小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

我が家の元祖・気象予報士 「半井小絵(なからいさえ)」

2007年08月30日 | 
 
 NHK紅白歌合戦の中で天気予報もやった気象キャスター半井小絵さんは、お婆ちゃん(84歳)っ子だが、そのお婆ちゃんは、雷が鳴ると、雨戸を閉め、電気も消してじっとしておられる怖がり屋さんだとか。

 1934年9月21日の室戸台風は、四国の室戸岬から、淡路島、神戸そして、お婆ちゃんが住む京都に瞬間風速60m/s超(観測機が故障し、正確な数値は分かっていない)で、中心気圧911.6ヘクトパスカルを記録し、各地におおきな爪あとを残した。

「『おばあちゃんは小学校にいるとき、台風が校舎を襲ってその下敷きになってしまったけど、幸い体が屋根の梁と梁の隙間に入って助かったんよ。どのくらい、そこにおったかわからへん。暗闇の中で光が見えて、ゆっくりと這い上がっていくと外に出られたんよ。私は助かったけど、他の子は21人も亡くなってしまって・・・・』自然の恐ろしさを体験した祖母は、その後、天気予報をかかさず見るようになりました。そのため、気象にはかなり詳しくなり、簡単な天気図を見れば、どんな天気になるのか分かるまでになっていました。」

  小絵さんが、銀行勤をやめて、気象予報士に挑戦したのは、このお婆ちゃんの影響が大きいとのこと。はじめ、気象キャスターは他人が書いてくれた原稿を読めばいいと思っていたところ、制作にも関わらなければならないし、キャスターになって6年目、寝ても覚めても気象、気象・・・気象漬けで、やりがいはあるにせよ、仕事が楽しいと思ったことはない。生放送、秒単位などなどのプレッシャーの中、我が家の元祖・気象予報士のお婆ちゃんが毎日番組を見てくれていることで勇気がわいてくるそうだ。   (文藝春秋より抜粋)





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