ぐだぐだくらぶ

ぐだぐだと日常を過ごす同級生たちによる
目的はないが夢はあるかもしれない雑記
「ぐだぐだ写真館」、始めました

ナイトスクール

2010年05月04日 17時01分44秒 | 小説
「ナイトスクール」


ある朝の休み時間。

「ねぇ八代、あの噂、知ってる?」

「噂?」

「この学校にも七不思議があったんだって」

「七不思議って、あの怪談の?」

「そうそう。」

「へ~。どんなの?」

「まだ一つしか知られてないんだけどね、『夜のプールに現れる女の子』だって」

「・・・なんかしょぼくない?」

「ま、こんなのは暇な男子が考えたんでしょうね。」

「休み時間とかに考えてそうだね」

「ね、確かめてみない?」

「え、いやよ。怖いじゃない。」

「え~、ノリ悪いわねぇ」

「夜の学校なんかに来れますかっての。」




「で、」

「なんで課題を忘れるのかな、アタシは・・・」

期限は明日まで。出せなければ私は留年の可能性が上がってしまう位置にいた。

「あ~もう、ついてない。」

「サッサと帰ろ・・・」

「うう、怖いなぁ・・・」


・・・・・・・・・・・


「あ、あった。」

「さ、帰ろ。」

「あれ・・・」

この学校はプールが真横にある。

私はそのプールの明かりがついているのに気がついた。

「うわ・・・」

もちろん思い出されるのはあの怪談

「・・・行ってみようかな」

「うん、女の子がいるってだけだし。大丈夫かも。」

「明日の話のネタになるでしょ。」

私はそう勇気づけてプールへ向かった




プールのドアの前、

「・・・」


「何か聞こえる・・・」

ドアの奥から何か小さな声。

私はドアノブに手をかけ、そっと中の様子を窺ってみた



すると、中には何人かの女の子たちが話していた。

小学生だろうか。古着のような服を身にまとっていた。

「本当にいる・・・」

そうつぶやいた瞬間、

バッ

と女の子たちが振り向いた。

「!!」

あわてて顔を隠した。

けれど、やっぱり見つかったらしく、一人が近づいてくる足音が聞こえた。

私は恐怖で動けなかった





「おねーちゃん、何してんの?」

気がつくと女の子が前にいた。

まるで明治時代のような服を着て、不思議そうにこちらを見ていた。

「何って・・・あなたたちこそ。」

「私たちは遊んでるだけだよ。」

「・・・お母さんは?」

「おかーさんを待って遊んでるの。」

(お母さんを待ってる?こんなところで?)


そう聞こうとした時、女の子が言った。


「ね、一緒に遊ぼう」

人懐っこい笑みで笑いながら。

しかし、その手は私の腕をがっちりとつかんでいた。

「・・・お母さんが来るまでね。」







中に入るとさらに2人の子がいた。

さっきの女の子が言った。

「左が弥生ちゃんで右が美鈴ちゃん。で、私は桜って言うの」

「あ、私は八代よ。」

そういうと二人がぺこりと頭を下げた。

「皆は姉妹なの?」

「そうだよ。仲良しなんだよ。」

と、桜ちゃんが答えた。

どうやらこの子は明るい子らしい。




「で、何して遊ぶ?」

と、私が聞くと

「かごめかごめ!」

と、桜ちゃんが言った。

「かごめかごめかぁ。懐かしいね。」

「じゃあ、おねーちゃんが真ん中ね!」

桜ちゃんに言われるまま、私はしゃがんで目をつぶった。




真っ暗な中、私は考えていた。




「かーごめ、かごめ」


なぜこの子たちはここにいるのだろうか。

なぜ親はこんなところで待たせているのだろうか。




「かーごの中の鳥は」


そして、あの七不思議

『夜のプールに現れる女の子』

この子たちの事だろうか




「いーついーつ見ーやーる」


だとしたらこの子たちは何?




「つるとカメがすーべった。」


あ、そろそろ終わる。

私は桜ちゃんの声に集中しようとした。




「後ろの正面だあれ?」


足音がとまり、桜ちゃんの声が真ん前に聞こえた。

そして、後ろから背中をたたかれた



「え?」

その瞬間、私はありえないことに気がついた

私を囲んでいるのは3人。

3人が手をつないだら必然的に正三角形になる。

じゃあ、

なぜ前から声が聞こえて後ろから叩かれるの?



その時、後ろから声が聞こえた。


「ウシロノショウメン、ダアレ?」


急に何かに抱きつかれたような感触。

私は、そのまま・・・














昔々、三人の姉妹がいました。

その子たちはとても仲が良く、いつも一緒でした。

でも、ある時、その子たちのお家はとても大きな飢饉のせいで借金を抱えてしまいました。

ある日、ある湖のほとりでお母さんが言います。

「そのうち戻るから、しばらく待ってて。」

そう言い残し、どこかに行ってしまいました。

姉妹はお母さんが来るのをずっと待っていました。

しばらくして、おなかが減って動けなくなり、湖のほとりでしゃがんでいると、

一番上の女の子が歌いだしました。


かごめかごめ

籠の中の鳥は

いついつ見やる

鶴と亀が滑った

後ろの正面だあれ?


