MILTOL400EDを明るくしようと、
レデューサーを購入してみました。
製造終了に伴うセールで27800円と格安で手に入れてから
BORGのマルチフラットナー と組み合わせて運用してますが、
明るい星雲はなかなか写りが良いのですが、淡いのは結構厳しい。
露光時間を伸ばそうとしてもたわみがあるようなので
1回の露光は300秒までが限界と思われます。
(もっとGainを上げて撮るという手もあると思いますが)
で、いろいろ物色していたのですが、バックフォーカスが
アジャスタブルなのが良いと考えWilliam OpticsのFLAT6AⅢ
を購入してみました。焦点距離が0.8×になるレデューサーです。
(いずれFLT-91が欲しいなあというのもあります)
これはアストロストリートさんのサイトから拝借した諸元です
問題になるのが接続なのですが、対物側がM63なのでM63-M48の
変換リングを一緒に購入、ミルトルは2インチを差し込めるアダプターは
以前購入してあったので2インチ延長筒をつけて、接続してみましたが、
ピントが全く合いません・・・。
そこで、コスモ工房さんでM48⇔M57のオスーオスの変換リングを購入。
(一度M48に絞ってからまたM57に広げるってどうなのッて感じですが)
取り付けてみるも、未だピント出す。。。_| ̄|○。
さらに短くするために接眼側の部品を取り外し。
(ミルトルはこういうところ分解できてよいですね)
しかし鏡筒側がM60のオスネジ。。。_| ̄|○
BORGにもなぜかM60のメスのアダプターは見つかりません。
困りながらもよくよく見ているとM60のオスネジの内側にもネジが
切られていているのを発見。M57っぽいです。
もしやこれはと思いはめてみると・・・なんとか取り付けられました。
早速6Dを付けて遠くの鉄塔でピント確認したところ
ようやくピント位置出ました。(とりあえず良かった)
ただしどうやらネジのピッチが合っていないらしく、1回転ちょっとしか
差し込めません・・・・。
ちょっと危険なので後日きちんとした対応は考えたいと思います。
(M63メス-M60メスの変換リング作ってくれるところないですかね?)
MILTOLはネジ規格がBORG互換なので、BORGの鏡筒持ってないのに
BORGのリング沼の入り口を垣間見てしまいました。
で、次はバックフォーカスなんですが、
William Opticsの各鏡筒の焦点距離とバックフォーカスを調べてみると
以下の関係になります。
それにミルトルの焦点距離400mmを当てはめるとバックフォーカスは
62.98mmと出ました。
ただし62.98mmはアジャスターを一番縮めた位置でのレデューサー
後端からの距離なので、レデューサー前端部からの距離に換算する
必要があります。
換算するとレデュサー前端部から124.48mmとなりました。
で、さっそくこの位置に調整して撮影をして
みたのですが・・・周辺の星は流れまくりで
全くダメダメです。
撮影したのはばら星雲
ばら星雲(MILTOL+WO 0.8×レデューサー)
KENKO MILTOL 400ED William Optics Flat6AⅢ
ASI294MC PRO gain150 -10℃ 300sec × 20 HEUIB-Ⅱ+UVIR
F6.7からF5.36に明るくなったぶん画角が広がり、中央部のばら星雲は
色も濃く良く写るようになったと思います。
ただ周辺部の星像がダメダメですね・・・。
中心と端を各500×500ピクセルで切り出し
このレデューサーは、3枚玉アポ用なので、2枚玉のMILTOLでは
同じ延長線上では合わないようですね。
で、さらに調整してみればよいのですが、この時はメジャーを持って行く
のを忘れてしまったため断念しました。
後々考えてみたら、一番縮めた状態から1回転ずつ回して撮影してみれば
良かったと気付いたので次回試してみようと思います。
またフォーサーズの画角よりフルサイズでやった方が判りやすいと思うので6Dでやってみたいと思います。(良い位置が見つかるといいなあ)
あと、右側よりも左側の方が酷いです。
これはレデューサーというよりはスケアリングが合っていないようです。
(なにしろ1回転半しかねじ込めてないので・・・)
こちらも早急に手を打つ必要がありますね。