とんかちドリルズ

Lifestyle constructor
家とか、家具とか、趣味とか。楽しく過ごす為の時間を構築したい工務店。

書籍~子どものことを~

2008-04-17 07:02:37 | books
以前FM横浜で紹介されてて、気になってた本を買って読みました。

面白いな~と思ったのは、自分の子どもに3歳から10歳まで一年一回インタビューをして、それをまとめた本だから。

小さい子って独特のニュアンスや見方があって、その時しか使わない言葉があるでしょ?
そのやりとりの一部が紹介されてたからなんか妙に見たくなっちゃって。

3歳の子にキチンと人と人として接して話を進めているのがなんか良かった。
「ああ、そういうの大事だな~」って。
親は大人として振る舞わなきゃいけないのは分かるけど、子どもだからと自分の見てきたモノにはめてはいけないな~って、なんか考えました。

言葉に困る質問、言葉を選ぶ答え、知らない事を濁したり、そんな事は子どもにバレるので、やっぱ直球勝負がいいな(元々直球勝負ですが)。
子どもがいるかた、子どもが生まれるかたにちょっと見て貰いたいです。

8歳の時「歩いて旅をしたい」と言っていた子が15歳の時に本当に自転車で旅に出てしまったのには、親には何気ない一言も強い思いがあったりするんだな。聞き逃せないな、こりゃ。と思いました。

その子曰わく、人間の頭の中に一生分の毛が入ってるんだって。脳は毛だらけ。まぁ分からなくもない(笑)

〈書籍〉「あたり前の家」がなぜつくれないのか?

2008-01-31 13:00:57 | books
自分の思いが本になったかの様な本です。

今の住宅の実情、問題。今後の方向性、可能性など大きな写真(ほぼ写真?)と分かりやすい文章で書いてあります。

これから家を建てる人、いつかは建てたいとボンヤリとだけ思っている人にこれを見て今の住宅の「常識」を少し考えてみてください。
オレも結構勉強になりました。

「あたり前の家」http://www.atari-mae.com

ちなみに…会社に置いてあったのをパクっちゃった(笑)

只今勉強中~書籍〈数寄屋設計考〉

2007-12-12 10:08:17 | books
茶室を造る予定はありません。
数寄屋風の住宅造る予定もありませんが、糧になればと読んでいます。

〈数寄屋〉とは数を寄せ合せて造る家。
まぁー奥が深いのです。

茶道家によって考えられた数寄屋造りなのですが、左右、前後とも非対称を嫌います。 窓の形、窓の配置や壁の仕上げ。
屋根も前から見た姿、横から見た姿が違う見え方になっているようです。

それらは全て客人を楽しませる意味を持っています。
客人の座る位置、そこから見える目線。
全て緻密に計算され、窓の配置や形が等分によって考えられて〈数寄屋〉になっているそうです。

それはお客さんをもてなす客間みたいなんですね。
今ほど娯楽が無かった時代、お茶で窓で壁で姿で魅せる茶室を考える茶道家は今で言うエンターテーナー。

実際、今読んだ考えを頭に入れて茶室の写真を見ると、なんか楽しいですよ。
全てに意味がある、それが茶室です。

最後に一つ。
床の間は将軍などエラい人の座る一段上がった床が簡略化して今ある床の間になりました。
だから高い掛軸や壺なんかを大事に飾るんですよ。
物置にしてる人いませんか?
殿様に叱られるよ…。

基礎コンクリートの巻

2007-10-29 08:55:20 | books
車で言えば足回り。エンジンが良くてもそれを路面に伝える足が良くなきゃ意味が無い。

で、今日は基礎の話し。

家には目が行ってもなかなか基礎にこだわる施主はいないもんです。なので、説明しましょう!

工務店と同じく基礎屋(とび職)によって仕上がりはマチマチです。
工務店やハウスメーカーの指示でやり方を変えたり、流行(って言って良いのかな?)で基礎の高さが変わったり、鉄筋の径やピッチが変わったりとより柔軟性が必要なんですね。荒っぽいと思われる割に繊細さが必要だったりします。
何故ならコンクリートって奴は打つ人によって仕上がりが微妙に変化するんですね。

ただ打てば良いってもんじゃー無い。そんな業者にようは無い!

