GOREとにゃんこの桃源郷

主観的にCDのレビューやら、日記やら、色々と。
ゴアとかメタルとかロックとか

ゴッドボンボン

2008-09-27 | 漫画
この漫画の基本情報
 著者: 吉田戦車
 連載雑誌: ファミ通
 最終巻: ?
 編集: コミック編集部・週刊ファミ通編集部
 発行所: 株式会社アスキー

装丁について!
 キラキラと輝くレインボーカラーは、あの懐かしの、
 ドラゴンボールカードダスにおけるキラカードを彷彿とさせる。
 ずっしりと重みのあるコミックスは、厚みもあり読み応えたっぷりだが、
 いかんせん吉田戦車の作品らしく1ページに1本が基本である。
 定価のほうも、これまた吉田戦車らしく1冊800円以上もするが、
 それも彼のオリジナリティと言えばそれまでだ。

内容は?
 吉田戦車の吉田戦車らしい4コマギャグ本である。
 スーパーファミコンやプレイステーション等のテレビゲームを題材としていて、
 ネタとして取り上げられているゲーム自体を知っている人ほど楽しめるだろう。
 フロントミッション2で隠しヴァンツァーとして登場した、
 あの「嫌なヴァンツァー」も本作にて活躍(?)する。

題材になっているゲームとは?
 ファイアーエムブレム 紋章の謎
 ファイナルファンタジー6
 スーパーマリオブラザーズ
 マリオRPG
 バーチャファイター
 ときめきメモリアル
 スーパーメトロイド
 聖剣伝説3
 MOTHER2
 フロントミッション            等々・・・

著者の紹介!
 不条理ギャグ漫画界の古参である吉田戦車は、1985年のデビュー以来、
 実に様々な作品を描き続け、我々を大いに楽しませてくれている。
 彼の代表作であり、出世作として知られるのが『伝染るんです。』であり、
 これはファミコンゲームにもなるほど人気を博していた。
 それ以外の代表作も列挙しておこう。
 『ちくちくうにうに』『火星田マチ子』『火星ルンバ』
 『いじめてくん』『ぷりぷり県』『スポーツポン』
 『殴るぞ』『歯ぎしり球団』『戦え!軍人くん』
 等、数え上げたらキリが無いほどである。

こんなゲームのパロディが読みたい!
 キャッスルクエストやフライングヒーロー(消防署のほう)など、
 今となっては誰も描くはずのないBm(微マイナー)レトロゲーム。
 うーん、誰も描かないのなら俺が描いてみようかな。

感想など!
 ただ面白いだけでなく、全編カラーっぽいところにも目を向けたい。
 全編カラーっぽい漫画など、日本ではそうそうお目にかかれないのである。
 特に、今となっては題材のゲームが古いこともあり、
 これを存分に楽しめるのは、ある程度の年齢に達していて、
 尚且つ小・中学生、または高校生くらいの時分に、
 実際それらのテレビゲームをやっていた人に限るだろう。
 そういう意味でも、俺は存分にゴッドボンボンを楽しんで読めた。
 大好きなファイアーエムブレムと、マザー2のネタが盛り込まれているだけでも、
 この本を買って良かったと、心から思える。
 吉田戦車作品が読める時代に生まれて、本当に良かった。
 と、褒めすぎるくらい褒めておこう。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

2005-10-29 | 漫画
この漫画の基本情報
 著者: 秋本 治 (ex. 山止たつひこ)
 連載雑誌: 週刊少年ジャンプ
 最終巻: (好評連載中)
 編集: ホーム社
 発行所: 株式会社 集英社


主観でのレビュー
 この漫画を初めて読んだ時、既に単行本は60巻を越えていたと思う。
 作者のペンネームが「山止たつひこ」だった頃は、単行本で言うと十数巻までらしいので、
 リアルタイムで目にしたことはない。

 さて現在のこちら葛飾~(通称、こち亀)は、なんと100巻をとうに超えている。
 しかも、連載誌が週刊ということもあり、単行本の発売間隔がとても短い。
 これはもはや、漫画を読む以外にも、収集といった楽しみ方が出来る殊勝な作品と言える。

