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パソコン悪戦苦闘記録

クローンSSD作成時のフォーマットの要否、セクタバイセクタ

 古いノートPCに入っていたHDDを、SSDへと交換しました。
 SSDへの交換の前提作業として、まず、HDDを基にしてクローンSSDを作りました。
 そのクローンの作成に使用したソフトは、
    EaseUS Todo Backup
   (イーザス トゥウドゥ バックアップ)
の、無料版です。
 はい、タダなんですね。
 無料版なのに、クローン作成できる方法が、今でもあります。
 
  購入したSSDのメーカーや、価格などについては、
   こちらの記事をご覧ください。

  また、クローンSSD作成の手順等については、
   こちらの記事をご覧ください。


 相当に使い込んだ古いPCだったので、経年劣化などによってクローン化の途中でエラーが出るのを覚悟していました。ですが、結果は、幸いにうまくいきました。クローン作成は、バッチリ成功です。

 クローン作成ソフトのインストール手順や、使い方などは、上記リンク先の過去記事のとおりです。
 基本的に、案内メッセージに従っていけばよいのですが、ただ、途中の2つの場面で非常に迷いました。
 参考のために、
  どの場面で迷い、
  どう解決したのか

記録に残しておきます。




 迷った場面というのは、
 1つ目が、作業の最初の段階、クローン作成に着手する前に、SSDをフォーマットする必要があるのか否か、
 2つ目が、「セクタバイセクタクローン」というのがいったい何か、それをするのか否か、
この、2つです。


第1 SSDフォーマットの要否
 SSD換装作業のまず最初に、SSDのフォーマット(初期化)が必要と、ネット上などで、多く書かれています。フォーマットしないと、PCに認識されず、データ書き込みができないから、というのが理由として多く挙げられています。
 確かに、新品SSDをPCに接続しても、物理的には接続されているのに、エクスプローラー上にはそのSSDは表示されません。認識されていないのです。そして、フォーマットを行うことで、初めて認識されるようになり、エクスプローラー上にも、出てくるようになります。

 一方で、SSD換装時にフォーマットを行うと、その後の作業でエラーが出ることがある、との情報も見かけます(ただ、エラー要因はいろいろ多種多様だから、フォーマットばかりが原因とは言い切れませんが。)

 また、事前にSSDフォーマットを行わなくても、クローンSSDの作成は、実は可能なのです。スタートボタン(Windowsマークのボタン)を右クリックして出てくる「ディスクの管理」画面を開くと、フォーマットしていなくも、そこにSSDは出てきます。
 そして、フォーマットせずとも、EaseUS Todo Backup で、元HDD内のシステムやデータは、しっかりとSSDに書き込まれます。

 よって、今回、SSDの事前フォーマットを行わないという方針を選択しました。結果は、それでOKでした。それでクローンが成功しました。
 事前フォーマットの要否や、した方がよいのかどうか、この正確な答えは知りません。けど、フォーマットをしなくてもクローン作成ができるんだったら、何もリスクを冒してまで、無理にフォーマットをする必要はないでしょう。
 ただ、フォーマットは行わないにしても、パーティションスタイルの確認だけはやっておいた方がよいと、私は考えています。パーティションスタイルのMBRとGTPの確認です。この詳細については、ここでは触れません。

第2 セクタバイセクタクローン
 EaseUS Todo Backup を起動して、
 「ソース」(移行元)と、「ターゲット」(移行先)を指定後、
高度なオプション」ボタンを押して、「SSDに最適化」にチェックを付ける必要があります。
 そのチェックボックスのすぐ下に、「セクタバイセクタクローン」という設定項目があります。これがいったい何なのか、不明でした。はたして、これにチェックを付ける必要があるのか、ないのか。

 そこで調べてみました。
 すると、セクタバイセクタクローンはセクタ単位でクローンを行い、壊れたセクタをスキップして、ディスクに悪影響を与えずにクローンが可能、との説明がありました。
 あまりよく分からないのですが、その説明を信じ、この設定項目のチェックをONにして、クローンを行いました。
 ただ、この設定を選ぶと、クローン完了までにものすごく時間がかかります。現に私の場合も、クローンが終了するまで、まる7時間を要しました。

 セクタバイセクタの注意点が2つあります。
【1】 これを選ぶと、クローン中、進行程度を示すバーがなかなか動かないので不安になり、途中で停止したと勘違いすることです。動いているのを信じて、ただひたすら、待つ必要があります。停止したのかどうかは、SSDのランプがチカチカしているかどうかで、確認できるはずです。
【2】 元のHDDと、クローン予定のSSDとが、同じ容量であることが必要です。HDDよりも容量が小さいSSDを用意したのなら、セクタバイセクタクローンは禁止です。

 結果的に、クローンSSD作成に成功して、ホッとしています。
 SSDに換装後のPCは、快適に動いています。PC内のストレージがまだHDDという場合、SSD換装をやってみる価値はあります。






それでは、また次の記事で
goosyun
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