出雲大社(いずもおおやしろ)は 現在60年に一度の御修造、平成の大遷宮中です。
御本殿が すっぽり鉄骨の建物で覆われていました。(平成20年に始まり 平成24年度末完成予定)
この建物(素屋根工事現場)内の 御本殿檜皮葺き大屋根 特別拝観が 神在祭終了後に 開催され
貴重な檜皮葺き大屋根を間近で見て、触れる(檜皮屋根のみ)事ができました(建物内)
前回大遷宮は まだ生まれていない60年前、そして次回はもう居ない60年後、そう思うと 今日はとても貴重なご縁です。
《大社造りと呼ばれる日本最古の神社建築の国宝御本殿は 延亨元年(1744)に 御遷宮御造営されて以来
過去3度、文化6年(1809)、明治14年(1881)、昭和28年(1953)に 御遷宮御修造がなされています》
特別拝観はこれまでに数回 期間限定で開催されていましたが 《一日拝観者数約2250名》と限られ
往復はがきでの事前予約が必要でした。またTシャツ、ジーンズ、サンダルなどの軽装では拝観できません
覆われる前の御本殿大屋根 檜皮を剥ぎ野地板がむき出しになった状態
(X形の千木は外されている)
檜皮を剥がし、調査、終了後の今年1月より 3尺(約90cm)・3尺5寸(約105cm)・4尺(約120cm)の全国でも
貴重で珍しい長い檜皮を使用した葺き替えが始まりました。現在、ほとんどの部分が終了し完成間近になっています。
写真の赤線くらいの高さ(4階くらい)まで 階段約120段を折り返し登り、ところどころで見学しました。
葺き替えの様子はこちら大社HPで (今回は内部拝観はありません。大屋根を外から見学する特別拝観です)
神職さんの説明によると 60年前に葺き替えた職人さんは2人しかいらっしゃらないそうで、そのうちのおひとりは
当時を覚えていらっしゃらず 残りの方の記憶の断片を元に専門家の技術を取り入れ 臨まれたと説明を受けました。
また今回の葺き替え技術を 次回60年後の為に 多くのデータを保存したとのことでした。
現在20歳の職人さんでも 次回大遷宮時には 80歳になられますから さすがに60年は長いですね。
64万枚、樹齢100年以上の長い檜皮を貼りつける木製の釘 と
檜皮
見学場所の隅で 打ち付ける体験ができました。
数ミリの薄い檜皮を重ねた軒先部の厚みは90cmに及ぶそうです。
それを6mmづつづらして 上へ上へ貼っていくそうです。
神話などに語り継がれた御本殿の高さは 現在の8丈(約24m)の数倍高く、16丈(約48m)や32丈(約96m)とも・・・。
遠い昔にそれほどの高層建築ができるはずもないであろうと思われていましたが、
平成12年(2000) 境内の八足門前で巨大な宇豆柱(1本約1.4mの柱を3本束ねたもの)が発掘され
一気に世間がざわめき 伝承の古代社殿の柱ではと 期待と注目を集めました。
後に 分析の結果 宝治2年(1248)造営の御本殿だと判明。
それにしても764年前の建築技術で どのようにして築造したのか大層不思議です。
古代出雲歴史博物館 ロビーに展示されてあります
パンフ
。
八足門前の発掘箇所に記されてある実物大の巨大柱マーク
出土した柱を元に仮想復元した平安時代の出雲大社(約48m) 1/10の模型 (古代出雲歴史博物館)
出雲大社には ミステリーがいくつかあります
出雲大社の参拝方法は 2拝4拍手1拝 (一般的には 2拝2拍手1拝)
天照大神が天の岩戸から出された後 二度と入れないようにと張られたことが起原になった注連縄も
出雲大社では左を上位として 綯い始めを左にする左本右末の左綯で 一般的なものとは逆になっている
御神座(大国主大神様)は参拝者に向き合う南向き(正面)ではなく 横(西)を向いて御鎮座されておられます
(なので 参拝の都度 大国主大神の正面に相対するよう 御本殿西側へも回ってお参りしています)
正面を向いておられるのは、
天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
高御産巣日神(タカミムスビノカミ)
神産巣日神(カミムスビノカミ)
宇麻志阿斯詞備比古遅神(ウマシアシカビヒコジノカミ)
天之常立神(アメノトコタチノカミ) の五神です。
参道が下り参道になっている などなど。
その下り参道にある 4つの鳥居を潜り 出雲大社御本殿へお参りします(すべて素材が異なる鳥居です)
遠い方から まず一つ目 コンクリート製の大鳥居
続いて 二つ目 勢溜の木製の鳥居
この鳥居から 緩やかな下り坂で 本殿に向かいます。(下り参道)
3っつ目の鳥居は松の参道にある 鉄製の鳥居。
そして最終 4っつ目、本殿の目の前にある 銅製の鳥居です
この鳥居に触れると 金運に恵まれるとか・・・・
神楽殿の左本右末の左綯 大注連縄
発掘された当時の宇豆柱から推定する本殿の高さが96mとは驚きです。
境内は京都などの神社などに比較すると素朴な感じがしたのを覚えています。
私のふざけたブログが恥ずかしい
伊勢神宮の遷宮はいつだったかな?もうすぐだよね
2年ほど前にお参りしたときはあちこちで工事中でした
想定して作られてありました
雰囲気的に「ひっそり御座す」ように感じますね
私は マリンママさんのブログが楽しくて
日々 活力をいただいています
でもね「人の食べたものを見て面白くないとか…
人が行ったところを見て つまんない」とかの
文字にもめげず ブログを見ていただいた方が
「私も行こう!」という気持ちになったときの
一助になればと 傷つきながら(笑)も続けています
そして物忘れが多くなった今(忘れる前に「覚えられない」が正しいけど
自身の為に パンフをしっかり読んだり
現地で聞いたことを 記しています
褒めていただいて
気持ち
私の中で一押しは 銅剣 です
あの 数十本が並んだ光景には圧巻でした
壁一面に飾られたピカピカに磨かれた銅剣!
館内は
60年前の申し送り、今の長命でも難しいのに、人生50年の時代に、どうやって伝えたのでしょうね。
人間の知恵って、計り知れないものがありますね。
実物の358本の迫力すごいですね
館内撮影ですが パンフには
ブースの入り口には
宇豆柱は
良し悪しの区別が解らなくて 職員さんに
そうしたら「
すべて
後日 ここの記事をUPしますね。
おっしゃる通り 今でこそ80歳は若々しくて
まだまだ活躍されていますが
前回、前々回(120年前)ともなると さすがに厳しいですね
この60年の技術の発展は著しく 次回に大層役立つことでしょうね
土産に1本 売って欲しいぐらいですよ。
私が行ったのは博物館が出来て間もないころ
だった事もあったのか 全面撮影禁止でした
出雲大社 1/10の模型の所も警備員が立っていて
丁度、今回黒くて丸いポールが写ってる辺に
撮影禁止マークがありました。
出来て間もない博物館に行くのも良し悪しですね
階段に神職の方2人もいたんですよ
落っこちたのかな?
この日は 足元の柱の陰に
おひとり見つけただけでした
今回は 勾玉一個だけ
職員さんが「おふたりで撮りましょうか?」って声を掛けていただいたくらい
ただ館内は暗いから スポットでも当たっていると
映るけど コンパクト
そうね 出来たては人も多いし
ゆっくり見れないですね
まぁ まっさらで気持ちいいけどね