三人はそのままいなくなってしまいました。

その地面にはその唄だけがありました。

幸せの宅急便

2010年05月03日 00時30分16秒 | 小説
プルルルル・・・

「はい。」

ーーーこんにちは!こちら幸せの宅急便です

それはわけのわからない合成音声だった

「は?」

ーーーあなたの願いをどうぞ

「・・・」

それは何か、本能的に「怖い」と思えるような声だった。

しかし、私は本能的に答えてしまっていた。


「金」


ーーーかしこまりました

プッ・・・

それきり何も受話器からは聞こえなかった。


(いたずら電話だったのだろうか?)

それならそれで安心するが、やはり何かおしい気もする。








次の日曜日

ピンポーン

「はい。」

「どうも、幸せの宅急便です。」

「は?」

そして、あの電話の事を思い出した。

あれから、3日。まさか本当とは思わなかった。

「ハンコ、お願いします」

「・・・ああ、はいはい。」

配達人の顔をよく見ようとしたが影で見えなかった。



やたらと重い荷物を部屋の真ん中に置いた。



(本当だったとは・・・)

中身は金。

段ボール箱いっぱいに金があったのだ。



しかし、私はその金を怪しんであまり使わなかった。







それから5日後。

プルルルル・・・

「はい。」

ーーーこんにちは!こちら幸せの宅急便です。

「あ、あの・・・なぜこんなことを?」

ーーーあなたの願いをどうぞ

どうやら機械らしい。

私は少しの不安とともにこう言った。

「じゃ、じゃあ、金」

ーーーかしこまりました

プッ・・・

なんなのだろうか。



そして日曜日。

ピンポーン

「どうも、幸せの宅急便です」



・・・やはり中身は金だった

それも前回と同じ、段ボール箱いっぱいの。


もう私には不安はなくなった。

次の日から街へと繰り出し、遊び呆けた。








プルルルル・・・

「はい」

ーーーこんにちは!こちら幸せの・・・

「おお!金だ!金!よろしく頼むよ!」

ーーーかしこまりました

プッ・・・







このようなことが1カ月続いた。

私はずっと遊びに遊んだ。

なにしろ1週間で何もしないでも金が入るのだ。

仕事をするのがばからしく思えた。







プルルルル・・・

「おう。」

ーーーこんにちは!こちら幸せの・・・

「ああ、金だ金。」

ーーーかしこまりました。



いつもと同じように同じ会話をした。








次の日曜。

「・・・来ないな。」

いつもは昼過ぎに来るはずの配達員が来ないのだ。

「忘れているのかもしれないな。まあ、明日来るだろう。」

そう思い、私は街へと向かった。








しかし、それから1週間。

まだ金は来ない。

それどころかあの電話も来ない。

さすがに金もなくなってきた。

「早く来ないものか・・・」

そう言いながら、やはり私は街へと向かった。









ついに金が底をついた。

しかし、やはり私は遊びたかった。

一度着いた習慣はとれないものだ。

ついには借金をしてしまった。

「明日は来るだろう」

そういつもと同じように呟き、いつもと同じように街へと向かった。









~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


とある場所で、あの配達員が下の穴を見ていた。

そこにはあの男がロープに首を掛けようとしている姿があった。

「なんだ、もうおしまいか。」

配達員はつまらなそうに言った。

「しかし、何度見てもいいものだ。人間の喜ぶ顔が徐々に変わっていくのは。」

動かなくなった男を映している穴を埋めると、配達員は別の穴を覗き込んだ。

そこには幸せそうな家族の姿があった。

配達員は受話器を手に取り、言った。



「こんにちは!こちら幸せの宅急便です・・・」

じじいは永遠に・・・

2010年04月21日 23時10分49秒 | 小説
メンバーの皆さん、

お疲れ様でした!

いや~、ルーイの急なアイデアから初めて2カ月。

よくもまあここまで続いたな、と。

出来はともかくw



で、知らない人のためにまとめてみました!

かなりの暇がある方はどうぞ!

20000文字近くあったので3つにわかれましたw

あ、ちょっとしたプラスαもあるよ^^

じじいクエスト前編

じじいクエスト中編

じじいクエスト後編

では最後にもう一度、

お疲れ様でした!!

じじいクエスト 第16章 最終回の後のOVAはよくあるパターン

2010年04月21日 21時16分10秒 | 小説
〜今までのあらすじ〜

ついに四天王と戦ったじじい
四天王の誤解を解き助けてもらったが、ロクの裏切りにあってしまった。

それを問題なくクリアし、ついに最終決戦!!



ゾーマ「ついにたどり着いたか、遅いじゃないか」
   
じじい「時間稼ぎのためだけにあんなことを…」

ゾーマ「すべてはわたしのため…いいやおまえのためでもある」

じじい「ど、どういう意味だ!」

ゾーマ「わたしという存在がいることでおまえは倒すべき敵ができた。

    わたしのおかげでおまえは強くなった。

    わたしがいなければおまえは何もできなかった。

    それでもおまえはおれをたおすのか?」


じじい「だから、おまえを見逃せっていうのか!

    おまえのせいでどれだけの人が犠牲になったと思っているのじゃ!!」


ゾーマ「わたしはおまえにとって必要悪なのだよ。

    ガンダムや仮面ライダーやスーパー戦隊は明確な敵がいて、はじめて話となるのだ    よ!!

    それにもう一回この小説を読み直してみろ!

    わたしはほとんど何もやっていない。

    それにあの少年に生きる希望をあたえのはわたしだ。」


じじい「そんな言い訳が通用すると思っているのか?」


ゾーマ「わたしも見逃してもらうためにいったわけじゃない。

    どのみちおまえはあとすこしで死ぬ。

    戦いはさけられないのだよ。」


じじい「絶望した!!貴様のめんどくさい考え方に絶望した!!
    
