朝日記200417 音楽絵画 坂の上のふじの山 narration Sakano ue no Fuji no yama 朝日記をお送りします。(2020/4/18追記)
海の防人鎮魂です。
今日の絵は 「あじのひらき空を飛ぶ」です。
徒然こと1 坂の上のふじの山 narration Sakano ue no Fuji no yama
海の防人鎮魂です。
( 第2版 春爛漫版は以下です;)
(第1版)
徒然こと2 わたくしの 感想; 橘樹住香「坂のうへのふじの山、ふねの神様」
(初出し HEARTの会会報 2020春季号を読んで)
文芸性が高い
ホメロスの古典叙事詩を彷彿させるようだ。抑制のある理性と洗練された感性からあふれでた現代の‘やまと長歌’である。...
修業時代の京都は東山慈照寺、椿の絵のはなしから司馬遼太郎との出会いの導入部は気品があって、情景の美しさを感じる導入部でした。
やがて気がつくと、帝国海軍の戦艦へと情景が変わっていく。東京帝大「軍艦総長」平賀 譲を通じての壮大なる祖国の大艦隊が目の前に現れました。 画家であるからこそできる技で、ひとつひとつの戦艦の絵がロマンをかき立てますね。比叡、霧島にはじまり、目がそこから走るのをおさえ、とどまることを愛しむように、ひとつひとつを追う。祖国の運命を担ってすべて散った各艦の高貴なる姿をおもう目が、艦影を通じての厳粛なるおもいにひたりました。 述べ12の艦影が読者の残像にても迫ってきます。
多分、読者からは よき反応があるのではないでしょうか。HEARTの会員の多くは自分の生きてきた時空との重なりがあり、ひとつの括りとしておのが人生を顧みることにもなるのかと想像します。 否、わかりません、辛辣な評も覚悟しておいてよい。
いま、コロナウィルスで緊急事態宣言ですね。まさしく国難にわが國は立ち向かっています。この戦艦叙事詩が、この状況と重なるのでしょう。住夫さんのこの一文が、戦艦鎮魂を通じて、近代やまとのこの國のもつ受け継がれた風格と表向き慎ましくも世界から尊敬と信頼を勝ちうるその力強さと国難を克ちぬく精励に思いを至らしめるおもいでありました。
「国立商船学校のしかばねが群をぬき、いまみたまはうなばらのいづこに」これが利いています。 ふじはにっぽんいちのやまの締めで、ほっと一息でしたかな。
おもえば、住夫さんは、稀有の画家の人生経路であったようですね。’こくみん’の先生になるかもしれない。いい文章をさらぶ書き、すでに為した絵の作品をこの國に遺してください。
たのしみにしていますよ。 兄 康より
注)HEARTの会は、NPO法人人間環境活性化研究会です。
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