GOREとにゃんこの桃源郷

主観的にCDのレビューやら、日記やら、色々と。
ゴアとかメタルとかロックとか

Matanza - Sangriento

2022-06-29 | CDレビュー
 メヒコ重鎮ゴアグラインドの一角を担うMatanzaを語らねばなるまい。このアルバム「Sangriento」は2ndフルにあたると思う、2017年発売で約40分ほどのボリュームだ。

 刻みパワーコードリフとトレモロピッキングでの中央弦・単音リフをメインに、ハーモニクスを添えて。各パートが単身ゆえ音の分離が出来ており聴きやすい。当方のiTunesではジャンルが「Easy Listening」と表示されるため、耳心地の良さを評価されているに違いない。尚、音はしっかりヘヴィな部類なのでご安心なさい。
 ベースはジリジリ系、ドラムは抜けのよいスネアでミドルテンポのグルーヴィ系(※ただし打ち込み)、ボーカルのスペイン語歌唱は呪文のような語りのような吐き出しとガテラルとピギー。スペイン語特有の印象かもしれないがボーカルラインはTu Carneをイメージすると近いだろう。
 ちなみにみんな大好き、と共に人によっては嫌悪を示すSEのほうは基本セリフだけの大人しい印象、且つ限られたトラックに曲にしか入っていない。

 メヒコが勤勉な労働者の国と聞いて「何言ってんだこちとら日本人ぞ!」と憤る暇があるなら早く近所のブックオフまでMatanzaを買いに走れ。その労力が、きっといつか貴方の糧になると信じて。

Review List

2019-05-26 | CDレビュー
 CDレビューの記事がそれなりの量になってきたので、検索用にリスト化することにした。追加があるたびに、このリストを更新して上げておくことにする。
※バンド名からのアルファベット順に掲載。
複数のアルバムをまとめてある場合は、リンクも同様。
アルバムが複数枚の場合は発売年順。
最新の記事にだけ赤色でNewと記載。

2 Minuta Dreka -
 Porno Bizzarro
Ahumado Granujo -
 Splatter-Tekk
 Chemical Holocaust
Anasarca -
 Moribund
Barbarity -
 Grotesque Contradiction
Bile -
 Camp Blood
Blood Duster -
 Blood Duster
Bodies Lay Broken -
 Eximinious Execration of Exiguous Exequies
Cannibal Corpse -
 Eaten Back to Life
 Tomb of the Mutilated
 The Bleeding
 Vile
 Gallery of Suicide
 Bloodthirst
 Gore Obsessed

Carnal Diafragma -
 Space Symphony Around Us
C.A.R.N.E. -
 The Taste of Latex
Cattle Decapitation -
 To Serve Man
Corporal Raid -
 Regressive Development
Dark Funeral -
 Diabolis Interium
Deranged -
 
Destructive Explosion of Anal Garland -
 Sealing Off The Vagina By Sewer Lid
Dimmu Borgir -
 Puritanical Euphoric Misanthropia
Disgorge(MEX) -
 Forensick
Disgorge(US) -
 Consume the Forsaken
Dismenorrea -
 Descomposicion Intrauterina de Secreciones Menstruales Excretadas Neoplasicamente Obitando Residuos Rancios Engendrados Anormalmente
Exhumed -
 Slaughtercult Fester Forever
 Anatomy Is Destiny
Feaces Eruption / Tumour (Split)-
 Feaces Eruption / Tumour
Fecalizer -
 Zombie Mankind Eatermination
Fuck... I'm Dead -
 Bring On The Dead
Funeral Rape -
 SEXperiment
Gaf -
 Mongofied
Gonorrhea Pussy / Necro Tampon (Split)-
 Pleasures Far Beyond Erotica / Twisted Treatement of Periodic Prostitutes
Gorerotted -
 Only Tools And Corpses
 A New Dawn For The Dead
Gronibard -
 Gronibard
Gruesome Malady -
 Infected With Virulent Seed
 Scumbustion
Gut -
 The Cumback
Harakiri -
 Twilight of the Idols
Jig-Ai -
 Bulldozer Commando
 Katana Orgy
Last Days of Humanity -
 Hymns of Indisgestible Suppuration
Lymphatic Phlegm -
 Pathogenesis Infest Phlegmsepsia
 Show-off Cadavers - The Anatomy of Self Display
Magistral Flatulences -
 Pussyfist
Malignancy -
 Cross Species Transmutation
Meatknife -
 Vaginal Blast
 Hacked
 Pimple with Pus
Mincing Fury and Guttural Clamour of Queer Decay -
 Lamentations
Mixomatosis -
 Neurofibroma Mixoide
Mortician -
 Darkest Day Of Horror
Negligent Collateral Collapse -
 Paranormal Nanodivision
 Sick Atoms
Neuro-Visceral Exhumation -
 Mass Murder Festival
Nile -
 Amongst the catacombs of Nephren-Ka
 Black Seeds of Vengeance
 In their darkened shrines

