
――― 知的財産を活用して経営改革 ―――
おはようございます。知財経営プロデューサーの新井信昭です。
知財経営事例集37(大手撤退事業を取り込め)を解説します。
4月7日付日本経済新聞の記事は、「大手撤退事業、中小が取得」と題して次のように伝えています。
ソフト開発「プロアシスト(大阪市)」が、パナソニック電工の子会社である「パナソニック電工インフォメーションシステムズ」から「位置検索サービス」の事業を買い取った。
このサービスは全地球測位システム(GPS)と携帯電話を使って、外出中の営業担当者の位置などを瞬時に検索できるサービスです。
このサービスはすでに稼働しており、年商5千万円程度で収支黒字。顧客基盤も存在しました。
ポイントは、プロアシスト社社長(生駒京子氏)のコメントです。
「自社でシステムなどを開発したら10倍の費用がかかる」
つまり、10分の1の費用で技術と顧客基盤を手に入れた、ということです。この技術と顧客基盤はプロアシスト社の知的財産(知的資産)となり、同社の成長の原動力になることでしょう。
中小企業経営者の皆様。大手企業には小さすぎても貴社にとって十分に大きいビジネスが他にもあるはずです。
大手企業の知的資産を安価で手に入れる、という発想をもってください。
知財経営プロデューサー 新井信昭 弁理士
株式会社グリーンアイピー公式サイト http://greenip.co.jp/
〒108-0014 東京都港区芝5-13-11 第2二葉ビル601
▼コンサルティング、権利化等についてのお問い合わせはこちら
info@greenip.co.jp

▲株式会社グリーンアイピーはCSFに出展します
▲新井信昭が2010年7月16日にCSF知財経営セミナーを行います
Copyright:© 2010 GreenIP All Rights Reserved.
(文章・画像の著作権はグリーンアイピー新井信昭に帰属します)
【ブログポリシー】
知財経営(知的資産経営)にプラスになる情報を毎朝執筆します
顧問先・クライアント企業等、守秘義務のある特定情報は執筆しません