28 06:36:13
学校卒業まで過ごした九州から東京での会社勤めとなり、阪神淡路大震災発生後、神戸勤務となり、そして神戸で退職をむかえ、明石へ引っ越ししました。
人生60余年の中で、九州、東京、神戸での暮らしがそれぞれ20年前後でしたが、住めば都とよくいったもので、その土地土地の環境に馴染んでしまいます。
引越しは面倒で、大変ですが、メリットがあります。
ひとつは物の処分、家には一生使われないものが山ほどあり、過去のしがらみを捨てるチャンスです。
そして環境が変わることで、家族の共同作業が生まれ、新しい暮らしに向けて、気持ちがリフレッシュされることです。
残りの人生が20年だとすると、どう地域と関わり、どう生きていくかですかね。
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こんばんは (はちきんイジー)
2013-03-28 08:30:17
州内 それも 車で2-3時間の範囲ですが
ちょこちょこ引越しをしました
子供の転校が一番きになりますね

女の子は 難しい生き物ですから

友達関係  と言う意味で、、、

叔母夫婦は 叔父が ずっと 単身赴任?でした
子供の学校教育が第一の理由だったとおもいます

高知の私立に通っていたので、、、

返信する
reeさんへ (小父さん)
2013-03-28 10:14:23
私も、子供の頃、青年の頃は雪まみれになっても平気でしたがね。
そうだ、27歳の頃、姫路の奥のスキー場に行きましたが
スキーズボン(トレンカー)の下にタイツ・ももひきの類は履いていませんでした。

でも、今の私は寒いところは苦手です。

>ご友人

これは、私の上に書いた人ならば、浜松の人は80歳!
ぶらり歩こう会の部長。
東京の人は71歳、高年男性料理教室の人です。

>そう、永遠の29歳(笑)。

いや、reeさんはお若いですよ!
返信する
颯颯さんへ (小父さん)
2013-03-28 10:29:33
東京訛りの颯颯さん、少しは関西弁は覚えましたか?(笑)

思えば、先輩から聞いた話では18歳丸坊主に学生服で
職場に入った頃、九州弁で職人に笑われどうしだったとか!
だから、外国語を覚えるがごとく関西弁を学んだでしょうね。

私はずっと後で、親父が江戸っ子だったので、共通語が
自然に喋れたので関西弁を学ばなかったです。
気恥かしさもあったんでしょうね。
でも2年くらい経って、職人さんと話すのには関西弁が
必要だと自然に思ったのか、いつの間にかに関西弁になっていました。

颯颯さんの方が順応性が高いのかも知れませんね。

引っ越しはおっしゃる通り“断捨離”が出来ます。きっと
物置やトランクルームをお持ちの方も思い出を持って
いるだけで、使うものってほとんどないでしょう!

>残りの人生が20年だとすると、どう地域と関わり、どう生きていくかですかね。

あれっ、新しいお住まいは終の棲家なんですか!?
私はまた、福岡に帰られるワンステップかと想像しておりました。
返信する
はちきんイジー さんへ (小父さん)
2013-03-28 10:43:46
あれっ!イジーさんからは、遠く高知や関東への想いが出てくるかと思いました(笑)

州内でもアメリカは広いですよね。
ご長女のコロラドとかアメリカの縦横の広がりをずいぶん想像出来るようになりましたよ。

>女の子は 難しい生き物ですから

はっはっは
ご長女も次女さんもイジーさんの多感な少女時代、そのものではなかったんですか?

>友達関係  と言う意味で、、、

ありゃ、書いていることの的が外れましたかね?
イジーさんの場合、ブログもネットもない時代、情報
から閉ざされた世界におられたわけですよね。
それだけに、苦労も多かった想像します。

そうですね、子供が小さい時は家族いっしょに引っ越
すことが多いですけど、特に子供が高校進学の頃から
男親の単身赴任がほとんどだと思います。

サラリーマンの単身赴任ってやっぱり変な仕組みですよね。
会社の都合なんですから・・・(笑)。
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