Nunwhore Commando 666 -
 Home Sweet Home
 Nunwhore Commando 666
Oxidised Razor -
 ...Carne...Sangre...
 Los Vendedores De La Muerte
 Mors Vehementi New
Paracoccidioidomicosisproctitissarcomucosis -
 Aromatica Germenexcitación en Orgías De Viscosa Y Amarga Putrefación
Patologicum -
 Hecatomb of Aberration
Pisstolero -
 Pissturbed
Plasma -
 Creeping!Crushing!Crawling!
Pothead -
 Jointification New
Rectal Smegma -
 Keep On Smiling
 Gnork

Regurgitate -
 Effortless Regurgitation...The Torture Sessions
Rigor Mortis -
 Vaginal Gutting
S.C.A.T. -
 Apopatophobia
Semen -
 An Intense Experience Molesting Corpses With Fetid Stench
Shadow -
 Shadow
Sickcunt -
 Sickcunt
Sikfuk -
 Gore Delicious
Six Feet Under -
 Graveyard Classics
S.M.E.S. -
 Gory Gory Halleluja!
Spasm -
 Paraphilic Elegies
Sperm of Mankind -
 GODZILLA
Sublime Cadaveric Decomposition -
 2
The Day Everything Became Nothing -
 Le Mort
The Forsaken -
 Manifest of Hate
 Arts of Desolation
 Traces of The Past

Torsofuck -
 Erotic Diarrhea Fantasy
Total Rusak -
 Exploding the Cranial
Tu Carne -
 Antologia Del Horror Extremo
Ultra Vomit -
 M.Patate
Vader -
 Revelations
Vaginal Scrotum -
 Love Me - Fuck Me
Visceral Grinder -
 Gore Cannibal
 Cannibal Massacre


V.A -
 Facial Humiliation
 Toribute to Mortician

Oxidised Razor

2019-05-25 | CDレビュー
 メヒコ産ゴアグラインドの教科書みたいなゴアグラインドと言えばOxidised Razorだろうよ。ベストアルバム的なコレクションアルバムもリリースされ、一つの節目を迎えた彼ら。セカンドシーズン突入のようなものが、4thから実に8年振りの5thアルバムが今作だ。前回、前々回と個人的には及第点程度でなんか普通だったのだが、今回原点回帰というか、良い感じだったので紹介しようと思い立った次第。

 冒頭の通り教科書の如しゴアっぷりであるため、どこに焦点を充てようともOxi節に揺ぎ無し。ドンシャリサウンドに、大きめに響くシンバル含めライブ感あるドラムと、排水溝ボーカル。ミュートリフ中心、ミドルテンポも多いが、ブラストパートもあり、前のめりなノリや、激化したまま終わる曲など、ゴアグラインドの粋を凝らしている。

 こういうの好きな人には断然お薦めなことは言うまでも無く、こういうの嫌いな人には何でこんな記事読んだのだろうと甚だ疑問を拭えない。ちなみに口頭ではOxi(オキシ)と呼んでいるのだが、これはスタンダードな呼び方なのだろうか、俺には何も分からない。



