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人類のための文明・思想・哲学・宗教・歴史・憲法

何が起きているのか

どうして起きたのか

それをどのように理解し

どのように対処するべきか

文明とスクリプトエラー

2014-01-23 11:18:12 | 日記

19世紀末、日本では文明開化が提唱され、近代化は人々に大いに受け入れられて、江戸時代は幕

を閉じました。その当時の日本人は、西欧の人間が文明と文化を分けて考えていることなど知る由も

ありませんでした。civilization この英語の語源は、ラテン語の「都市」「国家」を意味する civitasに由

来し、古代ローマの文明は、都市化・都市生活を意味したとする説があります。現代では、産業は絶

え間のない発明や開発、コストパフォーマンスの向上などにより導かれて発展し、 人間の生

活は、豊かで利便性に富む姿へと変えられていきます。普通、考えられている文明は civilizationとし

ての文明であります。文明は、この面だけではなく、culture という言葉で表される文明があります。

cult(耕された)+ure(ところ)から成ります。精神活動による文明です。人間が自然の素材を加

工して産出した物心両面の成果であり、技術・学問・宗教・政治など、東洋では文明と文化は、ほぼ

同義に扱われてきましたが、西欧では、culture は、上述、都市化の文明とは区別されています。

2014年1月14日、ローマ法王フランシスコは、所有するハーレーダビッドソンと革ジャンパーを

競売に出したのもうなづける話題でした。さて、戦後も同様に、日本では都市は膨張モードで放置さ

れ、農村は都市化を強要され、健全で独自のカルチャー特有の光対闇等、相対する物事に関する調

整機能は大幅に損なわれました  物の豊かさとこころの貧しさの広がるかい離は人々のこころ

を曇らせます。柔軟性に富む優れた言語である日本語は、文明のかい離と衰退に対して警鐘を乱打し

ましたが、国家のオペレーティングシステムとしての憲法にエラーが含まれているために、デフレマイ

ンドの形成を防げません。具体的には、日本は、本来の文化は変容し、変異して文明を滅ぼす恐怖の温

床になりました。『21世紀を暗黒の世紀にはしない』 オバマ大統領も表明した、この決意は地上の

多くの人々に共有されるべきであると考えます。共有されたならば、21世紀の困難を確実に乗り越

えることが出来ると考えます。そのためには、事実に基づく情報を獲得する必要があります。

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文明と地球環境

2013-12-27 10:28:07 | 日記

史上最大の寒波や熱波、巨大地震、干ばつ、竜巻、ハリケーン等、地球環境の荒廃の結果として、

財政破たん都市の増加、犯罪の激化、自国内紛争、ヘイトスピーチ、少子・高齢化、皮膚の劣化、

精神障害の増加、人間の運命の衰退等が地球規模でもたらされました。世界には今の地球環境の

劇的な変化は、1万2千年前にも起きたと主張する研究者もおりますが、原因は正確に把握されなけ

ればならないと考えます。1万2千年前の変化は地球環境自体の変化であり、現在の変化は、人類

が、地球環境に影響を及ぼしたために起きているのであって、その性質は全く異なります。現在の、

混迷状態は環境テロによる破壊効果としての文明衰退の諸相として説明が可能であると考えます。

意外かもしれませんが、人の命にかかわるほど深刻化している大気汚染までも、上述、効果により、

説明が可能であると考えます。この破壊効果の最大の特徴は、「生体のバックアップ機能の喪失」と

「地上のあらゆる価値の収縮」であると観察されます。「失われた分だけ、失われていない」生体の

奇跡的なバックアップ機能は停止し、「失われた分だけ、確実に失われる」状態へと退化しています。

「地上のあらゆる価値の収縮」は、デフレ経済として、世界経済に暗いかげりを投げかけています。

治療と予防を考え出さなければなりません。そのための英知と行動力を人類は蓄えているのであり、

原因は考え尽くされなければなりません。「前世期の一握りの人々のための地球環境だった」という

ことでは、本当に済まされない状態に至ってしまっているのです。1980年以降、今までに世界では

3000を超える言語が消滅致しましたが、「グローバリズムの影響」だけでは説明出来ません。これも

上述、破壊効果によるものとして説明が可能であると考えます。歴史は地上の全ての人間が平和で豊か

な生活が出来るように導く、と説く前世期の歴史観を21世紀の人類があてにすることは不可能です。

今後、人類は数十年に渡って、数百兆円もの大金を地球温暖化対策として使うのですが、効果は皆無

だったということで終わるであろうことを断言して置きます。この大失敗を原因として、人類は無気力

になり、滅ぶ可能性が高いのですが、今一度、地球温暖化の本当の原因を見つめ直して、解決策を模索

すると良いでしょう。マイケル・クライトン氏の小説を読めば、何かのヒントが得られるかも知れません。

大切なことなので、今一度言って置きます。地球温暖化も地球環境の荒廃も止めることが出来なかった。

 

