サウンドオブミュージック(12)
————————【12】——————————————
Near this window there was a large desk,
from which rose a delicate, small figure,
wearing a golden cross on a golden chain
around her neck.
" Maria dear, how are you, darling? "
Oh this kind, kind voice ! Big rocks fell
from my heart when I heard that tone.
How could I ever have worried ? No,
Reverend Mother was not like that ——
making a fuss about little things like
whistling ——and so a faint hope rose in
my heart that she might perhaps talk to
me now about the definite date of my
reception.
" Sit down my child. No, here near me."
————————(訳)———————————————
この窓の近くに大きな机があって、そこから、
きゃしゃで小さな人の姿がにょきっと出ていた.
その姿の首周りに金色のネックレスが金色の十
字架を吊るして飾られていた.
「マリアさん、お久しぶりね。ごきげんい
かが?」
おお、この優しい声は! この優しい声を聴いて、
何を心配することがあろう.この声でたちまち私
の心の中の心配の塊のような岩が転げ落ちた.
何の心配もいらない。修道院長に、そんな心配
するなんて.口笛を吹いたとか、そんな些細な
心配なんて.私の心に微かな希望が沸き起こった.
きっと修道院長は、やっと私に、正式に修道女登
録の日時を決定してくださるのだと、そういう希
望が湧きおこったのでした.
「さあ、お掛けなさい。もっと私の近くに。」
————————〘ひとこと〙——————————————
登録という言葉はどこにもないのですが、reception
(受け入れ)てもらって、女子修道院の修道女名簿
に記載されるということなら「登録」という言葉の
ほうが、わかりやすいかと思いました.
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