小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

記事/6月29日付け照明灯  【神奈川新聞】

2012年06月29日 | オピニオン

王子は地球にやって来る前、見聞を広めるために、幾つかの小惑星を訪ねる。そこで、全ての人を臣下と見なす王様や賛辞の声しか耳に届かないうぬぼれ男、金持ちになろうとして手に入れた星を数えることに時間を費やすビジネスマン、自転に合わせて街灯を点(つ)けたり消したりする点灯夫らに出会う

▼そして、つぶやく。「大人というのはやっぱり奇妙だな」。今日が誕生日のサンテグジュペリの小説「星の王子さま」(池澤夏樹訳、集英社文庫)。こうも考える。「ぼくにはあの人だけが滑稽でないみたいに見える。たぶんそれはあの人だけが自分以外のものの世話をしているからだ」。点灯夫とは友だちになってもいいな、と

▼王子の目に、民主党の大人たちはどう映っていよう。やはり奇妙、かつ滑稽だろうか

▼党代表の首相が懇請した法案の成立に、反対した議員らの処分が決まらない。幹事長と造反を主導した元代表の会談も物別れに終わった。元代表は「審判は総選挙でなされる」と話したという

▼「星の王子さま」で、キツネが王子に説いた言葉。「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」。政局に肝心なことがかすむ。総選挙まで、永田町の大人たちの振る舞いを、心の目でしっかと見極めなければなるまい。  【神奈川新聞】“カナロコ” 


  


  
 毎日新聞朝刊から 


 【近事片々:「光と影」の始まりは】
「追って沙汰を待てい!」
「ハッハアー」

 時代劇でおなじみの場面。永田町劇場ではこの大音声を張り上げる役と、恐縮して平伏する役が入れ替わっているらしい。                       
 毎日新聞 2012年06月29日 13時27分夕刊




民主党のみ~な~さ~ん!今、あなた方は世の笑い物のなっていることを分かって~いらっしゃいますか~?
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