2018年5thアルバムMors Vehementi

Pothead

2019-05-21 | CDレビュー

 チェコのメタルコア風ゴアグラインドPotheadのアルバム Jointificationは、あっちの意味で草不可避。2015年リリースの1stだろうか。現在facebook上では新アルバムのレコーディングが終わったとあるので、そろそろ2ndが出るのだろうか。

 イントロや中間曲の雰囲気から、ラップコアな印象を受けるものの、蓋を開ければ全曲きちんとゴアグラインド。ジャーマンゴアなリフワークだがブラストビートもあり、バスもツインで踏みまくり。バンド名からして露骨にガンジャアピールするだけあって、女性コーラスやヒップホップパートのアプローチも稀に顔を出すが、徹底してダウナー系。

 23曲37分、全体の作りから曲目まで凝っていて、ゴアマフィアから中毒者まで幅広い層にお薦めしたい作品。ただ、歌い方もエフェクトも大差ないのでボーカルが2人居るのはよく分からない。

Sperm of Mankind

2018-03-26 | CDレビュー

 スロバキア産ジャーマンゴアグラインド、2013年チェコのBLP発1stフルアルバム「GODZILLA」リリース!この衝撃的ニュースに日本中が歓喜し、誰もが小躍り(安来節)したことも記憶に新しいことだろう。朝のニュース番組で現地のリポーターが全身全霊、国中の盛り上がりを英語でまくし立てていた。その時の映像が、ジャケットとして起用されているタイムパラドックス要素も相俟って、人気は急上昇。発売当初オリコンチャート圏外だったこのデビューアルバムが、今日に至るまで圏外を独走し続けていることは調べるまでもない。

 全20トラック弱、30分弱の長すぎない構成。グルーヴ重視のモッシュゴアスタイルなので、当然ギターはエッジの利いたミュートリフ中心。ドラムはブラストしないため、テンションを張らないスネアに、キックがリズムを作る。ベースはスラップ系のアタック音強めで弾いているため、曲全体のビートが強調されている。ボーカルは中音域の排水溝と高音ガテラルで、きちんと歌うタイプと、時折、ノーマルの煽りなどが入る。

 およそシャム双生児な要素の強かったチェコとスロバキアが分離して久しいが、まぁそもそも嘗て同国だし、なんたってほぼドイツみたいなとこだし、ジャーマンゴアが台頭するのは当然のこと。元々がそんな大きな国家ではないのに、分かれたせいで人口も相応に少ないので、もはやアジア圏に依存する側の人間としては、過去と変わらず、あまり国家的な区分けを意識していない。そのため元来のチェコスロバキアの略称として、両国まとめて「チェコ」と括ることも珍しくないし、北欧人からすればスロバキアを蔑ろに見ているように勘繰られるかもれないが、特別悪意も無い。当の本人たちは、やっぱり違う意識なのかねぇ。こちとら島国なので、同じ土の上で国境みたいに言われてもピンと来ない。
 故に今作は、国土を分かつという未体験ゾーンを考えるべく全島国の人へ推薦し得る作品。あと何だかわからないジャケットにゴジラとでっかく書いてあるので、無造作に部屋に置いておくと、人が留守してる間に勝手に部屋に入ってきた姉がシンゴジラのディレクターズカット盤と勘違いして持っていってしまうから気を付けよう。年下でも構わないから、そんな姉が欲しいのでお願いします。

Meatknife

2017-08-12 | CDレビュー

ゲルマン産ゴアグラインド、Meatknifeの2016年発5th(1st再発含むと6th)アルバム、「Pimple with Pus」。全14曲、約30分程度だが、最後の14曲目(Libido Airbagのカヴァー)が終わってからライブ音源が数曲入っているため、新作としては25分弱くらいで終わるので結構すっきり聴けてしまう。