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ヒストグラム

2013-10-05 13:35:23 | 日記

江戸時代(1603~1867)までの日本人の主要な関心事の中核的なコンセプトは、「人間とは何か」

「どのように善く生きるか」でありましたので、政治は民心や経済をコントロールし易かったと想いを巡ら

すことができます。古代ギリシャから連綿とうち続いてきたラブリーな文明観は世界共通でありましたが、

今や、18歳人口の減少その他の統計に基づくヒストグラム(横軸に変量、縦軸に度数)のグラフを

眺めながら、悩みが深くなってきました。 心は一つであります。そして、悩みも又世界共通であります。

19世紀の人々も、20世紀の人々も人類の平和と繁栄を願う心は同じでした。21世紀も心は同じです。

素晴らしい面もあり、過酷な一面ものぞかせる現代を正確に認識して置きたいと考えます 

さて、産業革命は1760年代のイギリスに始まり、1830年代以降、西欧諸国に波及いたしました。

小規模手作業による生産は、大規模な機械設備による生産へと移行し、  社会構造を根本

から変化させました。日本にも影響は及び、明治新政府はプロイセンの憲法をモデルにした倒幕派執筆

による新憲法を公布しました(1889年発布、1890年施行)天皇親政の下、殖産興業・富国強兵・

国威発揚等が目標でしたが、戦争により、国民の尊い努力の全ては、アジア初の近代憲法とともに消えて

しまいました。憲法は国の歩みであり永遠性であり、国民の人生の歩みと繁栄のためにあると考える立場

からすれば、その国の憲法は他国の憲法をモデルとしたのでは構成出来ません。そして、条文に何が

記されているかだけではなく、その憲法は何の妙作用力を有しているか判断すべきであると考えます 

ただ単なる国家運営の規則ではなく、国の国運、国民の家運、福運のために制定された歴史がある。

天皇を主権者とあおぐ Imperial Japan としての大日本帝国憲法は世界的には極めて評判の悪い憲法

であり、日本の天皇が世界を支配する「八紘一宇」という考え方は純粋ではなく、正しくもなかった。

どのように正しくないかというと、この憲法は国家統治ではなく企業や宗教法人の統治の類だからである。

垂直統合型組織構造を特徴として、最重要権力から数えて、全7章76条で大日本帝国憲法とした。

下手な脚本を思わせるこの大日本帝国憲法は日本国民に二度とはない悪夢を見させて終わってしまった。

この大日本帝国憲法で、日本国は日本の歴史上初めて敗戦国の屈辱に沈み、すべて無に帰したのである。

立憲主義とは、憲法を制定し、憲法に基づいた政治をする主義であり、人権の保障、権力の分立等を

原理としますが、近代の立憲主義の手続きを経ていることで以って真実性に必ず適うとはいえません。

第二次世界大戦敗戦後、政治思想史学者である丸山真男(1914~1996)は、日本国民を隷従的

境涯に追いやった背景として、政治的・精神的な権威を、ともに天皇主権を国家の原理と定めた構造

に問題(カルトに支配された国民心理)があったためにと分析しました。Grasp all,Lose all(全てを

掌握すれば、全てを失う)日本の歴史には、この英知は特徴的に出現しています。日本の長い歴史が

証明している。憲法は国民に存続や幸福をもたらす産出装置であり、他国の憲法の模写では実現しない。

文学的才能があればいい憲法を書けるのにと考えるのは間違いであり、憲法は文学的才能とは関係ない。

「横(よこしま)に法制を作りて仏戒に依らず、是れを破仏・破国の因縁と為す」立正安国論1260年奏進

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イソップ寓話と文明衰退

2013-06-23 09:53:49 | 日記

古代ギリシャのイソップ(620?~564?B.C.; の 寓話は、各国語に翻訳されました。

1484年及び1692年、1867年には、イギリスで英語訳が出版されました。日本では、

1593年に、「エソポのファブラス」として、初期のイエズス会の宣教師が出版し、その後、

江戸時代初期、1639年、「伊曾保物語」として出版があり、1659年には、絵入本が出され、

明治に至ってからは、英語訳からの翻訳「通俗伊蘇普物語」が出版されました  

Don't   Kill   the   goose   that     lays      the     golden     eggs   

明治新政府は、1869年12月、出羽の国を羽前国 / 羽後国に分割し、  1871年7月、

それぞれ山形・秋田と改組しました   「金のタマゴを生むガチョウ」を想わせますが 

目先の利益を求めすぎて、将来の利益を損なってしまう強欲に対する戒めとして、

経済の原則として  今日に伝えられています

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事実=歴史=責任=憲法

2013-04-10 16:14:49 | 日記

原生動物=原虫であるヘリコバクターピロリ菌が人の胃壁に住み着く病 は、1982年にウオーレン

とマーシャルによって正式に発見されました。1906年に最初の報告がありましたが、当時の科学

では証明力が弱く、注目を浴びることはありませんでした。1982年以降は、その事実に基づいて、

胃潰瘍 → 胃がんの治療が行われています  新事実を放置したりはしないこの事例と原理は

同じですが、真実・誠実・率直であれば、言葉は決して、「昔の光」にはならない     

1.上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

2.上記検査で胃収縮(萎縮性胃炎)などの有無

3.血液検査などによりピロリ菌の有無の確認

4.ピロリ菌に感染している場合、一回目の抗生剤投与(7日間)

5.尿素呼気試験などにより、除菌の判定

6.除菌失敗の場合、二次除菌(7日間)

