落葉が舞い散る
公園の片隅で
初老の男が
もの思いに耽る
時の過ぎ行くのも忘れて
さっきから桜の木の下で
愛犬と向かい合い
何か呟いている
男の寂しそうな顔が
伝うかのように
愛犬の眼にも涙が
光っているように見えた
深み行く秋の様相が
男と愛犬の無言の語らいを
一層寂しいものに感化していく
「ハチ、さびしいねぇ」
男はそういうと立ち上がり
愛犬は黙って男の後を
うなだれながら付いて行った
<柴犬ハチのひとり言>
ボクのお父さんは、弟おじさんが急に逝ってしまってからボーっとしていることが多くなりました。
孫のカホちゃんまでがお父さんに電話してきて心配しているようです。
仕事にプライベートに、やることはいっぱいあるんだから、しっかりしてねお父さん!
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