 前回のフルアルバムが2006年発で、今作が2016年、10年もの歳月が流れていることもあり、これまでの肉刃物と全然違う。実際のところ全然違うというほど違うことも無いが、先ず我が耳を疑ったのは、ギターがまともにギターを弾いている点だ。これまで彼らは徹底して低音弦だけを弾くことに拘っていて、さらにハンマリング、プリング、スライド、ハーモニクスなどの小技を尽く拒絶してきたというのに、まともに弾くようになっているのだ。弦を6本(7本?)、張ったのだろうか。しかしリフの雰囲気は以前と変わらず安心感がある。
 次に、ドラムがカンカンコロコロではなく、ドシドシした重いスネアに変化した。ツーバス準拠のエイトビートが増え、ブラストビートはほぼ無くなり、スラッシュビートが入り込むこともある。ブラストしないとなればジャーマンゴアになったのかと思いきや、そもそも今までがブラストするタイプのジャーマンゴアだったのだから、それも違う。今回はそう、ヘヴィメタルっぽい。音作りはゴアグラインドなのでヘヴィには変わりないのだから、ヘヴィメタルだ。
 ベースが以前より引っ込み思案になり、ギターにエッジが利いた点もメタルっぽい。ただしボーカルスタイルは相変わらず完全なまでにゴアなので、これもまた安心感がある。一応、ボーカルの定位が左右に振り分けられているので、お洒落である。

 というわけで、今作はメタラーからゴアグラインダー、さらにLibido Airbagのカヴァーが非常にエレクトロなので、DJやりたいでジョッキー、が口癖のお前にも打って付けだ。それにしてもアルバム出す度に変化の乏しかった肉刃物も、10年経つと変わるものだね。

Gruesome Malady

2017-07-26 | CDレビュー

インドからの使者、Gruesome Maladyの1stアルバム、Infected With Virulent Seed。ゴアっぽさ満載の出だしSEを引っ提げ、ブラストビートに乗せて不思議な演奏を絡めてくる。全10曲は、それぞれおよそ3~4分ほどと長め。実際、グラインドというよりメタル寄りな印象を受けるが、強烈な溺死ボーカルは圧巻。

ボーカルは前述の通り溺死系だが、水っぽさは他のどのバンドにも引けを取らない。ドラムは終始ドタドタと叩き伏せる。ギターはインドっぽい(?)個性的なリフを、頻繁にハーモニクスを使いながら弾きまくっている。ベースも、ギターに負けじとうねうねしていて忙しそうだ。

毎曲、30秒~1分ほどのSEが入っているゴアならではの作品。ゴア好き、ブルデス好き、溺死好き、カレー好きは是非とも手に入れるべき。



 2017年にリリースされた2ndアルバムがScumbustion。まさかのフルアルバムは、14年振りの作品である。その間、彼らが何をしていたのか、知る由もないが、ギターはずっと引き続けていたのだろう。何故って、この2nd、前作同様に謎の速弾き、謎のタッピング、謎のミュート、謎トレモロが目白押し。それどころか、マスタリングのミスかと思うほどギター以外の音が消極的で、ギターを引き立たせるためのバックミュージックと化している。
 そんなギター100%の音作りになっても、パタパタブラストビートと微・溺死ボーカル(以前ほど溺れない)は健在。ま、あんまり聞こえないくらいギターが大きいけど。
 何故ゴアグラインドを選んだのか?何故ずっと姿をくらましていたのか?何故ギターばかり弾きまくるのか?そもそもお前らはインドでも割と良いカーストなのか?どういうことなのか?誰も何も知らない。

 SEは特に変わらず、楽曲は全体的に暗い雰囲気を保っている、そこは前作同様。前作でハーモニクスだらけだったギターは、それを抑えた代わりに速弾きとタッピングっぽいのが増えた。なんかもうスピードメタルのギタリストと、ゴアグラのドラムやボーカルが全員自己中心的なのに急にコラボした感じ、とでも言うのだろうか。とにかく個性は出てる。

 カレー味のお菓子ばっか選んじゃう奴とかにお勧め。

Gruesome Malady
Vikram Bhat (Vo?)
Jimmy Palkhivala (Gt?)

