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聖マリアンナ医大医学部3年生への診断学の講義でした。このシリーズはうちの卒業生である総合診療内科の石井大太先生が主に授業計画を立てたものです。
3年生ということで,まだベッドサイドに出ていない学生さんたちが対象なのでかなり内容には悩みました。とにかく現在勉強していることが,どんな風に実際の臨床につながるのか,そしてそれがどれだけ興味深く(interesting)かつ面白い(fun)ことであるかのイメージが伝わるといいな,と思いながらセットリストを組みました。
驚き,知的好奇心,それを下支えするための知識,勉強することがさらに興味を引き出すことなどなど,とりとめもなくアイデアは浮かびましたが,直前まで悩んでの60分の講義でした。少なくとも何人かの学生さんには伝わった感触がありました。熱心な一人の学生さんが授業のあとにわざわざ質問に来てくれました。
これから臨床医学の深くて広い世界に踏み出す学生さん達にとって,少しでも興味を引き立てる講義になったのなら嬉しいと思います。