    覚悟!「若かりしあのころ」発動
    
    変身! 超クソ爺」

じじい「くらえ雑巾玉(連射)」


ゾーマ「覚えていないだろう、わたしの体は「?」のものだ。

    しかしこの体は戦いに耐えきれない。

    いでよ、ロクのマシーンペット G、W

    合体せよ!!」


ガシャガッシャンウイーンガッシャン、ウイーン


ゾーマ「完成!GW(グレートウォーリアー)
    
    スーパーソードモード」

じじい「どこかの大型連休みたいな名前じゃな。」


ゾーマ「くらえ、Gハンド」


バリバリビリビリ
ドカーン


じじい「英雄神風!」


ゾーマ「今まで逃げてきたのもこの日のため!

    TRANCE-GW(トランギュー)!これで性能を3倍に」


ギリギリギリギリ


じじい「やはり、竹刀ではわたりあえない!」


ゾーマ「やはり、初めて使ったからいいネーミングが思いつかない」


スパッ、


ゾーマ「フッハッハ、これで竹刀は使えまい。終わりだ!」


グサッ、
ポタ、ポタ


ゾーマ「まさか、これは・・・サバイバルナイフっ!」


じじい「最後のとどめにと、とっておったんじゃ」


ゾーマ「あっけないな。

    結局、わたしはいつかは倒されてしまう運命だったということだ。

    わたしのほうが正義の味方が必要な悪役だったということだ・・・
    
    一人では何もできない・・・な

    今までの引っ張りはなんだったんだろうな。」

グタッ


じじい「ライバルとしてじゃよ。」


?「おれはいままでなにを…

  じじい、どうしたんだ?
  
  ここはどこだ? 」
   

じじい「わしにもそろそろ迎えがきたようじゃ。そっとしておいてくれ。」


?「そんな」


じじい「思えば、この城には勇者になると決めてから、出会った人がたくさん倒れている。

    裏切られたり、裏切られたり、もし勇者になると決心していなかったら、できなか    った経験じゃ。

    そいつらと一緒に城の隅に埋葬してくれんかのう?

    ここがわしの墓、思い出の墓、偉大なる勇者の墓じゃ〜」


じじいの残り寿命、00:10:00




じじいステータス
 HP15/80
 MP05/30
 AT10
 MA05
 DF20
 MD10
 SP20
持ち物
 なし

装備

『カツラ』
『軍服』

必殺技
「若かりしあの日」(SP50UP、MP10消費)
「ウィッグ・エフェクト(ヅラ効果)」(カツラ装着時のみ、効果はランダム)
「変身(超クソ爺へ)」(じじいが本気になった時のみ変身可)
「英雄『神風』」(若さ+本気時に発動可能MP20消費)
「アバダ・ケ○ブラ」ほぼ最強の呪文(あんまり使わないようにしましょう)


 


今まで付き合っていただき

ありがとうございました。

そしてメンバーのみなさん、お疲れさまでした。

僕としては、やりきりました。

改めてこの最終回をかくにあたり、これまでの記事を見直していましたが、

いったい誰がこの展開を予想していたでしょうか?

アニメでいえば1クール半の長さです。

フラグも回収(おれの)できてよかったです。


いろいろありがとうございました。

以上 ライでした。


じじいクエスト『okuretegomenne♪』

2010年04月20日 22時28分45秒 | 小説
前回までの回想なんてありません。

いっきにいきますよ、四天王戦、スタート!!

じじい「よし、もうひとつの扉へいくぞ」

ギ~~、ガタン

じじい「さあ、次の四天王は誰じゃ」

ロク「・・・、あ、あそこ!」

少年「待っていたぞ、じじい」

じじい「こ、子供?お前が四天王なのか?」

少年「そうさ。このときをずっと待っていた・・・、父さんの仇、ここでうつ!!」

じじい「仇?なんのことじゃ?」

少年「しらばっくれてんじゃねぇ!くぅぅらえーー!」

そう言うと少年は大きな刀を振りかざし、ものすごいスピードでじじいに切りかかってきた

じじいはギリギリのところで避けたものの、じじいがいた床には大きなひびが入っていた

じじい「うわぁ、な、なんというスピードとパワーじゃ。こいつ本当に子供か?」

ロク「やばいよ。相手はデカイ刀で、こっちはサバイバルナイフと雑巾だよ。勝てるはずが無い!」

じじい「なぁ~に、当たらなければどうということは無い!『若かりしあの日』!」

ヒュン、サササッ

少年「その程度の速さ、こっちは現役の若者だぞ!足腰でじじいなんかに負けるか」

タタタタタッ

少年「もらったー!」

じじい「くっ、」

ガキーン

じじい「(つばぜり合いながら)そ、その歳でここまでやるとは。とても厳しい修行をしてきたのじゃな」

少年「(つばぜり合いながら)そうさ、俺は毎日何時間も修行した。すべてはお前を倒すため、父さんの仇を討つため!」

ガキーン

じじい「何故ワシなんじゃ?ワシがお前の父親に何をしたというのじゃ?」

少年「忘れたとは言わせない!8年前の3月28日、サフランシティ行きの電車の中で父さんは殺された。お前にな!」

ロク「じじい、本当か?」

じじい「3月28日・・・、ああ確かにワシはその電車に乗っていた。じゃが、ワシは殺してない」

少年「ウソだ!俺は犯人の写真を見た。顔も背丈も服装もお前そのものだ。違うとは言わせない!」

じじい「・・・、その電車、確か特急じゃったな?」

少年「そうだ。それがどうした」

じじい「あの日ワシは特急料金を払わずに乗車した。だから終点のサフランシティまでずっとトイレに籠もっとったんじゃ」

じじい「お前の父親はどこで殺されたんじゃ」

少年「終点の3つ前のセボンシティで・・・」

じじい「じゃあワシじゃないな」

少年「う、ウソだ!お前だ!お前がやったんだー!」

ヒュン、ガン!

