
オーストラリア首相として第一期のトランプ大統領と記者会見に臨んだターンブル(2018年2月、ホワイトハウス) REUTERS/Kevin Lamarque
トランプ第2期政権は支離滅裂で同盟国に無礼で中国のほうがましに見えてくる── 元豪首相が激辛批判(抜粋)
Newsweek 2025年3月11日(火)20時12分
イワン・パーマー
<「トランプは歴代のアメリカ大統領とはまったく異なる大統領で、アメリカも異なる国だ」と、ターンブル元オーストラリア首相は警告する>
ドナルド・トランプ米大統領が、オーストラリアのマルコム・ターンブル元首相を悪しざまに罵った。きっかけは、「2期目のトランプ政権は中国を利するだろう」と示唆するターンブルの発言だった。
トランプは自らのSNSトゥルース・ソーシャルへの3月9日付の投稿で、ターンブルは中国のことをまったく「理解」していない「弱く無能なリーダー」だとこきおろした。
オーストラリア周辺の海域ではこの数週間、中国の軍艦が周回航行しているのが確認されたほか、ニュージーランド沖でも実弾演習を行っている。広大な太平洋をめぐる米中の覇権争いの一環で、中国海軍が南太平洋で示威行動を行っているのだ。
ターンブルは2015年から2018年までオーストラリアの首相を務め、一部は1期目のトランプの任期と重なっていた。
ターンブルは、シドニーで行われたブルームバーグテレビジョンのインタビューで、2期目のトランプ政権は、中国の習近平国家主席にとって「有利」に働くだろうと示唆し、なぜならトランプが指導者として支離滅裂だからだ、と語った。
さらに、一部の国はトランプ政権のアメリカを信頼できないパートナーとみなし、今後4年の間に、中国のほうがパートナーとして「より魅力的な」選択肢だと考えるようになる可能性があると述べた。
オーストラリアは現在、トランプが計画している、外国からの鉄鋼およびアルミニウムの輸入品に対する25%関税の適用除外を求めている。1期目トランプ政権の2018年に、当時首相だったターンブルは、同様の関税の適用除外を認めさせたことがある。
ターンブルは、オーストラリアはアメリカに頼らず自力で自国を防衛する方法を検討すべきだと主張し、その根拠としてトランプがアメリカの同盟国を粗雑に扱っているとの見解を挙げた。
トランプが計画する、外国からの鉄鋼およびアルミニウム輸入品に対する25%関税は、3月12日に発効する予定だ。オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相が除外措置を勝ち取らない限り、オーストラリアからの輸入品にもこの関税が課せられる。

マルコム・ターンブル元首相さん、よく言ってくれたね。私も外交や経済のことに詳しいわけではないが、現役の各国のトップが思っていることを代弁してくれた気がする!
アメリカの連邦議会でトランプ氏が行った施政方針演説なんて、共和党の議員は毎回起立して拍手喝采していたが、まるで中国やロシアの習近平氏にプーチン氏の演説とそっくりの光景だったね。ひとつ忘れていた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)氏の場合は皆涙を流しながら手を叩いているが。
私が一つ分かったことは、トランプ、習近平、プーチン、金正恩の4氏は経済のことが全く理解していないということだ。共産圏ならばそれで済むだろうがね(笑)。
トランプ第2期政権は支離滅裂で同盟国に無礼で中国のほうがましに見えてくる── 元豪首相が激辛批判(抜粋)
Newsweek 2025年3月11日(火)20時12分
イワン・パーマー
<「トランプは歴代のアメリカ大統領とはまったく異なる大統領で、アメリカも異なる国だ」と、ターンブル元オーストラリア首相は警告する>
ドナルド・トランプ米大統領が、オーストラリアのマルコム・ターンブル元首相を悪しざまに罵った。きっかけは、「2期目のトランプ政権は中国を利するだろう」と示唆するターンブルの発言だった。
トランプは自らのSNSトゥルース・ソーシャルへの3月9日付の投稿で、ターンブルは中国のことをまったく「理解」していない「弱く無能なリーダー」だとこきおろした。
オーストラリア周辺の海域ではこの数週間、中国の軍艦が周回航行しているのが確認されたほか、ニュージーランド沖でも実弾演習を行っている。広大な太平洋をめぐる米中の覇権争いの一環で、中国海軍が南太平洋で示威行動を行っているのだ。
ターンブルは2015年から2018年までオーストラリアの首相を務め、一部は1期目のトランプの任期と重なっていた。
ターンブルは、シドニーで行われたブルームバーグテレビジョンのインタビューで、2期目のトランプ政権は、中国の習近平国家主席にとって「有利」に働くだろうと示唆し、なぜならトランプが指導者として支離滅裂だからだ、と語った。
さらに、一部の国はトランプ政権のアメリカを信頼できないパートナーとみなし、今後4年の間に、中国のほうがパートナーとして「より魅力的な」選択肢だと考えるようになる可能性があると述べた。
オーストラリアは現在、トランプが計画している、外国からの鉄鋼およびアルミニウムの輸入品に対する25%関税の適用除外を求めている。1期目トランプ政権の2018年に、当時首相だったターンブルは、同様の関税の適用除外を認めさせたことがある。
ターンブルは、オーストラリアはアメリカに頼らず自力で自国を防衛する方法を検討すべきだと主張し、その根拠としてトランプがアメリカの同盟国を粗雑に扱っているとの見解を挙げた。
トランプが計画する、外国からの鉄鋼およびアルミニウム輸入品に対する25%関税は、3月12日に発効する予定だ。オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相が除外措置を勝ち取らない限り、オーストラリアからの輸入品にもこの関税が課せられる。

マルコム・ターンブル元首相さん、よく言ってくれたね。私も外交や経済のことに詳しいわけではないが、現役の各国のトップが思っていることを代弁してくれた気がする!
アメリカの連邦議会でトランプ氏が行った施政方針演説なんて、共和党の議員は毎回起立して拍手喝采していたが、まるで中国やロシアの習近平氏にプーチン氏の演説とそっくりの光景だったね。ひとつ忘れていた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)氏の場合は皆涙を流しながら手を叩いているが。
私が一つ分かったことは、トランプ、習近平、プーチン、金正恩の4氏は経済のことが全く理解していないということだ。共産圏ならばそれで済むだろうがね(笑)。
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