胃がんを胃潰瘍と間違えて診断されて治療を受けたのでは結果は大変に悪いということに至る。

胃は丈夫だが、腰痛がひどくて苦しい人もいるでしょう。腰痛という事実には必ず原因があります。

腰痛の原因菌類は主に結核菌類であり、血流を通してではなく、椅子などに付着し、感染侵入します。

ですから、この結核菌類の人体への侵入を遮断すれば腰痛は完全に治ります。それに、人間が羽根布団

のような柔らかな物の上に初めから寝ていたと考えるのはおかしい。厚手の毛布の上に清潔な敷布

を敷いて眠るべきです。人間本来の背骨や腰骨の形がすぐに戻って来て、腰痛は完全に消えてしまう。

良くスプリングの効いたベッドが良いのであって、からだが沈み込んでしまうベッドは良くないです。

結局、リクライニング機能付きベッドがベストな選択かも知れないと思われて来ます。あれは良いと。

他には、悪い食べ物が腰痛の原因になります。例えば、養魚場の悪いエサで成魚として出荷された魚等。

或は、悪い食べ物や飲み物が腰痛の原因である脂肪腫(ポリーマ)を増やす可能性を誰も否定できない。

他にも、前立腺がんのがん細胞が腰の骨に転移することで、腰痛の原因となること等よく知られてます。

原因が判れば治療は簡単です。これと同じで、戦争の原因の解明がなされていない憲法は危険なのです。

勇敢に戦ったか、それとも卑怯な戦いだったか、それは、プロセスであり、過程であり、重要ではない。

重要であるのは、結果であり、原因である。原因が解明されれば、人々の足元も明るくなるからである。

恐ろしい病にたとえられるほど病的で人類の歴史上最も悪質な戦争だったのに、処置を見失ってしまった。

そして、残念ですが、 現在の憲法は、歴史の事実を故意に、或いは、過失で見落とし、特に、

1941年(昭和16年)、1月から12月末まで、天皇が果たした役割について、重大な見落としがあり、

その上に急ごしらえで立てられたといえます 。古来から、急(せ)いては事を仕損じると言われています。

  戦争の原因がほとんど解明されていないのに昭和21年に憲法を制定し同年11月3日に公布した  

戦争の原因が解明されてはいないが故に日本国民を不幸せにした。諸国民までも不幸せに巻き込んだ。

つまり、その憲法は何を目的とするのか。その目的をどのような手段で実現させるのか。この辺りが肝要だ。

憲法について、間違いがあれば、確実に、各種の災害が発生し、国民を苦しめるに到る。憲法は歴史と共に

あるのであり、例えば十七条憲法は日本国の歴史であり、為に破棄されえないのである。歴史を忘れる或る

いは歴史の事実に背くことで、一部の人々には利益をもたらす悪文憲法を護持しようとする。各種の災害を

発生させ国民を苦しめた憲法は、それなりの屈辱的な評価を受け、後何も語られることはない。歴史に記録

された戦争の原因が完全に解明され、国民を苦しめた戦争犯罪の再発防止策が憲法として確定するに至る。

歴史には、事実を必要とする特性があり、それは、後の世の中の為にであり、歴史が科学である為にである。

科学が歴史を取り扱うべきであるのに、人為の政治取引が歴史を取り扱ったために、憲法に悪影響が出た。

憲法は事実で構成された歴史を土台にして構築され、始まりと終わりを必要とする映画の脚本の類とは違う。

どのように重要であるのかは、どのような人々が、何処で、どのような意図で策定したのかによって異なる。

誰が何処で、どのような目的のもと、いつ、どのように憲法を作成したのかということが極めて重要である。

映画の脚本に、国民を各種の災害から守る High-spec な機能などは全く求められていはいないし、必要ない。

どうしても歴史の事実や真実を必須とする憲法よりも、ハリウッド映画の脚本の類を希求してはならない。

ハリウッド映画の脚本を思わせる現憲法は止めるべきである。そうでなければ、日本は悪夢のように終わる。

戦争の原因解明の道(ハーバート・ノルマン)を捨てて、日本国は天皇が支配する。そして、我々が天皇を