 ここで、ファンの方々には申し訳ないのだが、正直に書かせてもらうと、
 100巻を突破してからの作品は、以前にあった魅力が消え失せてしまった。
 個人的には、80巻あたりまでが、こち亀の面白い時代だったと思う。

 つまらなくなった原因はおそらく、郷愁の薄れが大きいだろう。
 以前は、昭和を感じさせてくれた作品は、今や完全に平成となった。
 ただ、書き手は凄まじい。なぜなら、常に流行を敏感に取り入れ、
 時代の流れに追い越されることがないからだ。

 しかしそのせいで、ノスタルジックを置いてきてしまったようだ。
 現状は悪い意味でミーハーな漫画となってしまっているが、
 先ほど記した巻までは、とても面白いのだ。
 勘違いされたくないのは、この漫画が好きだからこそ、
 嘆いているということだ。興味が無ければ、これを書こうとも思わない。

 それでは、80巻までのこち亀について書こう。
 ちなみに俺は、途中で抜けている巻もあるが、1巻から111巻まで所持している。
 初期の頃の内容は、当時としては新しいのかも知れないが、
 現在の10代には全く分からない話題が主だろう。
 20代の俺ですら、分からないネタが沢山でてくる。

 だが、当時の劇画タッチと文字の多さ、そして知らない話題に圧倒されつつも、
 とても面白いのだ。これだけ日が経った今でも、その面白さは色褪せていないのだから、
 リアルタイムで読んでいたら、楽しすぎて他の漫画が読めなくなるのではと思うほどだ。
 丁度80巻あたりまでが、俺が懐かしいと思える限界なので、
 そこにノスタルジーが加わり、面白さを何倍にもするのだろう。

 ということは、10年先の未来、現在のこち亀を懐かしめる日が来るかもしれない。
 そうなれば、冒頭でこれだけ批評した作品が、とても面白く感じるのだろうか。
 
 だとすれば、俺が他人に推奨するこち亀の読み方はただ一つ。
 自分が、懐かしいと思える巻を読んでみるということだ。
 描写の美しさや、細部の緻密さが相俟って、知らない土地であるにも関わらず、
 不思議と郷愁が湧き上がる。
 こち亀の面白さの秘密は、これに尽きると、俺は思うのだ。


《関連サイトの紹介》
 公式(?)サイト こち亀.com
 公式サイト こちら葛飾区亀有公園前派出所
 ファンサイト ジョーソンのこち亀ファンクラブ

モンモンモン

2005-10-24 | 漫画
この漫画の基本情報
 著者: つの丸
 連載雑誌: 週刊少年ジャンプ
 最終巻: 8
 編集: ホーム社
 発行所: 株式会社 集英社


購入したきっかけは?
 小学生の頃に、友人が持っていたので読んでみた。

作者の『つの丸』さんについて。
 知らない。会ったこと無いから。

これを読んでみた感想は?
 はじめは、下品な漫画だなぁと思っていたのだけど、
 読み進めていくうちに、それが大きなポイントではないと知った。
 セリフ回しなどがとても愉快で、主人公が常に屁をこいているなど、
 ただのスパイスに過ぎないと気付いたんだ。
 だから、そこばかりに意識がいっていると、
 この漫画の本当の面白さは分からないと思う。
 今の漫画シーンは、あまり知らないのだけれど、
 当時この作品はとても斬新で、大いに笑わせてもらったよ。
 僕にとって、ギャクマンガのバイブル的な存在だね。


作品中で、好きなキャラと嫌いなキャラをどうぞ。
 キャラクターとしては、みんな大好きなんだ。
 けど、性格が嫌だと思うのは、くまちょんかなぁ。
 チョン人のちょん。すまねぇ。


つの丸さんの漫画で他に持っている作品は?
 ごっちゃんですくらいかなぁ。侍の漫画も欲しかったんだけど、
 気付いたら連載が終わっていて、この相撲漫画が載っていたんだよ。



質問と回答、一人でやるのはどんな気分?
 自分としては、「バンドマンが新作のアルバムについて、
 インタビューを受けている」って雰囲気を出したかった。
 正直とても空虚だよ。


最後に、関連サイトの紹介など。
 公式サイト WE ARE SUPER GE-HA MOBSTARS!!
 非公式つの丸応援サイト つの丸虎の穴