パラパラパラッ・・・

じじい「悪いがワシはお前の父親の仇であろうがなかろうが、お前を倒して先にすすまねばならんのじゃ」

じじい「本気でいくぞ!ハァーーーーーー!!!」

バリバリ、バリバリバリバリバリッ

ズバーーン!

ロク「じじいが、超クソ爺に変身した!」

じじい「いくぞ!」バッ

少年「うおおおおおおお!」バッ

ヒュッ、ザン

・・・・・・・・・


じじい「・・・・・」

少年「・・・・ぐはっ」

バタン

じじい「・・・、行くぞロク」

ロク「あ、ああ」

スタスタスタ

少年「ま、待て・・・」

ピタッ

少年「お、お前は本当に犯ってないんだな」

じじい「ああ」

じじい「・・・、そうじゃ、確か犯人の写真を見たと言っておったな。誰に見せてもらった」

少年「ゾーマだ」

じじい「そうか・・・」

じじい「お前は騙されとったんじゃよ、ゾーマに・・・」

少年「・・・・・・」

じじい「先を急ぐのでな、さらばじゃ」

スタスタスタ、バタン

少年「・・・・・・」

少年(あぁ、俺はなにやってんだろ・・・。8年間ずっと父さんの仇、じじいを討つことだけ考えて生きてきたのに

   本当の敵はじじいじゃないだなんて、しかも味方だと思ってたゾーマに利用されてただけだったなんて・・・・)



じじい「お前が次の四天王じゃな」

巨人「がぁーはっはっは、そうだこんどは俺が相手だ」

じじい「くっ、連続はキツイな、じゃがそんなこといってる暇は無い。いくぞ!」

少年「ま、待て・・ハァ、ハァ」

じじい「何じゃ、まだやるのか」

少年「そうじゃない、こいつは俺に任せて先に行け」

じじい「何言ってるんじゃ?」

少年「俺はこの8年間ゾーマに騙され続けてたんだ。俺は奴に仕返ししたい。俺がここの四天王を倒して一矢報いてやるんだ!」

少年「だから早く行け!」

じじい「じゃが、そんな身体では・・・」

少年「なぁに、勝つことはできなくても刺し違えぐらいならいけるさ」

じじい「お前死ぬつもりか」

少年「本来ならあんたを倒して、そのあと父さんの後を追うつもりだったんだ。それに父さんの仇を討つという生きがいも失っちまった。

   正直もうどうでもいいんだ。」

ロク「どうするじじい?」

じじい「・・ここは任せた」

じじいたちは3人目の四天王を少年に任せ、最後の四天王のいる部屋へ向かった。

少年「うおおおおお!」

3人目「はあああああ!」


ブシャァァァァァ・・・・・・

(じじいたち)タタタタタ

ロク「・・可哀想な奴だったな」

じじい「・・・、ああ。」

(じじいたち)タタタタタ

じじい「ここか」

じじいたちは最後の四天王の間へたどり着いた。

じじい「いくぞ」

ギィィィィーー、バタン

じじい「さあ、早く出て来い!」

~「もうここにいるじゃないか」~

じじい「なにいって・・・、まさか、ロク、きさま!!!」

ロク「そうさ、オレが最後の四天王さ!!」

じじい「あ、そうなんだ」

ロク「うん、・・・って、え?驚かないの??『何故お前が!』的なのないの?」

じじい「いや、もうそういうのイイんで。先急いでるんで。」

ロク「・・・ふふ、ふはははは!そう簡単にはやられんぞ。

   なんせ、お前とずっと行動を共にしてきたからな。お前の技はすべて見切っている。それにオレは一度死んで蘇ったからパワーアップ

   したのだ。お前のおかげでな、はぁーはっはっは!」

ロク「はっはっはっはっはっはっはっはっは!」

じじい「じゃあ丁度いいや。新しい必殺技でも試してみるか」

ロク「はっはっは・・・え、うそ!?」

じじい「くらえ新必殺、

    アバダ・ケ○ルバ!!!」

ロク「ズルっ!」

バタン

じじい「さ、時間もないし、さっさといくかの~」

こうしてじじいは四天王全員を倒し、ゾーマのいる最上階をめざすのであった・・・

      つづく・・・

書いた人:ふにゃり

じじいの残り寿命、05:00:00




じじいステータス
 HP65/80
 MP30/30
 AT50
 MA25
 DF40
 MD40
 SP50
持ち物
 なし

装備
『サバイバルナイフ』
『カツラ』
『軍服』

必殺技
「若かりしあの日」(SP50UP、MP10消費)
「ウィッグ・エフェクト(ヅラ効果)」(カツラ装着時のみ、効果はランダム)
「変身(超クソ爺へ)」(じじいが本気になった時のみ変身可)
「英雄『神風』」(若さ+本気時に発動可能MP20消費)
「アバダ・ケ○ブラ」ほぼ最強の呪文(あんまり使わないようにしましょう)

遅れてすみませんでした、そして長文をすみませんでした。

じじいクエスト ~打ち切りフラグは突然に~

2010年04月07日 13時53分14秒 | 小説
前回までのあらすじ

ババ専のじじいは荒廃したモジャール国の謎の老婆から

命の球をもらい無駄にロクを生き返らせたせいで

じじいの寿命は残り一日となってしまった

そしてじじい達は多分モジャール国を荒廃させた

ゾーマの城に入るとそこにはかつてトイレのかっぽんを

つけていた変態こと武器男がいたのであった!

