神谷大輝の小説

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カナタさん2話

2023-04-18 18:25:00 | 日記
「ねえますみ、今日そっち行ってもいい?」
仁美からそんなお願いされたのは、あの話から二週間後で、テレビからはニュースが「また殺人事件がこの近辺で起こった、今回も二人の犠牲者が。女子高生二人が前の事件現場から少し離れた所で殺された、また両方頭が無いという被害に。警察は連続殺人事件として調査する事に!!」
それにしてもなんでまたふたりだ、何故だろう?まあ私には関係無いけど。
それにしても仁美、また翔子の彼氏を奪って何がしたいのだろうか?解らない?理解できない。
あんなに綺麗なんだから、翔子の彼氏を奪う必要ないんじゃないの。パソコンをいじっていると、呪いのカナタさん、というサイトにいきついた。
(へぇ、こんなの信じる馬鹿がいるんだ、意外ねまあ私には関係ないけど)そう考えていた。それもそうだろう今どき呪いなんて、信じる馬鹿いるわけ無いでしょう。
その時に固定電話のが鳴った、こんな時間に誰だろう?と怪訝に思いながらも電話にでた。
「もしもし」
「貴方ねわたしを殺したのは?」
といい電話がきれた悪戯電話ね最悪!

数時間後

「ますみ私殺されるかもしれないわ」
いきなり何を言ってるのかしら、殺されるって誰に?
ついに頭がおかしくなったのかしら?
「大丈夫?何があったの?」
私は仁美を落ち着かせてから話を聞く事にした、でも誰かに怯えている、そんな感じがする。
誰に怯えているのかしら解らないわ。
「カナタさんに私は殺されるわ!!嫌よ私はまだ死にたくないわ」
カナタさん・・・あの噂のカナタさん?
いやいや、カナタさんなんて存在するわけないわよ、馬鹿ね
「カナタさんなんて存在しないわよ、ただの都市伝説よ、だから大丈夫よ」
私は笑いながらいったのだけど、仁美は相変わらず怯えている。
なんでよ貴女も馬鹿じゃないんだから、信じないでしょうカナタさんなんて。
「私もう限界なのよ、元はと言えばあの娘が悪いのよ、だからあの娘が鼻につく態度をとるから!!もう嫌」
と部屋を飛び出て行ってしまった、どうなっているの?あの娘ってだれ?

0002

「貴方、昨日は大変だったみたいね。殺人事件解決できるの?」
優花は家族の時間を作って欲しいと最近言ってくるが、専業主婦のお前に何がわかるんだ!!刑事だって大変なんだぞ!!誰のお陰で生活出来ると思っているんだ!!
と言いたい気持ちを隠してはいるが、いつか爆発しそうだ。
離婚は余りしたくないと、思っているが、本当に独り身になりたくなったら、それもありだと思っている。
「まあな、それよりすまなかったな稲穂の入園式行けなくて」
「別にいいのよ、貴方は貴方の時間があるんだもん」
でもカナタさんなんて本当にいるのか?

数時間前殺人現場に戻る

「全く幽霊とかいるわけ無いだろう」
「とにかく聞き込みに廻ってくれ」
警部にそう命令されたので、聞き込みに廻る事にしたのだが、早川が殺人現場で吐いてしまって、直ぐには行けそうにもない状況だった。
刑事なんだから殺人現場で吐くなよと思ってしまった。
新人じゃないんだからさぁも、っと強くなきゃならない、と俺は思う。
「おいおいお前、殺人現場で吐くなよな、刑事だろう」
「そうですけど先輩、ぼく死体はいつ見ても駄目なんですよ」
全くこんなんで刑事務まるのか?

まずは大手声優の事務所のジカル声優事務所だ。
そこの、田中香菜という声優が、仏と親しかったと教えて貰ったので尋問する事に。
「最初にお尋ねしますが、神奈川遥さんと長谷川唯さんに恨みを持っている人はいますか?」
「さぁ、こういう商売ですからねぇ、恨みって言っても沢山いるといえば答えづらいですし、居ないといえばそうだとも言えませんし、取り敢えずこういう商売柄そう言った事は断言出来ません」
「そうですか、じゃあ貴女は死亡推定時刻の午前二時は何をしていましたか?」
「アリバイですか?それならラジオ番組に出ていましたね、一応ラジオ番組の名前と共演していた人を記しますね」
共演していたのは、戸松花梨と新川裕子という名前らしい番組名は、声優だらけのラジオという変な名前の番組だった。
「最後の質問です、貴女は呪いのカナタさんというのを知っていますか
「カナタさん・・・ああそれなら遥さんが言ってましたね、確か・・・何でもカナタさんは誰でも呪い殺してくれる、だからわたし願ったのって」
そうかやはりカナタさんが今回の殺人事件の鍵か。
でも何で神奈川遥さんがそう言ったんだろうか?


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