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私の愛機は五藤光学8cmMARK-X

西から昇った太陽の思い出

仕事で米国東海岸のDetroitに来ていた時の話である。当時は西海岸LAのSanta Monicaに住んでいた。夕方仕事を終え、Detroit空港から西海岸に向け5時間の長いフライトを待っていた。
荷物の積み込み作業で若干遅れ気味だったが、ようやく滑走路に向けて動き出した機体の窓から夕陽が沈む様子が見えた。そして程無くして離陸。

飛行機は西に向け飛び立つと、高度をグングンと上げた。バックシートに背中を押し付けられながらも窓から進行方向をみると、一度沈んだ太陽が再び昇ってきた。しかも西の方角から!
「たとえお天道様が西から昇ろうとも」のくだりが実際目の前の光景として再現されたのだ。

西からお天道様が昇ることも有る、この事をしばらく頭の中で繰り返し、自身がそれを体験できたことに一人大いに悦に入った。

その後、飛行機は太陽に向かって飛び続けるも、地球の自転には追いつけず。
太陽は、ひと際ゆっくりと時間をかけて2度目の日没を迎えた。

西から昇った太陽と同日の2度の日没、何という事も無いのだが貴重な体験だった。

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