武器男はいったいどうしてしまったのか、ロクはここでまた死に掛けるのか

そして建てすぎたフラグはすべて回収しきれるのか、いったいどうなってしまうのか!






武器男「貴様はあのときのじじいか・・・ぶっ殺してやる」

ロク「お前はあのときの!突然どこかいくから心配し・・・」

じじい「というか誰?」

武器男「えっ」

じじい「まぁいいや邪魔だからどいてくれんか」

武器男「貴様ら・・・もう許せん・・・」

ロク「えっ俺も悪いの?」

武器男「くらえラバーカップ押し付け!!」

ロク「なんなんだ?その『らばーかっぷ』って」

武器男「お前がおしつけたトイレのカッポンだ」

ロク「お前がそんなに汚い奴だとは」

武器男「俺が先に押し付けられたんだから別にいいじゃねーか」

ロク「人にやられて嫌なことをやるんじゃない」

武器男「うるせぇそこにいるじじいを俺は・・・ってあれ?じじいは?」

じじい「あまい!!後ろじゃっ」バキッ ドサッ

ロク「・・・・・・・・・」

じじい「よし、先に行くか」

ロク「まぁいいか」




ゾーマ城二階

じじい「次はいったい何じゃ?」

ゾーマ「やぁラスボソのゾーマだよ」

ロク(完全に噛みやがったな)

ゾーマ「じじいお前にいい話がある」

じじい「わしに?」

ゾーマ「あぁ、お前に墓を用意してやった。墓がほしくて戦っていたんだろう?」

じじい「どれくらいの大きさの墓じゃ?」

ロク「おいじじい、こんな誘いに乗るんじゃない!」

ゾーマ「通常の3倍くらいだ、ちなみに真っ赤だ」

じじい「もう一声!」

ゾーマ「・・・いいだろうさらにその2倍でどうだ?」

じじい「なんじゃその程度か・・・」

ゾーマ「じゃあさらにその3倍、普通の18倍だ!」

じじい「残念じゃ・・・もうわしは自分のお墓を決めておるのじゃ」

ロク「どこなんだ?」

じじい「この城」

ゾーマ「ふん、わたしがそんなこと許すとでも?」

じじい「お前を殺してわしも死ぬ!!」

ゾーマ「いいだろう・・・といいたいところだがしんどいし明日でもいい?」

じじい「わしの寿命が一日切ってるし嫌じゃ」

ロク「な、なんだってーーーー」

ゾーマ「じゃ四天王がいるからそいつらに勝ってからくるんだな」

ゾーマ「まぁ全員時間稼ぎばかり仕掛けてくるがな」

じじい「卑怯じゃ卑怯じゃ」

ゾーマ「なんとでも言うがいい。まぁせいぜい頑張るんだなクハハハハ」

じじい「気を取り直してれっつごー」

ロク(かるいなぁ)

じじい「あれ?二つ扉があるのう」

ロク「あれこんなところに貼り紙が・・・」

貼り紙 どちらの扉も四天王の一人目につながっています要するに

敵が気に入らなかったら戻って違う扉を開ければ違う敵と戦えるわけです

なぜってもちろん作者のつご・・・



ロク「ここでやぶれてるな」

じじい「まぁ取りあえず開けてみるかの・・・」ガチャ

某ねずみ「ハハッ、じじいが何のようだい?」

じじいはそっと扉を閉じもう片方の扉を開けようとするのであった




じじいの残り寿命、20:00:00




じじいステータス
 HP80/80
 MP30/30
 AT50
 MA25
 DF40
 MD40
 SP50
持ち物
 なし

装備
『サバイバルナイフ』
『カツラ』
『軍服』

必殺技
「若かりしあの日」(SP50UP、MP10消費)
「ウィッグ・エフェクト(ヅラ効果)」(カツラ装着時のみ、効果はランダム)
「変身(超クソ爺へ)」(じじいが本気になった時のみ変身可)
「英雄『神風』」(若さ+本気時に発動可能MP20消費)




