東北六魂祭2014 山形 2
今年のテーマは「起」
2日間に渡って開催された六魂祭の初日、気温は25.4℃
時たま吹く風が、暑さを飛ばしてくれます。
PM2:30 さぁ、パレードの開始です。
先頭は、秋田 竿燈
竿燈を倒した状態で、行進し、決められた位置で妙技が始まります。
観客にとって、心地よい風は、竿燈にとっては、バランスを崩す大敵となりました。
開始後、数秒、30mほど先で、立ち上げた竿燈が、後方へ風に押されて、
持ち手を後ろへ後ろへ追い込みます。一瞬風が強まり、更に一気に後方へ煽られた竿燈、
妙技人は、頭を上の竿燈に向け、後ろ向きに走りバランスを保とうとされましたが
何せ、12m、50kgに加え、突発の風の勢いは、簡単に妙技人を地面へ仰向けに打ちつけました。
しばらく、動かないので人が駆けつけましたが、大事を取って寝かしたままで
交代し、演技は再開されました。
往路での演技位置は、sapphireの場所からは、離れた場所でした。
しかし、復路では、10mくらい離れた位置だったので、バッチリ見れました。
復路
この方が手にしている竿燈が、最初の長さです。短いでしょ。(竿の部分のことです)
この竿燈に、竹を接ぎ足し、どんどん長くして、手の平や、肩、おでこに乗せてバランスをとります。
竹竿を継ぎ足し、長~くなりました。
風がおさまった隙間を付いて 妙技が繰り広げられました。
風が吹くとバランスがとれず、立ち上げる事も至難の業です。
立ちあがったと思ったけれど、バランスが崩れ、観客席に倒れ込む竿燈
竹竿を継ぎ足し、継ぎ足し、長くしていくとは知りませんでした。
それにしても、バランスと力の妙技は、圧巻でした。
その方は、数分で意識が戻って
立ちあがろうとされたのですが、
警察官や、お仲間が制止されて
横になられていました。
しばらくして、救急車が来た時には
歩かれていらしたので、大事ないかと思います。
(救急車に乗られたかどうかは不明です)
根元の竹の部分だけ、つまり「棒」だけが継ぎ足されます。
竹の根元におふたりいる写真が、
竹竿を継ぎ足しているところです。
最初からすべて一人で12mを立ち上げます。
周りの方は、観客席に倒れそうになったときに
補助されるだけです。
すごいですよね。このバランス感覚、体のバネ、しなり
磨きあがられた伝統ですね。
持ったの思い出しました。
継ぎ足すのは知らなんだ・・
バランスもですが差し込んだだけで
それだけの強度が保てるだけの仕組みに
興味がある。 モノづくり大好きオジさんでした。
バランスを保つ頃の難しさも経験なさったのですね。
昔から受け継がれた竹を使った伝統
ものづくりの原点ですね