すべての人が、世界中どこからでも、
必要な情報にアクセスし、情報を発信できる世界。
発信された情報は、それを必要とするであろう人へ
自動的に配信され、それに見合った対価が支払われる。
フラッシュに描かれている世界は、
特に新しいわけではなく、
今までにも言われてきたものだし、
テクノロジ的に見て、最後のほう
(記事の自動編集など)は、すぐには
実現可能では無さそうだ。
しかし、改めてかっこいい映像にされると、
説得力があるように思えてしまう。
実際のところ、こういうテクノロジによって、
ジャーナリズムのあり方は変わるのだろうか?
たぶん、かなり変わるような気がする。
たとえば、身近な例として将棋について考えると、
既に、将棋連盟が編集している将棋世界や、週刊将棋よりも、
将棋愛好家が作っているホームページや、
棋士のブログのほうが、情報量が多くなっている部分もある。
もちろん、2ちゃんねるを引き合いに出すまでもなく、
ホームページのクオリティは玉石混交だが、
そこから玉の部分だけを取り出せれば、
事実として、それらのクオリティはかなり高い。
たとえば、以下のようなサイトたち:
将棋に関するネット上の情報を一覧するなら、勝手に将棋トピックス
タイトル戦など主要な戦いについてのコメントを見るなら、
せんすブログや、T's Shogi Station
羽生さんについてのデータなら、羽生善治データベース「玲瓏」
将棋というのは、狭い世界に、知的な人たちが
集まっているという意味で、
かなり特殊な例かもしれないが、
しかし、こういうことが、
Googlezon という未来につながっているような気がする。
そして、「情報」は、ニュースやエンタテインメント
だけではないのだ。一番大きいのは、広告宣伝と口コミ
ではないかと思う。
もちろん、お金や手間のかかるコンテンツは、
今後もプロが作ることになるだろう。
しかし、今の民放テレビ、週刊誌、夕刊新聞のような、
ある意味で「どうでもよい」情報を取りまとめているメディアが、
Googlezon 的なものに取って代わられる日は
案外早く来るような気がする。
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