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私の愛機は8cmMARK-X

海王星と天王星

10月3日快晴の一日
緊急事態宣言解除で、久しぶりにお酒を飲みながらの外食。
帰宅後、木星が南中を過ぎたもののとりあえず12"DOBをベランダへ。

シ―イングは2/5~3/5と特段良いわけでもなく、木星、土星面もあまり変わり映えしない。それらを写真撮影する気になれず、QBPフィルターを装着しながら街灯だらけの環境の中、M27やM57を鑑賞。M27に関してはフィルターの効果は絶大で、フィルターを付けない状態では30cm反射でも東京の空では全く見えない。

小学生の頃は、4cm程度の小口径の望遠鏡故に極力周囲に明かりが無い場所を探し求め、懸命にM57のドーナツ構造を観察したもので、自動車のヘッドライトなどが視界に入ってきた際には慌てて目を閉じ暗闇に慣れた目を守ったものだ。それが今は口径の大きさに任せ、周囲の街灯を気にすることなく随分とデリカシーの無い観望スタイルになってしまっている。

30分ほどの観望を終え、手仕舞いを考えたが、土星、木星の後に海王星、天王星が姿を見せていることを思い出した。今年になっていずれも望遠鏡を向けたことがない。
まずはうお座とみなみのうお座の間に位置する海王星。自動導入したものの75倍程度では円盤像には見えず、周囲の恒星との区別がつかない。250倍でようやくシアンとグリーンの中間色の円盤を確認。ただシ―イングの悪さに加え、光軸が狂ってしまったようで、円盤像を確認しただけで衛星などそれ以上の景色はみえない。

次いで牡羊座とクジラ座の中間ほどに位置する天王星。南中までにはまだ数時間を要する低空にあったが、こちらは75倍でも円盤像が確認できる。海王星より更に緑色の円盤像のイメージを持って接眼レンズを覗き込んだものの、5等級と明るいためか、30cm反射を通しての眼視では随分と白っぽく見えている。

せっかくなので両星をコリメート撮影。
下の写真は、海王星と天王星。250倍で同縮尺でトリミング。露出はそれぞれ1/6秒、1/8秒(ASA3200)。

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