カリフォルニア大学サンディエゴ校のウルリケ・シャーデ教授も、
新技術の採用が進まない理由に言語の問題を挙げており、
さらに「安全第一」という国家モットーに似た文化的価値観も
関係しているはずだと述べている。
「日本では基本、新技術は完全に実証されるまで導入されない。
ミス、データ漏洩、データ紛失は非常に高コストとなる。
米国の人々は進歩のためにそうしたコストを受け入れるが、
日本の人々は受け入れないという違いがある」
東京の早稲田大学の客員教授ローランド・ケルツ氏は、
古い技術が多く使われている背景には、
着物や漆器のような物理的な物を作る価値を示す、
「ものづくり」という日本独自の概念が関係していると語る。
「フロッピーディスクは必ずしも美しい製品ではない」
と彼は冗談交じりに語ったが、
「それでも大事に扱い良好な状態に保てば、
機能を果たしてくれるものです。
手に持つことができない抽象的なクラウドよりも、
はるかに信頼性があります」とケルツ氏は付け加えた。
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