色々遊びすぎましたね

まぁなんとかなるだろう

ってか四天王ってどこのバトル漫画だよ

まぁほかの四天王も他の人達が何とかするだろう



3000人記念で3000字まで頑張ろうかと思ったけど2000が限界だった


書いた人ジミーMK-2

じじいクエスト「粛清と終了フラグと」

2010年04月03日 17時38分16秒 | 小説
じじい「いらぬ。わしには時間がないんじゃ。早くロクを助けねば。それに・・・」



じじい「わしはババ専じゃ」



じじい「どこか・・・、どこかロクを助けられるものはいないのか・・・」


じじいはさまざまな国をさ迷い歩き、とある国の門の前についた。

じじい「ここは・・・モジャール国か。」

じじい「あれから3年。どうなっているのじゃろうか。」

じじい「!!?」

そこには過去のような繁栄はなく土地は荒れ果て、真ん中にはひとつの巨大な城

じじい「なぜじゃ。いったいなにが・・・」

じじい「あれは・・・」

城の上にある巨大な旗。そこには3つの髑髏が描かれていた。

じじい「ゾーマか。」




じじいは荒れた町の様子を見るために町を歩いていた。

?「ちょいとそこのお方」

じじい「だれじゃ?」

じじいの目の前には薄汚いフードをかぶった老婆がいた。

?「あなたは28年前の大戦にて英雄となった方ですね」

じじい「・・・」

?「しかしつい最近自分のミスで仲間を死なせてしまった」

じじい「誰だと聞いておる。」

?「これを・・・」

老婆の手には毒々しい色の球があった

じじい「なんじゃ、これは?」

?「命の珠。この珠を対象者に飲ませると命が戻ります。」

じじい「本当か!」

?「ええ、でも条件があります。」

じじい「条件?」

?「この珠にあなたの命を注がないといけません。」

じじい「つまり、寿命を削れというのじゃな。」

?「ええ。どうします?」

じじい「迷うまでもない。」

じじいは珠を手に取り・・・命を注いだ。



===・・・じじいの寿命が減った!===




ロク「う・・・」

じじい「おお!生き返ったか!」

ロク「・・・ここはどこだ?」

じじい「そんなことより、ゾーマを倒すぞ!」

ロク「え?え?」

戸惑うロクをそのままに、じじいは?にこっそりと聞いた。

じじい(わしの寿命は後どれくらいじゃ?)

?(もともと少なかったからね。あと24時間。)

じじい(すくな!)

?(寿命は何にもかえられません。潔く逝きなさい。)

?「そうだ、これをあなたたちにあげます。」

じじい「これは・・・」

===じじいは軍服とサバイバルナイフを手に入れた!===

===ロクは浴衣と雑巾を手に入れた!===

?「あなたたちの制服です。いってらっしゃい。」

ロク「・・・何これ。」

じじい「おお。ありがとう!懐かしいのぅ。」

ロク「着たこともねえよ。浴衣なんて・・・」

じじい「さあいくぞ!ロクよ!」

ロク「・・・」




ゾーマ城1階

じじい「うわー、でかいのう。」

ロク「ここどこだよ。」

じじい「ゾーマの城じゃよ。」

ロク「え?いきなりラスボス!?」

じじい「ん、あれは・・・」



武器男「コロスコロスコロスコロス・・・・」



じじい・ロク「・・・」


じじいの残り寿命、22:30:00




じじいステータス
 HP80/80
 MP30/30
 AT50
 MA25
 DF40
 MD40
 SP50
持ち物
 なし

装備
『サバイバルナイフ』
『カツラ』
『軍服』

必殺技
「若かりしあの日」(SP50UP、MP10消費)
「ウィッグ・エフェクト(ヅラ効果)」(カツラ装着時のみ、効果はランダム)
「変身(超クソ爺へ)」(じじいが本気になった時のみ変身可)
「英雄『神風』」(若さ+本気時に発動可能MP20消費)








・・・ふう、ルーイです。

めちゃくちゃになってたんで強制的に戻しました。

前回はライさんの私欲まみれでしたからね・・・

さて、武器男復活。咬ませ犬臭満開ですがどう料理してくれるのでしょうか~

では~。

リレー小説 第12章 GO RI MU TYU U

2010年04月03日 00時28分00秒 | 小説
世界中から集めた雑巾で作られた「雑巾玉」で宇宙人ブリーザを倒したじじい。
その恐るべきじじいの能力やロクの世界中の雑巾の存在がわかるという隠れた能力が発覚したのもつかの間、ロクの安易な考えによって自滅してしまったのを助けるためにじじいはコウジュンMK-IIを使ってよみがえらせようとする。
しかしヌメック村で唯一生き残った少年のために父親をよみがえらせるかで迷うじじい

BGM




じじい「どうしたものかの~。そうじゃ、ここはひとつよくある推理ドラマにならって名所に行きながら考えると名案がうかぶかもしれん。そうじゃそれがいい。」

観光名所を村人のいなくなったヌメック村のネットカフェで探すじじい

じじい「ん~、これといっていいところがないの~。まあいいか。もともとそんなに悩むことではないからの~。」

少年「それなら海に行くのがいいんじゃないかなぁ。やっぱり海の岸壁に立つのは定番でしょ。」

じじい「(さっきとかわって元気じゃな)じゃあそうするかのう。」

岸壁に立つじじい

じじい「海を見ているともう、どうでもいい気がしてくるのう。ん、なんじゃ海岸で若いやつらに絡まれているやつがおる。助けに行かねば。そこのやつらやめるのじゃ」

リーダー格の若者「なんだァ、ただのじじいか。うるさいなァ、あっち行ってろ。」

じじい「わしをただのじじいと思うなよ。世界中の雑巾の力みせてくれるは!「若かりしあの日」発動。世界中の家よ、ワシに雑巾を分けてくれーー!!」

それ以外の若者「なんだあのじいさんはオーラが違う」

じじい「やはり少ししか集められないか。しかし「若かりしあの日」の持続時間が延びている。これで十分じゃ、くらえ雑巾玉ぁ!」

若者ら「く、くそ。覚えてろ」

「助けていただいてありがとうございました。あなたは?」

じじい「通りすがりの、勇者じゃ。」

「(それにしては有名じゃ聞いたことがないね)普段はなにを?」

じじい「本業が勇者じゃ。まおう城に向かう一人旅の最中なのじゃ。(いかん、ついうそをついてしまった)」

「私は、亀田桃子。さっきのやつらは犬塚と猿飛と雉山。あいつらいつも私についてきて困っていたの。けどまた来るかもしれないは。だから一緒に旅をしませんか?そうねそうしましょう。そうだ旅をする前にお礼に竜宮城に案内するは。」