支配し、コントロールする。これで良いではないか。人類の存続の可能性である基礎科学は捨てられたのだ。

歴史の事実に背く憲法は憲法には成り得ず、創作小話の類にとどまり、国家を崩壊させ世界を破滅に導く。

憲法と歴史は分離されない(憲法と歴史の一致の原則)と憲法と政治は総合的に展開される原則に違反状態。

例えて言えば、歴史は電車の線路で、憲法はその線路の上を走る電車である。それであるのに成っていない。

鉄道の歴史は事故との闘いの歴史。戦争との闘いの歴史が人類の歴史であるとする崇高な理想が微塵もない。

このことは、アメリカのスペースシャトル計画における二大事故を想起させる。一例は、1986年1月28

日午前11時39分頃に発生したチャレンジャー号の事故である。調査委員会であるロジャース委員会は、

事故の根本原因はNASAの組織文化や意思決定過程に問題があったためにと結論付けた。もう一例は、2003

年2月1日午前9時00分18秒頃に発生したコロンビア号の事故である。事故調査委員会は、事故原因に

ついて、チャレンジャー号の事故の原因とされた制度上の失敗は正されることもなく、意志決定過程の欠陥が

17年後にコロンビア号の破壊をもたらしたと結論付けた。起こるべくして起きた大事故ということであるが

2007年5月5日午後6時50分頃発生した大阪エキスポランドのジェットコースターの事故原因と重なる。

憲法はその国の人間の魂の雄叫びであり諸々の時代の諸々の知識人の主義や主張や脚本であってはならない。

憲法は歴史に忠実でなければ国家の柱にはなりえない。アメリカ合衆国の人間の憲法観が正しいとは言えない。

そして、国家統治と企業統治や宗教法人の統治を間違えたり混同したりすることは非常識であり論外である。

憲法が虚構であってはならない最大の理由は各種の大災害を発生させ、世界を苦しめるに至るからである。

憲法をあらゆる法律の王様と捉え法律の基準とした場合、基準が間違っていたなら全てが狂いだしてしまう。

それが現行憲法の問題点であり、「憲法の番人」である最高裁判所の仕事に対する日本国民の嘆きである。

何の研究も原因究明も成されていない憲法などはあり得ない。もしもあるとすれば、それは、憲法ではない。

やれ、押し付けであるとか、へっぽこであるとかと多くの国民から批判されるようなものは憲法の格を欠く。

通常はコンフリクトとは、意見の相違、衝突、闘争、論争などの意味で否定的に使われる言葉であるが、

メアリー.P.フォレット(1868-1933)はコンフリクトをもめごとや争いと捉えるのではなくて、積極的に利用

して組織を進歩させると考える。そのためには、次の3つの処理方法がある。1つは支配であり長期的には成

功しない。2つめは妥協であり両方に不満が残り暫定的な解決策であるとする。3つめが、統合であり、両者

の要求が同時に実現されて新たな解決策を見いだせるとする。統合を実現するためには、凡庸な知性や洞察力

ではとても叶わないが、全体的な状況を進展させるためには、努力してみる価値はあると説いた。アジアの

文化では、原因究明はすべてのことであって、山奥で生きているちょうちょやトンボにさえも原因と結果の

法則を適用しようとする。西欧の人間にはわからないほどの圧倒的な原因解明をやって見せたりもする。

文明間の戦争が人類の命取りになり得るのは戦勝国が戦争の原因を解明出来ない脆弱性があるためである。

これにより、根本から人類を滅ぼす悪意を持つ勢力の前に祝福の末裔である人類が屈することになりかねない。

人間が製作する物や事には全て出来映え・出来の良し悪しがあって、必ず、その結果を受け入れることになる。

憲法に必須の真実性の原則に鋭く違反している憲法であるために、その憲法を守れというのは残酷なことだ。

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