通訳案内士のブログ

Baguio

昨日のお客様は全員フィリピン人(一人の旦那さんだけ白人)でした。フィリピン人というと我々のツアーに参加されるような方はアメリカの国籍(citizenship)も持っている人が多いです。



アメリカからフィリピンに里帰りして、帰りに日本に数日間立ち寄る、というケースを結構目にしてきました。昨日のお客様はそんな方々が多かったです。



一組の高齢のご夫婦はワシントンD.C.に長年住んでいるそうで全くフィリピン訛りのない英語でした。



別のご家族は奥さんがフィリピン系アメリカ人。ご主人がロシア人でサンフランシスコから来たのだそう。この奥さんも普通のアメリカ英語でした。



別の親子二人組は50代前半(に見えた)のお母さんがカタコトの日本を使えました。息子さんは10代後半位。いつも仲良くセルフィー棒で写真を撮っていて微笑ましかったです(外国人のお母さんとよい年の息子さんが仲良くやっていると微笑ましく思えるのに日本人だと「マザコン」と叩かれてしまう不思議さ)。



この親子は生粋(?)のフィリピン人で英語もフィリピン訛り。バギオというフィリピンでは珍しい、涼しい気候の土地に住んでいるのだそう。



調べたら気候も治安も良い所らしく、沢山の日本人、韓国人向けの英語学校があるみたいです。



カタコトの日本語を話す女性は過去に日本で「タレント」として働いていた方が多いです。この場合のタレントとは日本各地にある「フィリピンパブ」で働くホステスさんを指します。



以前出会ったお客様には過去にフィリピンパブで働き、帰国後日本へ「タレント」を送り込む仕事をされている方もいました。



私の古い友人で10代後半から今に至るまで毎晩のように地元のフィリピンパブに入り浸っているヤツがいます。私も若い頃はその友人とよく通っていました。フィリピン人の女の子達は皆明るく、場を楽しく盛り上げるのが本当に上手です。



不憫な生い立ちの子が多かったにもかかわらず、皆故郷の家族に仕送りするために一生懸命日本語の歌を覚え、接客する姿には多少の下心はあったにせよ純粋に応援したくなる気持ちになったものです。



前にも書いたかもしれませんが私はフィリピン人が本当に好きです。過去に出会ったお客様でフィリピンの人とトラブルになったことは一度たりともありません。みな良い思い出ばかりです。



もし次に海外へ行ける機会があれば是非ともフィリピンを訪れてみたい。フィリピン人だけの昨日のツアーを終えてそんな気持ちに再びなりました。





昨日の浅草。ここ数日では一番の人混み。日本人が圧倒的に多かったです。





浜離宮の菜の花もまだまだ見頃。





浜離宮は都内でも人気の「前撮り」スポットです。このお嫁さん、薬指に高そうなダイヤの指輪をつけており「一体いくらするんだろう?」と、お客さんと盛り上がりました。





オリンピックに向けてか園内改修工事が行われており、通常歩くルートが閉じられていました。久しぶりに登ってみた小山から東京タワーが見えました。


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