今だに色あせない福澤諭吉「学問のすすめ」
迷いが生じた時、答が欲しい時はこれを読む。現代語訳だが。
巷ではカミュの「ペスト」が売れているが、「学問のすすめ」は教育論あり、国家論あり、親子間、男女間問題あり、高いレベルで示唆を与えてくれる。
個人と国家のあり方から見ればあの
「忠臣蔵」さえ否定する。
そういうしっかりしたものの見方、考え方が弱い自分には必要なのだ。
「世の中不条理だ、不条理だ」と叫ばれるより余程心が落ち着く。
釣りが好きだが行かないようにした。
「3密じゃないなら釣りに行ってもいいだろ」
「自由と我が儘の境目は、他人の害となることをするかしないかにある。
酒や女遊びに溺れてやりたい放題でも自由であるから構わない、と思うかも知れないが決してそうではない。やりたい放題で他の人の手本になってやがては世の中の空気を乱してしまう。人の教育にも害になるものだから、浪費したお金はその人のものであっても、その罪は許されないのだ。」
(学問のすすめより引用)
この苦しい時期に、釣りに行きたくても行けない、それどころではない自営業の方もいらっしゃる。
3密でなければ何をやってもいいとして、人に害を、世の中に悪い空気を、悪い影響を与えることはしてはいけない。
その文句は容易く語られるが、その本意は重く、実行せよと説かれるのだった。
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