じじい「少しはわしにしゃべらしてくれないかのぉ。そういえば考えるといえばなにか忘れているような・・・」

  ~to be continued~

じじいステータス
 HP30/35
 MP10/12
 AT30
 MA15
 DF20
 MD20
 SP25
持ち物
 なし

装備
『竹刀』
『カツラ』


必殺技
「雑巾豆絞り」(雑巾装着時のみ)
「若かりしあの日」(SP50UP)
「ウィッグ・エフェクト(ヅラ効果)」(カツラ装着時のみ、効果はランダム)
「雑巾玉」
「変身(超クソ爺へ)」(じじいが本気になった時のみ変身可)

あとがき
やっぱり、勇者の物語にはヒロインが不可欠だよねということでヒロイン登場。
頼む、あとの3人よ次の番までにヒロインを消さないでくれぇぇぇ!

以上ライでした。

じじいクエスト「最近ドラゴンボール見てるんで」

2010年03月25日 10時10分52秒 | 小説
じじい「何もやること無いの~」

ロク 「アークデーモンも倒したし、かと言ってゾーマ倒しにいくのは面倒だし・・・」

じじい「薬の研究でもするか」

半年後

じじい「なんかすごいのできた。今は必要ないけど、一応常備しておこう」

ダンダンダン(ドアをたたく音)

じじい「何じゃ、何事じゃ?」

ロク 「ハァハァハァ・・・」

じじい「どうしたロク、そんなに慌てて。トイレならこの奥にあるぞ。」

ロク 「す、すまん」

ダダダダダダ・・・・・・

じじい(冗談で言ったのに、マジでトイレかよ・・)

ジャー(水を流す音)

バタン、テクテクテク

ロク 「って、そんなことのために走って来たんじゃねーんだよ!!」

じじい「いや、おもっきし水流してたじゃろが」

ロク 「そんなことより、大変なんだよ!」

じじい「なんじゃ?下痢気味だったのか?」

ロク 「いや、大きさも形もすばらしかったです。」

じじい「・・あぁ、そうですか。それはよかった。」

ロク 「うん。・・・、でも良くないこともあるんだよ!!」

じじい「ニオイか?」

ロク 「その話はもういい!それより、ここの近くのヌメック村に恐ろしく強い宇宙人が来て、村を襲っているんだ。早く助けに行かないと!」
じじい「なんじゃと!あそこはワシが村一つ使って墓を立てようと計画しているところなのに!許さん!!」

ロク (あれ?じじいか宇宙人、どっちがいいモンか分かんねーな。)



じじい「お前がワシのヌメック村を襲ってるやつじゃな。名を名乗れ!」

宇宙人「ホーッホッホッホ。私の名はブリーザ。助けに来たのなら遅かったですね。ここの村人、ヌメック人は私が殲滅しました。」

ロク 「一人でヌメック人を全員やっちまうなんて・・じじい、こいつ手ごわいぞ。」

じじい「・・・も、・・・よくも!」

ロク 「じ、じじい?」

じじい「よくもワシのヌメック村をー!!『若かりしあの日』!」

ヒュン

バシッ

じじい「な、なに?」

ブリー「フン、所詮じじい、その程度か。今度は私の番だ、キィィヤー!!」

ヒュン、ドカーン

じじい「グハッ、バタ」

ロク 「じ、じじいー!!!」

ブリー「ホーッホッホッホ!ざまあみなさい!」

じじい(体がもう動かない。あぁ、ワシは死ぬんじゃな。結構長生きできたし、そこそこ楽しかった。後は墓でゆっくり・・・あれ?)

ブリー「次は貴様の番よ!」

ロク 「う、うわー、もうおしまいだー」

ガサッ

じじい「・・が、」

ロク&ブリーザ「!!?」

じじい「墓が・・・、まだ墓がないのに死ねるかーーー!!!!!!」

ブリー「フン、まだ生きて・・・って、せ、戦闘力1000万ですって!?そんなバカな」

ロク 「い、いつものじじいじゃないみたいだ。髪は逆立って、いつもは白いのに今はまるで汚物のように濁りよどんでいる。」

ブリー「あの髪、あのオーラ、すさまじい戦闘力、ま、まさか!?」

じじい「とっくにご存知なんだろう?ワシは腰痛という持病を抱えながら、この世への未練で目覚めた、超クソ爺、孫・・ゴホッゴホッゴホ」

じじい「つ、つばが変なとこに入った。」

ブリー「す、超クソ爺だろうが所詮老いぼれだ。私に勝てるはずがない!」

じじい「(両手をあげて)世界中の家よ、ワシに雑巾を分けてくれーー!!」

ヒュンッ、ヒュンッ、ヒュンッ

ロク 「せ、世界中からじじいのもとへ雑巾が集まってくる!」

ブリー「なんだ、この黒いデカイかたまりは!?」

じじい「くらえーー!」

ブリー「う、うわー」

じじい「『雑巾玉』!!」

ブリー「ネーミングセンスねーーー」

ドカーーン

ロク 「やったー。ブリーザを倒した!」

じじい「あぁ、ワシの墓計画が・・・」

ロク 「まあ、いいじゃねーか勝ったんだし」

ロク (それにしてもじじいすごいな。俺も死んで復活したら強くなれるかな?)

