2012年 4月30日(月)
【西山旅館様ご紹介のお客様、カナダ人ご夫妻】
つづき
ヾ(@^▽^@)ノ
【鯉魚石の前で】
これを見ただけで、奥様が、
「Oh, Koinobori ! 」
と叫びました。
類推力のある賢明なお方です。
山田 : Yes, this cascade is indicative of it
with the stone representative of a carp.
( そう、そうなんですよ。
滝と石で、鯉のぼりを表しています。)
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金閣寺石不動の敷地に入ります。
右手にお茶席がありました。
奥様 : Oh, green tea !
(あら、お抹茶が!)
山田 : Please try it, if you'd like to.
We have a lot of time to spend.
(よければ、どうぞ。
お時間はたっぷりありますし。)
ご主人 : Oh alright then. Let's go in and have tea.
Please come with us, Gota san and Tomato san !
( おお、そうしよう。
入ってお茶しましょう。山田ちゃんも、
ドライバーさんもどうぞ。)
「どうぞ、おかまいなく。お待ちしていますから。」
と、一度は遠慮申し上げましたが、
二度目のお誘いに、ふらふらと、入ってしまった。
お一人様500円也の、お高いお抹茶。
自分で、お金出してまで、飲むことは、
この先にも、あとにも、
あり得なかったことでしょう。
さっそく、注文したお抹茶が運ばれてきました。
お店の方 : 和三盆のお菓子どす。どうぞ。
奥様 : What did she say ?
(何て言わはったの?)
山田 : Sweets made of wa-san-bon or soft sugar.
(わーさーんーぼーん、いいはりましてんや。
上質のお砂糖で出来たお菓子です。)
ドライ
バーさん : こうして、いただくのです。
ドライバーさん、お茶碗をくるくる廻して、
おいしそうに、服されます。
奥様 ; Why did she turn her cup before drinking ?
(なんで、飲む前に茶碗を回すの?)
山田 : You turn the cup so that
your mouth doesn't touch the front
of it. It is the manner of
tea ceremony not to make the part
dirty by avoiding mouth touch.
( 回して、正面を口つけて、
汚せへんようにしますねん。)
ヽ(゚◇゚ )ノ
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【二条城にて】
金閣寺から、二条城へ移動です。
移動中に車内で、関ヶ原の合戦の説明。
これが、また、やっかいなのです。
お客様は、徳川家康しかご存じありません。
豊臣秀頼も石田三成も、しらないと言います。
まして宇喜多秀家も、小早川秀秋も、
知るよしがありません。
とにかく、日本中が西軍と東軍に分かれて
合戦をしたのです。
山田 : Shortly after the Sekigahara Battle,
Ieyasu built this castle for surveillance
over the town and around the imperial palace
so that no other feudal lord
would not tie up the emperor.
( 関ヶ原の合戦のあと、
家康は、この城を建てて町の監視を行いました。)
これを書いて、ふと気がついたのですが、ゴタ、平気で
間違い英語をしゃべっていました。
実は、町を測量していました、とやっていたようです。
ああ、恥ずかし・・・
言い訳ですが、
まる一ヶ月、英語とおさらばでしたから・・・・。
surveillance というかわりに、
survey (測量する) とやっていたようです。
念のため、辞書をみましたが、
どんなに甘く採点しても、せいぜいのところ、
「町を見晴らす。」
が限界で、監視には、至らず・・・。
しかも、・・・まあ、会話なので、
スペルは、関係ないが、
頭の中のスペルは、survay。
ちょっと、英語のおべんきょ、やり直しが必要じゃ(;^_^A
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【庭園へ】
ご夫妻の関心は、庭園ですので、
二の丸御殿は、大広間以外は、
さっさと、通り過ぎました。
そして、やはり小堀遠州(作事奉行で造園家)
の作った庭園の前で、しばらく、釘付けだった
ようです。
山田 : Look at those combination of the rocks !
They are so called
"Karetaki Iwagumi" that is
a cascade depicted by only stones
not using water.
And the stones also doubles
as the three Buddha.
( ほら、あの石組み!
枯れ滝岩組といいまして、滝を表現しています。
三尊石ともいわれています。)
ご主人 : Which one ?
どの石?
山田 : Over there !
向こうの石!
結局、よくわからない。案内人がええかげんだから・・・・。
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【お昼】
二条城の見学が終わって、みなさん、
そろそろ、おなかがすいてきたようで・・・
何?ゴタの腹具合?グーグー鳴っていました。
ご夫妻 : OK, Mr.Gota.
We'd like to take lunch now. Please take
us to somewhere good for meal.
(ゴタはん、食事したいので、
適当なところへ、行ってくださいな。)
山田 : What would you like to eat ?
(どんなん、食べはりますの?)
ご主人 : Sushi.
(寿司やな)
奥様 : Soba !
(そば食べたい!)
ドライ
バーさん : 寿司とそばの食べられるところですか?
山田 : そうゆうてはりますわ。
どっか知ってはります?
ドライ
バーさん : 「がんこ」行きましょか?
山田 : ああ、木屋町二条の?
ドライ
バーさん : あそこは、高いから、
三条大橋の「がんこ」でいいですか?
