誰もが恋をすると私は思う、人間誰しも恋をして大人に成るんだと思う。
私は恋はしたことはある、でもいつも片思い両思いにはならず振られる日々。
そんな私でも好きになってくれる人がいるのだろうか?
それならいいな、特に有戸君がいいななんて思ったり、有戸君とは夕凪有戸と言って私と同じ高校一年生。
お馴染みで同じ高校に通っている。
私の村、高天原村は名古屋市の近くにある誰も知らない村、私の名前言ってなかったね、私は神奈川未紀趣味は読書で小説を読むことが楽しみだ、明日はM県の孤島のペンションに私と有戸君と同じくお馴染みの葉山燐と行く。
葉山燐は強気な女の子でエセ関西弁を喋るちょっと癖の強い子だ。
この子は高天原村に最近引っ越し来た。
「ここが例のペンション?なかなかいいね」
私は聞いていたのと違い驚いた、クラシック的な雰囲気と趣があり、とても良かった。
日本庭園を思わせる様な庭に旅館は洋風でホールにはシャンデリアがあり、パーティー会場を思わせる様な食堂で、三階建てで三階にはプラネタリウムが見れる部屋がある。
燐が荷物を取り出していたので私達も荷物を取り出す事にした。私はトランクに積んだ荷物を取り出そうとした時に、エリーゼのためにが聞こえてきて、ふとペンションから聞こえてきたのかと思ったのだが、方向が違ったそして聴こえなくなっていた。
「じゃあチェックインするか」
有戸君が先人を切って歩いた
001
俺の名前は矢佐切祐輔、孤島のペンションに榊原海斗と一緒にきている。別にホモだとかゲイではない、探検研究サークルの泊まるペンションの下見で来ている。
なんで海斗と一緒なのかはあ、女の子が良かったなあ。
「お前、今女の子が良かったなあと思ったろう。」
「嫌だなあそんなこと思っている訳無いだろう」
こいつは勘がいいのか考えている事を見通してくる、それが怖い、『((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルってなってないか』というメールが海斗から送られてきた
「お前勘がいいのにも程があるぞ」
「まあとりあえず、入るぞ馬鹿」
「なあここ宿泊費いくらだ?」
「6000円」
6000円にしては豪華だなんでこんなに豪華なのに宿泊費が6000円なんだ?
「祐輔あの子写真建ての女の子ににてないか?」
と海斗が言った時にエリーゼのためにが流れたのだ。
しかも外から一体だれが?何処でひいているんだ
「どうした馬鹿」
「いやなんかエリーゼのためにが聞こえてきてな」
「はっ?馬鹿かそんなの流れてないぞ、エリーゼのためにって言うのはまあいいや」
「・・・・・・」
003
広いなあここが私達が泊まるペンション?
宿泊費6000円ってめっちゃ安い、それなのに豪華だ。
急に頭痛がした
『なんでこんな事に、それなら来なければ良かった』頭のなかで色々な声が聞こえてくる
『これはひどい』『全部貴方のせいよ、返して返して』『じゃあお前はこれを受け入れるのかよ』『もう嫌!』
「どうした?大丈夫か?」
有戸君が心配して声をかけてくれた、その優しさが嬉しかった、暖かった温もりを感じた
「なあ体調が悪いなら帰る?また日を改めてこればいいんだから」
「そうやで、無茶はいかんで。また次にすればええんやから」燐も心配して声をかけてくれたのだから嬉しかった、こころ強かった。
「大丈夫、ただの偏頭痛だから」
「そうやったなあ未紀は偏頭痛持ちやったな外は嵐が来そうな雰囲気やしな」
そうやりとりをしていると
「大丈夫ですかお客様、直ぐに部屋に案内致しますので」
偏頭痛ごときで二人に心配かけてしまった、でも二人は優しくて嬉しかった、もう心配かけない様にしないと。
外を見ると嵐が吹いていた。嵐が明日までに過ぎればいいんだけどな。雷も鳴り嵐が来たぞと言っている様に感じた。
五年前あの事件あの時のやりとり事件の真相、全て明らかにはならなかったあの事件、私は何をすれば赦されるの。
001
「本当に聞こえなかったのかエリーゼのためにが」
「何回も言わせるな馬鹿」
俺は不思議なあまり少し焦っていた、幻聴だったのか?
でも、確かに聞こえて来たんだ
「なにを争っているの貴方達」
声の聞こえた方を見ると、見知らぬ初老の女性と若い男性がいた。
「いやたいした話ではないです、それよりも最初に挨拶するのが普通じゃないですか?」
「そうでしたね、私は明石洋子でこっちは息子の武司です」
「俺は矢佐切祐輔でこっちは同じサークルの榊原海斗です、洋子さん達は聴こえませんでしたかエリーゼのためにが?」
「ほら言った通りだろう、俺も聴こえたんだ、エリーゼのためにが、それなのに母は聴こえなかったって言うんだ」
えっ、俺達と同じだ片方は聴こえてもう一方は聴こえなかった。
「私も聴こえました」
と女子高生も言った。
「名乗り忘れました私は神奈川未紀です、こちらは連れの燐と有戸です」
これで全員か?やけに少ないな一泊6000円で朝昼夕と食事付きなのに。
それよりもオーナーが使用人を仕切りながり切り盛りしている。
「祐輔さんでしたか?私も聴こえたんです、なのに二人は聴こえなかったって言っているんです、ほら聴こえている人もいるでしょ 」
未紀という連れ二人は顔を見合せていた。
俺と武司君と未紀さんは聴こえただけど他の四人は聴こえなかった。
一体何故エリーゼのためにが何かの、幽霊的な奴か。霊感とか無いのに、風邪を惹いてる妹が死んだとか?LINEで様子を聞いてみよう。
あれ、電波届いてない?さっきまでは届いていたのに?
「どうした?」
「いやさっきまでは電波届いていたのに今は届いてないんだ。」
「あっうちのもや、届いとらへんやんか」
全員の電話が使用不能になる。不吉だ、惨劇が呼んでいる。俺達を呼んでいる。
002
僕は武司で趣味は音楽鑑賞で彼女もいて、デートをするため岐阜のペンションに予約していたのだが、デート当日彼女が風邪を惹いた為に、母と一緒に行く事に・・・はあ本当についてない。
そして俺は着いたときにエリーゼのためにが聴こえたと言ったのだが、母には聴こえていない。
そしてペンションに入ると先に数名来ていたようだ、ペンションのチェックインしていると、「本当に聞こえなかったのかエリーゼのためにが」
「何回も言わせるな馬鹿」
エリーゼのためにを聴いたんだ、やはり気のせいじゃなかったんだ
これで全部の駒が揃った
神奈川未紀高校一年生高天原村の向山学園に通っている。
夕凪有戸高校一年生、神奈川未紀に同じ
葉山燐高校一年生、神奈川未紀、夕凪有戸に同じ
矢佐切祐輔名古屋市のN大学に通っている病気の妹が心配
榊原海斗名古屋市のN大学に通っている、祐輔にしょうがなく付き添っている。
明石武司デートに行くはずが彼女が風邪を惹いた為に母の洋子といくはめに。
明石洋子昔はアイドルだった。
始めよう惨劇の物語を
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