絶賛仕込み中のプラーナパンクス×とんかちドリルズ woodcoreシリーズ。
今回も紛れもなく私が手作業で製作しております。
コアプロフィールは前回と同じセンターケヤキ、ヒノキ、スギ、ヒノキ、ケヤキ、ヒノキ×3となっております。
前回はセンターケヤキのみブックマッチ(本を見開きにしたような接着の仕方)で製作しましたが、今回はいっそのこと全部ブックマッチにしたらどうだろう?
とセンターを挟んで全部ぱっかっと開いて接着した、そんなコア配列にしてみました。
もちろん手間暇かかりますが、見た目の感動が違うっしょ!ってことで挑戦してみました。
結果は良いですよ、めちゃカッコいい。
俺のコアなんてそんなもんです(笑)
でも、美しいものはそれが一つの機能です。「美しい」という機能を持っているだけで人は満たされる。そんなことを誰かが言ったとか言わなかったとか(笑)
樹脂を吸って、いい色味が出るんだろうな~なんて考えながら製作しております。
乗り味は最高ですよ、だってもともとの板が良いもん(笑)
ピーナッツは安心の仕上がりです。昨シーズン乗り倒して、良い所も悪い所も把握しております。
詳しくはメールください(笑)
スーパーシンクロは想像の中でしか乗れていませんが(前回作ってないから)きっと合うはずです。ちゃんとそんな配列を考えましたよ。
檜も一本一本密度も重さも張りも違うので、「こんなふうになればいいな」と思ってちりばめました。
こうご期待です。
ピーナッツ、スーパーシンクロ共に1本づつ在庫があります。
こんな季節ですから、出来あがりを見てからじっくり悩んでください。きっと満足できる一本になるはずです。
あー、楽しい。
プラーナパンクス×とんかちドリルズ プロジェクト、ピーナッツ&スーパーシンクロの要、センターストリンガーのケヤキをピックアップしに行きました。
今年も良さそうな材があったので、この幅からさらに美味しい所を製材し、7本?8本?分のセンターストリンガーとサイドストリンガーになります。
少し贅沢に使って、残りは友達のサーフボードビルダーの為、ウッドフィンの素材になる予定です。
まずは要のセンターストリンガー作り、それからヒノキ、杉と製材、はぎ合わせと進みます。
ピーナッツ、スーパーシンクロ共に残り一本です。
オーダーや質問はmail@tonkachidrills.comもしくはRGBstoreまでお問い合わせください。
お問い合わせを頂いたので、改めましてご説明します。
まずは、昨年の試乗会でピーナッツを乗りまして、個人的にはハードモデルが好きだったんですね。
なんていうのかな、、ヒノキのまっすぐに戻ろうとするスピード感よりもぐう~っと行ってぼっしゅ!っと戻るタメのような一拍が欲しかったんです。
ぶっ飛ばすウッディーロケットだったらヒノキがいいかと思います。どどーんと行ってぐーっと曲がって、どーん、みたいな。
俺は絶妙な長さのピーナッツのテールを曲げたままテールでターンがしたかったんですよ。
ヒノキだとその一拍が無くて、戻りが早くて。でもハードだとちょっと重い…違うかな、うーん。もう少し軽くしたかった(重量じゃなくて、操作性です)んですね。
でもノーズは長いし、広いので面で圧を受けやすいので、素材は固めがいいだろう、と。
ナベさんと話をして「神奈川で取れる木」としてケヤキを上げたんです。そしたら、ギターにも使われたり、マテリアルとして面白いんじゃない?ってことでケヤキを調べたんです。そうしたらケヤキは薄いと曲木に適しているということが分かり、薄くしてみたら程よいしなりで。これは面白いかも?と思ったわけです。
大工として使うケヤキは框とか太くて重厚な使い方なので、薄く使う概念が無かったのですが、それがまた興味を湧くポイントだったりして。
それでケヤキを芯にしよう!となったんですよ。
ケヤキの隣はヒノキ、杉、ヒノキの配列にして、曲がってから戻るまでのスピードを調整(想像でw)ヒノキ×3では早いから、赤みの杉を入れて軽さも出しつつ、戻りを遅めにその隣にはデザイン性を考えつつ5ミリのケヤキで振動をばらけさせたいのと両サイドにカーボンビーム的なケヤキパワーゾーンを、なんて考えつつ配置(想像w)。