Rectal Smegma

2016-10-01 | CDレビュー
Keep On Smiling

 2009年発売、おちゃらけソーセージたるRectal Smegmaの記念すべき2ndくらいのフルアルバム。ファニー系とまではいかないが、割とそっち寄りの方向性であることは否めない。ただ他、数多のバンドと一線を画す理由は、とにかく彼らのサウンドが格好良いという点にある。

 ボーカルスタイルは低音排水系一辺倒(後に変遷あり)だが、エフェクト、歌唱が特徴的なので大変中毒性に溢れている。ドラムはブラストビートと軽快なリズムを叩き分ける。結構ツーバスだかツインペダルだか知らんがトコトコ鳴っている。ギターリフに関してもメタル系とグルーブ系を柔軟に使い分ける手練れ。アコースティックな前奏が入ったり、色々凝ってる。

 全15曲で平均1分半くらい、SEも結構あるが、大変格好良いので今すぐカートに入れよう。

Gnork

 2016年発売、これを書いている時点では最新作に当たる。色々変化して究極のスタイルを確立。全17曲で平均2分程度の丁度いいゴアグラインド。音質もかなり向上して聴き易くなった。

 ボーカルパターンが喚きと、ピッチシフター咬ませて口を大きく開けて歌うようなアウワウアウワウ言う二種類がメインになった。重厚なサウンド面は、メタル色もありつつグラインド感ありのいいとこ取り。全体を通して非常にキャッチーで聴き易いゴアグラインドに仕上がっている。

 オランダのハッピーピープルに捧ぐ渾身の一枚、あらゆる国民のニーズ応えてくれる。

Yannic – vocals
Stijn – guitar
Walter – drums
Baard - bass

Nunwhore Commando 666

2016-09-19 | CDレビュー
 ドイツ、エレクトロジャーマンゴアグラインドの2014年3rdくらいかな、
 バンドとアルバムタイトル同名「Nunwhore Commando 666」!!NWC666と書いたりする。
 今作はエレクトロ要素が控え目で、ストレートな表打ちリズムがメイン。ちなみにCD自体の音量レベルも控え目。サウンドは流石にほぼGUTだけあって、安定感抜群。ヘヴィであるにも係らず、聴き易さは一級品。

 ボーカルは基本的にGUTスタイル、吐き出し低音系と喚きの二種類。ギターはダウンチューンのミュート8分刻みが多く、よく歪ませている。このエッジばりばりの音作りに全世界のギターキッズが悶絶必至。どの曲もエレクトロ音こそ入るものの、全く出しゃばることなく楽曲に花を添えている程度。卓越したアレンジセンスが顕在。
 アルバム全体に一貫して暗い雰囲気があり、1曲2分程度ということもあり、飽きずに丸ごと聴けるのも好感触。

 全ジャーマンゴアグラインダーにおすすめ。バンド名と同じ題名を冠するだけあり、ゴアグラインダーじゃなくてもCDラックに常備しておきたい。備えあれば憂いなし、とも言いますし。

国:ドイツ
発売:2014年

2 Minuta Dreka

2015-08-28 | CDレビュー
 イタリアのポルノゴアグラインドバンド2 Minuta Drekaが2015年にリリースした新作「Porno Bizzarro」を紹介。ジャパニメーションの髄の髄まで食い込んだSEが盛り沢山の1枚。誰もが知ってる往年アニメから、誰ぞ知りうるのか分からんアニメまで、幅広い需要をカバーした意欲作だ。

 構成は3~5分の長い楽曲と、数秒で終わる短い楽曲が、交互に展開される。たとえ数秒で終わる場合も、漏れなくSE付きなのでそこは諦めるべき。

 気になる曲のほうは、2000年代初頭からこの界隈に君臨しているだけあり、非常にカッコヨイので安心されたし。ボーカルのおでぶさんはマイク二刀流の喚きと唸り、一人ツインスタイルだ。でまぁよくあるグルーヴィなジャーマンゴア風と思いきや、実際メロディックなパートも混在させたロックな作りだったり。

 1stアルバムを買い逃してから、何年も2nd発売を待ちわびる日々だったが、漸く出てくれたので喜びは一入。ゴアヲタ、アニヲタ、エロリスト必聴のアルバムに違いない!!