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Not goto debu

M8干潟星雲

「M20を撮ったからには、
 M8を撮るのは歴史の必然である。
 ならば、われらは襟を正し、この対象を
 撮影しなければならない!!」
 


まあ普通セットですからね・・・。
以前創造の柱を撮った際に、お試しで撮影していますが、
今回もう一度撮影してみました。

撮影時のIpad画面(10秒露光)  

 
で、150枚撮影して、109枚コンポジットをしたのですが、

「色が変だ、何故だ!!!!」
「坊やだからさ・・・」
 (違うと思います)

なんかおかしいです。
めちゃくちゃ飛びまくってるし、緑色だし、
ヒストグラムも右端が切れてます・・・。

 
レベル調整後はこんなですが、周りが全然写ってないし・・・。

 
で、そこからいろいろ調整してみましたが、どうやってもダメです。
こんな変な色合いになってしまいます。

 
なんでだろうと1日悩みました。
(ちゃんと仕事はしてましたよ・・・)

以前撮影したときは普通にコンポジットして、
普通に画像ができてました。 コレ↓

 
で、
この時との違いをいろいろ考えてみたところ、
SI8をアップデートしていたのに気が付きました。


今回のSI8のアップデートでは、ASIの冷却CMOSに対応したことで、
ベイヤー/RGB変換しなくても撮影したFITSファイルをそのまま
コンポジットできるようになりました。
なので、5/29-30に撮影したものはすべて自動で処理しました。

しかし以前撮影したM8は、まだアップデート前だったので
SI8のワークフローでベイヤー/RGB変換してから
コンポジットしてました。

そこで、今回の撮影ファイルも同じようにベイヤー/RGB変換を
してからコンポジットしてみたところ・・・。
ぜんぜん違います。

どうも自動コンポジットのRGB変換処理がうまくいっていないようです。
もしかすると自動処理の「諧調調整」-「オートストレッチを使う」の
設定を調整すれば良くなるかもですが、ちょっとそこまで試せていません。

とりあえず今回はこれで画像処理しました。

M8 干潟星雲 
M8_Lagoon Nebula
Skywatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm F5コマコレクタ-
ZWO ASI294MC PRO ゲイン340 10秒×109枚 総露光時間 1090秒
サイトロン QBPフィルター


ちょっと位置が上よりではみ出たのと、星が飽和しまくりですが、
星雲自体はまあまあ良く写りました。
(もうちょっと外周部を上手く写したいですが)

M8中心部  

これは今回の109枚と前回の33枚を足して142枚で
コンポジットしたものです。

角度が合っていなかったので中心部だけトリミングしてからさらに
処理しました。
なかなかいい感じで中心部の微細な構造を写せました。
 
角度が合っていない元画像はこちら
M8_Lagoon Nebula_2
 線が入ってなければこっちの方が良いですねえ・・・。

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