しっかりとバイブレーターで振動をかけ(かけすぎると弱い部分が出来たりします)余分な水分、空気を抜いたり、空洞(ジャンカ)を無くしたりするのも経験が必要。
基礎の通り(直線性)も細かな調整が必要だし、ベタ基礎の土間をたいらにするのも繊細な作業です。
綺麗にピカピカに土間を仕上げるとコンクリートに含まれるガラス質が浮き出し表面に膜を作ります。これが表面強度を上げ割れにくいコンクリートになるのです。
しっかりコンクリートを叩き、詰き固めれば割れにくくなります。
コンクリートは必ず割れる物ではありません、しっかりと手順を踏んで施工すれば割れない!とこの本に書いてあります。

そしてコンクリートは生きています。打ってから年月を重ねちょっとづつ水分を出し続け硬化していきます。いきなり固くはならないんです。
そして水分を出し切ったあと粘りを無くし強度が落ちていく。
コンクリートは一生固いままでは無いんですね。

完全気密住宅では床下の空気を塞いで、湿気は何処へ逃す気なんだろうか不安ですが、それは置いといて、基礎は湿気を出し続ける事を頭に入れておきましょう。

よく鉄筋の太さを売りにしている広告を見ますが鉄筋の太さより、鉄筋の組み方、基礎の仕上げ方のほうが重要だと思います。家を建てる時は基礎コンクリートにもこだわりましょう。




続・ソーラーシステム

2007-10-01 23:15:44 | books
先日日記で紹介した本を今日時間があったので、しっかり読んでみました。

一言で言うと、「濃縮」といった感じです。
そこにはソーラーの事、自然エネルギーの事、環境の事が濃縮されていました。
中でも「ぺレットボイラー&ストーブ」が自分には興味があったので色々な事を知れました。

これを御覧の方に「ぺレットボイラー」「ぺレットストーブ」を知っている方は居るでしょうか?
木製ぺレットと呼ばれるオガクズ、カンナクズに含まれる成分リグニンで小さく固め固形燃料として使用するストーブ、ボイラーです。灯油のようにタンク?に貯め勝手に燃やされるようになっているようで、灰もさほど出ないそうです。
現在灯油より設置コスト燃料コスト共にかかりますが環境負荷は減りますし、何より「火」を見て暖まれる利点があります。デザイン性に優れた物や、上部にヤカンを乗せられるモデルも出ていました。
太陽熱温水機とぺレットボイラーと太陽光発電と合わせて使用すれば自立形住宅が出来そうですし、夏場の冷房も放射冷却を用いた冷媒装置で少しは室温を押さえる事も出来そうです。

実際の所、今のままの生活を自然エネルギーでまかなおうと思っても出来ないと思います。
それより「自分達の省エネから」
電気を作っているから冷暖房を使おう、オール電化で行こうではダメ。省エネありきの自然エネルギーであって欲しいと思います。

全ての事にそうであればイイですが、人それぞれ出来る事出来ない事もあるでしょう、まず出来る事から。そんな思いが詰まっている本でしたが、まー濃かった(笑)

最後にチームマイナス6%。今から6%ではありません。
今からですと、13%ちょい位です。

チームマイナス14%(多め申告)で行きましょう。


色々教えて下さる方のブログです。ぺレットストーブが(かっこいいよ)写っているので見て下さいな。こんなストーブがある家良いなー。
http://greenerw.exblog.jp/3836939ぺレットストーブがやってきた
http://greenerw.exblog.jp/3879500ぺレットストーブがやってきた2

オージィさん勝手に貼ってすいません。

ソーラーシステム(書籍)

2007-09-30 08:33:26 | books


まだ読みはじめですが、心に残る言葉があったのでどーぞ。

「最後の木が死に、最後の川が毒され、最後の魚を捕った時、人はお金は食べられない事に気付くのだ」

アメリカ先住民が残した言葉だそうです。

この本、名前の通り太陽と新エネルギーシステム専門誌。
まー、内容が濃くて濃くてなかなか読めていません。

他にも「数寄屋設計考」「さしがねの使い方」「寄せ棟入母屋」ってのもまだ読んでない。
気になると買っちゃうんだけど、どれも濃いからペラペラ読めないのねー。
「数寄屋設計考」の『数寄屋』これがまた深いんだ、ドープです。
茶道家の魂がそこにはありました。読み切ったら伝えます。

ま、この本読み切ってないのに書いたけどね(笑)