サイドはそこから全部ヒノキ、そんな配置にしました。
プレーナーを掛けて、触った感じ「とても良さそうだな」と思ったのを覚えています。
実際乗った感触としては、イメージが形になった。そんな感じです。
https://blog.goo.ne.jp/greenwoodwork/e/972c0dd7caec0c9a2eb943f5f3f576ce ←動画
欲しかった一拍、テールのしなり、スナップ、暴れないノーズ、適度に曲げられる軽い操作性、そんな乗り味に「ワンシーズンぶっ通しで行ける」そう思いました。
厳冬期の長野、ひざくらいの一面ノートラック、斜度は最大30くらいかな?そりゃーもっとその場所で生きる板はあるでしょう。そんなのは俺だってわかってますよwでも、ピーナッツにしかない面白さがあるんですね。前足でノーズを抑えてアクセル、後ろに体重を移動するとブレーキ。ギリギリの浮力でノーズを抑えると4m台のサイドカーブを感じないほど面白いドライブ感です。
そこからレフトの壁に駆け上がり、テールだけでターン。その時は4m台のサイドカーブと小さなラウンドテールでテールフレックスを残しながらのターンが出来るのです。これが気持ちいーんです、サイコーに。
ピステンででっかいターン出来ないじゃん、なんて声もあるでしょう。そりゃー10mのサイドカーブと一緒に滑るのは無理かもしれませんね。でもね、またそれを抑え込んでターンするのが楽しいんですよ。これでもか!ってくらいチジコまってターンしたり、その体制を維持して伸ばしてったり、そんなのはこの板しか出来ません。
壁に登って、降りて、またそこから駆け上がる半径の小ささはたまらんですよ。トライフィンショートボードに乗ったかのような動き。
シャバシャバ、ぼこぼこ、今日は滑るとこないね、そんな日でもピーナッツ、行けますw
ここイケル?と思うようなタイトなライン、滑りつくされた沢地形、それでも見えるラインがあるんですよ。
164のイージーライダーだったら絶対入らない、そんなところもスルスル~ひらひら~とね。
で、ツリーラン、これがこの板最大のポテンシャル。
前足がアクセル、後ろ足がブレーキ、左右で曲がる。これだけ。タイトなツリーも自分のスピード域に合わせてラインを見つけられるんです。
怖ければ後ろへ、行けるところは前足へ、これの繰り返し。飛べそうな所は飛んじゃってね。
子供がスノーボードを始めたって頃のお父さんにもばっちりです。
小回りが半端ないので、さっと助けたり、サイドカーブはこども用wなので、こどもと同じラインで行けます。
子供が飽きたら、その隙に森へ消えたり、一緒に滑りながらもショートカットしたりね。細かく楽しく遊べます。
ワンシーズン、ずっと乗りましたが子供とのセッションから、谷川岳まで、カバーする板です。
色んなスノーボードに乗ってきましたが、ピーナッツにはピーナッツにしかない面白さがあるのです。
私はその楽しさに「自分の板が出来上がるプロセス」まで楽しんでもらいたいと思ってInstagramなどで経過をお伝えしているのです。ただスノーボードを買うという行為から、その奥の楽しさを感じてもらって、それに乗る喜びを感じてもらえたら嬉しいな、そう思ってナベさんの協力もあり始めることが出来たのです。
板に乗る、山を滑るってことのその先の楽しみを共有出来たら嬉しいです。
4月ころまでがファーストオーダー、後は随時オーダー受付中です。
オーダー順に、出来上がりから好きな板を選んでもらうスタイルです。ファーストオーダーには特典がありますが、「そんなの興味ねえ」そんなアツいあなたに乗ってもらいたいですw
プライスは132000円+税 送料別途でお送りいたします。
ご検討よろしくお願いいたします。
3/14 タングラムで行われたピーナッツミーティングに行ってきました。
とんかちピーナッツトリオは3人、他にも熱い方々数名とナベさんとで一日中滑り倒しました。
ナベさんはとんかちコア初乗りってこともありまして、作ったこっちはどんな評価かドキドキでした(笑)
先に結果を言いますが、高評価でした!
