中でも、アメリカの新興企業(AI開発研究所)「OpenAI(オープン エーアイ)」が手掛ける対話型AI
「Chat GPT(チャット ジーピーティー)」
が、大きな話題になっています。
Chat GPTは、テキスト(文章)での質問、要望に、ごく自然な文章で回答してくれるチャットアプリ(チャットボット)、サービスです。昨年11月に無料公開されたのですが、公開と同時に瞬く間に広まり、わずか1週間ほどで「ユーザーが100万人を超えた」とされています。驚異的な利用者獲得です。世界中で大反響です。
ネット上のABEMA(アベマ)の番組でも、このChat GPTのことを取り上げて、報道しています。番組の中で、Chat GPTとの間のやり取りの実際を見ることができます。それで見ると、日本語での質問に対しても、自然な形の日本語文章で応答がされています。しかも、詳細な回答にもかかわらず、応答が早い。
先日、Microsoftが、上記OpenAIに巨額の投資をすることが報じられ、大きな話題となりました。
そのことに関しては、
⇒ こちらの記事をご覧ください。
Microsoftはこの投資を通じて、OpenAIの技術を広く自社の製品・サービスに取り込む狙いがあります。
文書作成ソフトWordや、表計算ソフトExcelなどのOffice製品、検索エンジン「Bing(ビング)」との連携も視野に入れています。
WordやExcelにChat GPTなどのOpenAIの技術が搭載されると、アプリケーションソフトの使い方に革命が起きます。
例えば、ユーザーが実行したい内容を、専門用語ではない自分の言葉、つまり日常的な言葉で書き込むと、Chat GPTは、VBAコードをプログラミングして、提示してくれます。プログラムのコードを書いてくれるばかりでなく、そのコードの解説文、説明文まで付けてくれるはずです。
プログラミング言語VBAのことを知らなくても、AIの方でプログラムを書いてくれるんだから、これは革命と言えます。
実現される機能は、ユーザーのリクエストの、単なるプログラム化ばかりでないかもしれません。ユーザーの要望を先回り解釈して、「こういうこともできますが、どうでしょう?」と、よりよい提案をしてくれる可能性もあります。
プログラミング言語を使わないアプリ開発を「ノーコード」と言いますが、AIの力でこれが日常的になりそうです。
そういった、一般人には夢のように思える技術も、すでに実用段階なっています。ネット上には、Chat GPTがVBAコードを提示してくれる実例が、動画などで紹介されています。
もしかすると、数か月先には、Chat GPTが搭載された「Microsoft365」が、サブスクリプションされるかもしれません。遠い将来の夢物語ではない、ということです。
私がExcelマクロ(VBA)の独学を始めたころ、
こういったプログラムは人間が逐一コードを書かなくても、いずれは、その作業は自動化されるはずだ。
そうなったならば、VBAのことを一生懸命勉強しても、その知識は無駄になるかもしれない。
てなことを考えていました。果たして、VBAを習得するだけの価値はあるのだろうかと、チラッと思ったからです。そうなったならば、VBAのことを一生懸命勉強しても、その知識は無駄になるかもしれない。
いったん身につけたVBA知識が無駄になるかどうかは別にして、私がかつて想像していたとおり、
「VBAマクロ作成作業の自動化」
が、いよいよ実現することになりそうです。
それでは、また次の記事で
■■■■ goosyun ■■■■
《2023年2月19日追記》
ChatGPTの利用開始のための設定手順を記事にしました。
⇒ こちらの記事をご覧ください。
《2023年2月28日追記》
HTMLコードのことを知らなくても、Chat GPTがHTMLも書いてくれます。
⇒ こちらの記事をご覧ください。