奮闘記 エピソード２

◎エピソード１のあらすじ
バスでの通学中、毎朝のように自分の隣りに座ってくるという他校の女子についての話をＯから聞いた僕とＫは、その女子の真意を調べたい（どんな人か見てみたい）という好奇心から、わざわざ早起きし、往復のバス代を投じて、Ｏと同じバスに乗ろうと計画する。

作戦実行日の朝。腹痛を必死で耐える僕と、自販機のコーンポタージュを飲んでぬくぬくのＫ。さぁ、バスがやってきましたよ。











バス内での作戦を説明しよう。今回の実験、その女子がバスに乗るまでに、誰かに隣りに座られてしまうとＧＡＭＥ　ＯＶＥＲだ。往復のバス代を払って隣りにおっさんなんて悲しすぎる。彼女が乗る時、僕、Ｋ、Ｏの３人ともが、それぞれ隣を空席にした状態で座っていられることが望ましい。

Ｋと話し合った結果、彼女が乗るであろうバス停の前までは、僕とＫが隣りに座り、彼女が乗るバス停の直前で１人が席を移動するという作戦をとった。最初から別れて座るよりも、この作戦をとったほうが、隣りを空席にできる可能性が高いと判断したからだ。また、Ｏが隣に座ってくるという最悪な事態を回避することもできる。



いよいよバスに乗り込む僕とＫ。となりどうしに座り、次のバス停で乗ってくるＯから顔を隠すため、単語帳を開く。彼女が誰の隣りに座るかも楽しみであったが、普段いるはずのない僕とＫを見つけた時のＯのリアクションを見るのも楽しみだった。



Ｏが乗るバス停に着いた。Ｏよリ先に、エピソード１で裏を取った彼が乗ってきた。Ｏと同じバス停だったとは予想外だった。Ｏに計画を漏らしていなければよいが・・・

続いてＯが乗車！　Ｏと目が合う！　だが真顔でスルーされた。なぜだ？　まさか、ヤツが計画をばらしていたのか？

不安がよぎるが、とにかく腹が痛い。学校まで耐えられるか。

Ｏが乗車した時点での席の配置はこんな感じ。分かるかな？

　　　　　　　
　　　　　　　□□　通　□△　　　　　　□：空席　　　　
　　　　　　　＿＿　　　＿＿　　　　　　ザ：ザウバー　　　　　　　
　　　　　　　Ｏ□　路　ザＫ　　　　　　△：人が座ってる　　　　
　　　　　　　＿＿　　　＿＿



いよいよ彼女が乗るバス停へ。僕はそそくさと席を移動。こんな配置に。

　　　　　　　ザ□　通　□△
　　　　　　　＿＿　　　＿＿
　　　　　　　Ｏ□　路　□Ｋ
　　　　　　　＿＿　　　＿＿


彼女が乗るまでに３人とも隣りは空席。準備万端！　ただ腹がとてつもなく痛い。


・・・次回に続く！！
　

　　
１時間半かかってこんだけしか書けないって・・・（泣）