俺が一年前試乗した印象と、普段木を触っている感覚、木材の質などを考えて「こんな感じになったらいいな~」と思っていた感覚。
実は初乗りからその資質の良さを感じていましたが、我が子が可愛いのと同じで…思い入れが強いのかな?(笑)なんて思っていました。
がしかし、ナベさんからのインプレッションは俺が思い描いたテールのスナップ、粘りの違いなど思っていた感覚と同じ感想、しかも「うん、いい(笑)」と!
それからの俺の饒舌ったら無かったです(笑)
参加したとんかちピーナッツの2人もちょっと誇らし気な感じで(笑)楽しかった‼
ナベさんからは「軽い操作性が女性にもいいかもね!これくらいだったらいい感じに扱えると思う!」と。
これは来期もやりたいぞ!とまたメラメラ燃えてきました。
とんかちドリルズはピーナッツ一押しで行きますが、他のモデルのオーダーも受け付けております。
prana punksの他、outflow,greenclothing,gentem stick,greenlabなどもスタッフショージ君のRGBstoreでオーダーが可能です。
オーダーリミット前のご注文特典もありますが、特典目当てのオーダーは嫌いなので、そこは信じて頼んでください。
1シーズン乗り倒しましたが、ピーナッツは実は万能です。スゲーぼっこぼこでも意外と楽しい所が目に入る、そんな楽しみだってあるのです。
マンネリしたラインナップに一本あると楽しめますよ~。
是非ご検討ください!!
ちなみに、俺のピーナッツは今五明あっちゃんのところにあります。気になる方、どこかであっちゃんを捕まえて持っていたら試乗してみてください。
女性の方のインプレッションも聞いてみたい!ぜひ!!
今季ナベさんとのリレーションシップで完成した「Pranapunks × とんかちドリルズ」のとんかちピーナッツ(勝手に呼んでいるだけ)。
是非来期も継続して行いたいと考えております。
実はウッドコアの材種が均一ではないため(3種類混合)、工場ではとてもシビアに調整を行わないと切削の際に不具合が起こるそうで、作業に当たる方がとても注力して製作してくれているのです。今後もとんかちドリルズとしては継続して行いたいとナベさんにはお伝えしておりますが、これも客注があってなしえること。
皆様のオーダーをお待ちしております。
価格は他の板に比べれば高く感じる方も居るでしょう。
ただ、私としては「それを触れた人の思い」もこのピーナッツの魅力だと思っています(他のモデルはナベさんの手作業です)。
五明あっちゃんのテンプレート、ナベさんの熱量、乗ったうえで考えたコア配列と見た目の美しさを考えたウッドコア、手に触れて探した神奈川の木、いいものを作ろうとする工場の思い、そんなストーリーもスノーボードの価値だと思ってもらえたら本望です。
工業製品としてのスノーボードにサーフボードシェイプのような人の手を加えた価値、そんな感じでしょうか(笑)
とんかちドリルズは家づくりを同じような気持ちで考えています。
施主の顔が見えない建売、マンションと土地探しから向き合った家づくり、たとえ全く同じ図面だとしても「違うものが出来る」「違うものにしたい」そう思ってやっています。
目を見て話して、直接向き合って伝え合った関係で生まれたモノに魅力を感じるのです。
サーフボードも同じです。
お店でオーダーシートに書いて伝えた板。
直接つたない英語で頑張ってやり取りした板。
二本の手は同じように動くのでしょうか。
そんな所、そんな時間も価値ととらえると、「モノを買う」という行為にもっと幸せな時間が作られると信じています。
楽しみを理解してくれる人の為に家を作りたい、スノーボードを作りたい、サーフボードを勧めたい、自分の中ではすべて同じ道なのです。
知ってる楽しみのその先に、一緒に行きましょう(笑)
※ピーナッツ以外のpranapunksのオーダーも受けつけておりますし、とんかちドリルズ スタッフのショージ君のRGBstoreは今でも無店舗営業中(新事務所の一部が店になるのか?こうご期待(笑))。greenclothing,outflow,gentemstick,greenlabなどのオーダーも可能です。是非ご相談ください。