そりゃそうだ。ご一緒させていただくなら、
こちらのフトコロ具合も考えないと。
そういうわけで、
木屋町三条のパーキングに車を入れて、いざ、
「がんこ」へ。
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お店のかた : いらっしゃいませ。何名様でしょう?
山田 : 4人です。たたみの席あります?
お店のかた : いいえ、すみません。テーブル席になります。
山田 : じゃ、そこでかまいません。お願いします。
6人掛けのゆったりしたテーブル席に
案内してもらいました。
「がんこ」
のメニューは、
外国人には、とても重宝で、すべて
写真付き。見れば、簡単に注文できます。
そして、奥様は、おそばの定食を、
旦那さまは、マグロの定食を
ご注文。
山田、500以下の定食はなかったので、
清水の舞台から飛び降り、
1000円突破の 「にぎり定食」。
ドライバーさんも、「にぎり定食」。
ご主人 : We will pay your meal.
Please go ahead and order
whatever you'd like !
(支払いは、こちらでさせてもらうから
どうぞ、お好きなものを
遠慮なく!)
山田 : Thank you !
ドライバーさん: Thank you !
1000円突破のお昼ごはんが、
ゴタの家計に悪影響を及ぼすことは、免れた。
【祇園】
祇園は、北部と南部に分かれています。
とくに南部は今でも甲部と呼び慣わされているよう
で、こちらの歌舞練場は、
甲部歌舞練場と、命名されています。
【祇園北部】
山田 : Let's take a picture on that
small bridge anyway.
The bridge is called Ttsumibashi bridge.
And famous for a place for photo-taking.
Maikos are often can be seen as they are on
the bridge to be taken photos.
( まあ、とにかく、あの小橋の上で写真を撮りましょう。
写真撮影のちょっとした有名な場所なんです。
舞姑はんも来まっせ。)
ご夫婦 : Yes,let's.
(撮りましょう。)
ご夫婦 : What's that ?
(何ですか?)
山田 : Small shinto shrine dedicated to
a god in charge of music and danse.
Maikos often pay visit here wishing
their improvement of their skills.
(芸事の神様を祀った祠です。
舞姑はんが、その芸事の上達を願って
参拝に来はりますのや。)
ご夫婦、白川通りを西へ歩いて行かれます。
ゴタ、アドバイスして、新橋通りの
散策をお薦めした。狭い路地を歩くのも、面白い趣向です。
ここから、新門前
通りに出て、さらにそこから西へ。
山田 : This is a residence of a famous
dancing teacher who gives
dancing lessons to maikos..
(ここは舞妓さんの踊りの先生のお宅です。)
と、説明したが、今ふり返ってみると
teacherではなく、instructor の方が
よかったかも。いやいや、master かも。
念のため、辞書を引いてみたら、
師匠 : teacher, master と、ふたつ紹介されています。
まあ、どっちでもいいことにしよう。
4月30日 (月) つづき
祇園南部(甲部)、花見小路へ
石畳の時代スリップを感じる小径です。
この両側にお茶屋さんが立ち並んでいます。
黒地の金属プレートに「お茶屋」と、
掲げられた店がお茶屋です。
一方、置屋さんの前には、舞姑さんや、
芸子さんの名前が掲げられています。
ドライバーさんは、歌舞練場の辺りで、待機。
我々3人で、花見小路探検のウォーキングツアー。
歌舞練場の少し手前(北)の左の路地に入ります。
奥様、うれしそうです。
「 Oh exciting !」
(ワクワクするわ。)
カチエ美容室・・・・。
ここは、舞姑さんの髪結いです。
でも、中が見えません。ちょっぴり、ご不満そう。
広い通りに出ました。
(これを右に行くと、女紅場なんだが・・・)
行っても、見学できないので、パス。
そのまま、車に戻りました。
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【平安神宮】
市営駐車場から、遠いので、ドライバーさんは、
冷泉通り(すぐ前の道路)で、待機です。
庭に関心のあるお客様、神苑に直行です。
奥様 : This is a good and old tram car
living its quiet and solitary life here
in a secret place like this.
何とまあ、静かなところで、
お過ごしのチンチン電車なのでしょう!)
山田 : Oh, yes.
This was the first to run on
the railroad in this city in Meiji era.
And the first to show up in Japan as a tramcar.
(そうですよね。これって、
京都で初めて走った電車なんです。
そして、日本のトップを切って走った市電です。)
池の中の飛び石は、今は、立ち入り禁止になっていました。
ご夫婦、残念そう。
山田 : These are descendants of irises
that emperor Kokaku, the 119th emperor
planted by himself in 19 century.
これは光格天皇お手植えの菖蒲です。
と、言ってみたが、
まだ咲いていませーん。(早く咲いてネ!)
ヾ(@^▽^@)ノ
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午後3時30分、7時間半の一日ツアーが終了しました。
【旅館の前で】
ご主人と : Thank you, Gota.
奥様 It was a nice day spending with you !
(山田はん、ありがとう。いい一日でした。)
ゴタと : Pleasure is mine, Mr.Tramblay.
ドライバーさん See you someday again.
(こちらこそ、ありがとうございました。
またお会いできますように!)
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山田 錦(ゴタ)
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