おはようございます。
私は子供の頃からホテルや空港、観光地の駅、または当時(昭和)のデパートの雰囲気が好きでした。それらの所に集まる人々から伝わるワクワク感や明るい雰囲気に加え、離合集散の場でもあるというちょっと切ない想いも子供心に感じて「いいなあ」といつも思っていました。そしていつかそうした所で働きたいものだと考えていました。
お陰さまでこの仕事に就いてから都内のいろんなホテルに毎日のように行かせてもらっています。特に私が好きなのが「ホテルオークラ」と「ニューオータニ」です。人が賑やかに行き交うロビーや迷路のように入り組んだ通路、昭和の時代から止まっているかのような古びたたくさんの小さなショップが入るアーケード。新しい高級ホテルにはない独特の雰囲気がオークラとオータニにはあります。九段下の「グランドパレス」、箱崎の「ロイヤルパーク」も規模が小さいながらも似たような雰囲気があり好きです。
残念ながらオークラの本館はすでに潰されてしまい2019年の開業にむけて工事中です。いずれこの別館もなくなってしまうのでしょうか。
神谷町から坂を上ってくると別館駐車場に入ることができます。そして駐車場の車寄せの入口を入り、右のエスカレーターをあがると、ここだけ時間が止まっているかのようなショッピングアーケードがあります。ここに来ると洋書とガイドに役立ちそうな本がたくさん置いてある改造社書店に立ち寄ります。