ロク 「じじい、俺を殺してくれ。俺もパワーアップしたいんだ。」

じじい「いいのか、いくぞ?」

グサッ

バタッ

ロク (よし、後は強い未練で生き返れば・・・って、俺そんなに未練ねーなあ。・・・。しまったー!!)

ロクは帰らぬ人となった。

じじい「あいつ馬鹿じゃん。でもこのままだとワシが殺したことになるし、罪悪感が残るのー」

じじい「よし、さっき開発したコウジュンMK-Ⅱで生き返らせてやろう。」

と、その時、じじいはヌメック人の少年が近くで泣いているのに気付いた。どうやら彼は奇跡的に助かったらしい。

少年 「父ちゃん、僕を置いていかないで。目を覚ましてよーー。ぐすっ、・・・くそう、コウジュンMK-Ⅱさえあれば父ちゃんを生き返らせられるのに・・」

じじい「・・・、どうしよう」

さて、じじいはロクかヌメック人の少年の父親、どちらを蘇らせるのだろうか


じじいステータス
 HP30/35
 MP10/12
 AT30
 MA15
 DF20
 MD20
 SP25
持ち物
 なし

装備
『竹刀』
『カツラ』


必殺技
「雑巾豆絞り」(雑巾装着時のみ)
「若かりしあの日」(SP50UP)
「ウィッグ・エフェクト(ヅラ効果)」(カツラ装着時のみ、効果はランダム)
「雑巾玉」
「変身(超クソ爺へ)」(じじいが本気になった時のみ変身可)

byふにゃり

  少し長くなっちゃいました。



じじいクエスト「雑☆巾」

2010年02月27日 18時38分32秒 | 小説
じじい「先手必勝の痺れ雑巾じゃ、うりゃ」

アークデーモン「・・・」

ロク「効いてないみたいだぞ」

じじい「そんな馬鹿な・・・わしの痺れ雑巾が効かないじゃと・・・」

アークデーモン「グオオーーーー」

シュバッ

じじい「そんな攻撃当たらんわ!『若かりしあの日』じゃ!」

じじい「喰らえ竹刀攻撃」

ガキン

じじい「何!?わしのスピードに追いついたじゃと?」

ロク「そりゃ力は変わってないもん」

じじい「なんじゃ生きて居ったのか、てっきり吹っ飛んだかと」

ロク「俺だってたまにはよけるさ」

じじい「よし、じゃあ囮になってくれ。その間に新技でぶっ飛ばしてやろう」

ロク「ひどい・・・そんな役ばっかりじゃねぇか。仕方ないうりゃ~」

アークデーモン「グオオーーー」

ヒュン

ロク「あぶねぇ、よしチャンスだ!じじい!!」

じじい「くらえ!!必殺技ウィッグ・エフェクト」

アークデーモン「ウガーーー」

ロク「グハァ」

じじい「なんか巻き込んだけど多分軽症じゃろう。」

じじい「まぁアークデーモンも倒したしちょっと休もうかのう」





じじい「よし休んだことじゃしさっさとアークデーモンを持っていくかの」

じじい「これでついに勇者になれる・・・」

 ? 「そううまくいくかな?」

じじい「貴様はゾーマ!もう勇者になれるから邪魔でしかない、どっかいけ」

ゾーマ「そうはいかない。そのアーヤンは俺の腹心だ返してもらおう」

じじい「アーヤンって誰じゃ?」

ゾーマ「もちろんそのアークデーモンだ」

じじい「嫌じゃ!勇者になるんじゃーい。わしのスピードなら逃げ切れるもーん」

ゾーマ「そうか、なら仕方ない消し飛べ!!破壊光線!!!」

ロク「ふぅ・・・じじいのやろう次あったら・・・って危ないじじい!」バッ

チュドーン

ゾーマ(アーヤン巻き込んじまった。まぁ弱かったしいいか)

ゾーマ「ではさらばだ、はははっ」

じじい「アーヤンが蒸発してしまった・・・アーーーヤーーーン!!」

ロク「普通俺の心配が先だろ」

じじい「わしは・・・勇者になれない・・・」

ロク(ダメだこりゃ)




町人「あのー」

ロク「どうしたんだ?」

町人「さきほどはアークデーモンを倒していただきありがとうございます」

町人「それと、これからゾーマと戦うの大変でしょうから何かお礼をと」

じじい「墓を・・・わしの墓を作ってくれ・・・」

町人「宗教上の都合で土葬ですがいいですか?」

じじい「えっ?じゃあ遠慮しておきます・・・」

ロク「職業はなにやってるんだ?」

町人「服のチェーン店やってます、名前は」

ロク「どうせ『うにくろ』とかちょっともじって出すんだろ?」

町人「いえ『しまむら』です」

ロク(なん・・・だと?)

じじい「それなら余った布をくれんかの?雑巾にするから」

町人「良いですよ、他の店舗でももらえるようにしておきましょうか?」

じじい「たのむ」



こうしてじじい達は雑巾を手に入れたのであった

じじいステータス
 HP30/35
 MP10/12
 AT30
 MA15
 DF20
 MD20
 SP25
持ち物
 痺れ雑巾3
 雑巾20

装備
『竹刀』
『カツラ』


必殺技
「雑巾豆絞り」(雑巾装着時のみ)
「若かりしあの日」(SP50UP)
「ウィッグ・エフェクト(ヅラ効果)」(カツラ装着時のみ、効果はランダム)


書いた人ジミーMK-Ⅱ

いつにもましてわかりヅラいネタ入れちまったよ・・・