米求人件数が6カ月ぶり高水準、ビジネスサービスなどで増加
求人件数はほぼ3年にわたって減少傾向が続き、労働市場の悪化懸念から、一連の利下げにつながった。今回の統計はそのトレンドの変わり目だと言える。現在、労働市場の状況は改善しているようで、ここ数カ月のインフレは根強く、今年の追加利下げ回数の見通しは後退している。
レイオフ件数は低水準でほぼ横ばいだったが、雇用率は低下し、2020年4月以来の低水準に並んだ。
自発的離職者の割合である離職率は1.9%に低下し、コロナ禍初期以来の低水準に並んだ。離職率の低下は業界全体でかなり広範囲にわたった。これは、新たな職を見つける自信を失っている人が増えていることを示唆している。
米金融当局が注視する失業者1人当たりの求人件数は1.1件で、コロナ禍前の水準と一致した。2022年のピーク時には2件だった。
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