2月28日 南天に薄雲がたなびく夕暮れ。昨晩に続き今日も風はあったものの次第に弱まり気温もそれほど下がっていかない。
今日は30cmドブをベランダに運び出し空の状態をチェック。 シ―イングが2/5~4/5と著しく変わるが良い状態もときたまある。 早速250倍でリゲル伴星を確認後、シリウスへ。ギラギラと光条が眩しくやはり伴星は確認できない。
眩しさ軽減を目的に次はアイピースを3mm(500倍)に交換し、再びリゲルからシリウスへ。
すると斜鏡スパイダーの回折像に重りながらも呆気ないくらい随分はっきりと見えている。今まで何で見えなかったのかと不思議なくらい楽に見える。そして再び250倍に戻してみると眩しくて伴星は姿を消す。 離角の問題ではなく、主星の放つ光に埋もれてしまっていたのだ。
記念撮影にとカメラを持ち出し撮影に。露出を変えながら何枚か撮影するも被写体としてはかなり難しい。今後様々な条件を変えてもう少しマシな写真をupしたいと思うが、何とか伴星とわかるものを一枚。
下の写真は全て30cmドブ500倍にてコリメート撮影。
オリオン座λも初めてである。
その後、食事のため一度中断し、30分ほど時間をおいてまた再開。
満月直後の月も高くなり、オリオン座、おおいぬ座ともうっすらと雲が覆っている。すると先程まで見えていた伴星がまた姿を消した。
シリウス伴星はシ―イングのみならず、透明度も重要な条件であるらしい。雲、更に月など背景の明度が上積みされ、コントラストが下がるとこれほど極端に見えなくなることが分かった。雲が出てきたため、本日は8cmのチャレンジが出来ないまま終了。