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パソコン悪戦苦闘記録

いつも感動のExcel数式のコピー

 表計算ソフトExcelを使う度に「便利だなぁ」って思うのが、数式のコピーです。

 いったんあるセルに、数式を入力すれば、その数式はいくらでもコピーすることができます。次からは、手作業で数式を入力する必要はありません。


下図のExcelデータがあります。




 セルC3には、
  =B3+3
という数式を入力しています。
 この数式によって、セルB3の値「34」 に 「3」 がプラスされて「37」という計算結果がセルC3に表示されます。

 セルC3を、セルC4、C5、C6、C7にコピーすれば、数式の再入力の必要がありません。
 コピー操作の方法はいくつかありますが、簡単なのは「フィルハンドル」を使うものです。セルの右下にカーソルを移動させると、カーソルが黒い十字に変化します。その十字型カーソルがフィルハンドルです(上図中のセルC3右下、黒十字型カーソル)。

 フィルハンドルを使ったコピーの手順は、次のとおりです。
1 セルC3をクリックして選択
2 セルの右下にカーソルを移動させてフィルハンドルを表示
3 上記フィルハンドルを下方向(セルC4、C5、C6、C7)にドラッグ
4 マウスから指を離すと各セルに計算結果が表示

 上記操作で、セルC3が、セルC4、C5、C6、C7にコピーされます。
 ここで便利なのが、数式のコピーによって、数式内の参照元セルアドレスがその位置に応じて変化することです。
 セルC3を一行下のC4にコピーすると、数式のセル参照が連動し、
セルC4の数式は、
  =B4+3
に変わります。
 つまり、数式の一行下へのコピーで、数式内の参照元セルのアドレスも一行下にずれます。Excelが賢く判断して、自動でやってくれます。

 手作業で数式を修正する必要がないので、これは非常にありがたく、便利な機能です。

 元の数に3をプラスという単純なものではなく、どんなに複雑な数式であっても同様です。どんなに数式が複雑でも、フィルハンドルのドラッグだけです。コピー操作によって、数式内の参照元セルアドレスが自動的に更新されます。手作業で一から数式を入力するのに比べたら、作業効率はぐっと上がります。
 ごくごく基本的な機能ながら、Excelを使う度に、「おぉ、便利ぃ。」っていつも感心してしまいます。感動ものです(私だけ?)。

 なお、フィルハンドルのドラッグではなく、フィルハンドルのダブルクリックでも、数式は同様に下方向にコピーされます。セルの左側セルにデータが入っている限りで、その範囲内でコピーが行われます。このコピー範囲の判断も、賢いExcelが自動で行ってくれます。

 
 数式を下方向にコピーすると、コピー位置に応じて参照元セルアドレスが変化するセル参照を「相対参照」と呼びます。
 参照元セルを変化させずに固定させるには、アドレスに「$(ドル記号)」を付けます。行番号、列番号の前に「$」を入力すると、参照先セルをコピーしても、参照元セルアドレスが変化しなくなります。
 上記の例では、セルC3に、=$B$3+3 と入れれば、参照元セルが固定され、コピーしても変化しません。このセル参照を「絶対参照」と呼びます。

 「$」を簡単に入力する方法があります。数式バー上で参照元セルアドレスをドラッグして選択し、「F4」キーを押すだけです。もっとも私の場合は、絶対参照に変えるためのキーがどれだったかを忘れてしまい、いつも手作業(shiftキーを押しながら4キーを押す)で$を入れていますが。





それでは、また次の記事で
goosyun  
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