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1年前のワタシのブログ開始から読んでる方は、ワタシが猫好きなのはご存じだと思う。
*カテゴリー:大ちゃん・明日実ちゃん/ドキュメンタリー/
に動物の心について書いてます*
プロフィールにも書いてありますが、猫語を話すの。
ふざけてないよ。
喋れます!大ざっぱですけど・・・通じますよ。
それは東京の大学に上京してからの事なんですけどね。。。
【ショッキングな出会い】
大学に行くと同時に、一人暮らしが始まった。
東京はどこまでも大・中・小のビルが大地に突き刺さってて、山手線の外側は
まだモルタル木造のアパートがひしめいていた。
そして東京のなにが驚いたかって言えば、ノラ猫の多さだった。
ワタシの生まれ育った所は雪国だったからか、ノラ猫はほとんど見かけなかった。
だが東京は違った。
道を歩けば、猫があちこちにいた。
誰が通ろうが、猫たちは無視。
それまで一度も猫に触れた事もなく、可愛いと思った事がなかった。
それが、ある日やってきた。
夜、ゴミを捨てに集積場に降りて行った。
その時、ゴミ袋の山の中に赤い頭の小さな黒猫がポツンといたのだ。
ゴミの中から食べ物を捜していた。
顔を赤い着色料だらけにした真っ黒の子猫を見た瞬間、自分のなにかが「ぐらっ」て動いた。
ワタシはその子猫に話しかけた。
「おなか すいてるなら うちにおいで」
その子猫はじっとワタシの顔を見ていたが、なんのリアクションもなく、終わった。
【不思議の国のパンダ。。。】
数日後、お隣の小さなマンションの庭の大木で遊んでいる仔猫がいた。
あの仔猫だ。
ワタシは「チュチュ!」と、声をかけた。
その子はじっとワタシを見上げて、しばしの事。
その子猫は大木をよじ登り、ワタシの住んでいる2階のアパートに来た。
「なにか たべる?」と言って人が食べるご飯をあげた。
その二日後、黒い仔猫が大きな三毛猫と一緒に来たのだ。
その大きな三毛は母親だった。
そして、その大木から茶トラの子猫とグレイの子猫が2匹駆け上がってきた。
総勢4匹が揃った。
その日は母猫が我が家を偵察、4匹ご飯を食べて帰って行った。
翌日から夕方になると、ワタシの帰宅と同時に大所帯でやってきてご飯食べて行く。
ワタシの住処は、いつの間にか猫の定食やさんになった。
その後2カ月経って、母猫が一匹で来てワタシに向かって一言いった。
その時に、母猫はもうここに来ないと予感した。
そう、子離れの時期だった。
母猫がいなくなり、ワタシが定食やのおねえさんから仔猫達の母親になってしまった。
その日から半年間、3匹の仔猫と暮らし猫語らしきものを覚え、
仔猫たちも人の言葉を覚えた。
【ぼくらはみんな生きている♪】
貧乏学生なのに仔猫を育てる食事も係る。。。
考えた末、素晴らしい折衷案を思いついた。
人と猫の中間の食事♪
じゃーーーン もつ&鶏皮・ごぼう・人参・ねぎの煮込み雑炊!
来る日も来る日もこれを食べた。
ワタシはお昼は学食などで食べるから、仔猫たちよりはましだった、
仔猫たちは与えられた物を美味しく食べてると思っていた。
とうとう2カ月後
仔猫たちは食べれない。。。とうつむいたまま食べなくなった。。
もうこの食事も限界だった。
それから食事を焼き魚に替えたりしながら、支え合って?暮らしていたと思う。
共同生活の中でルールを決め、仔猫たちに言うとその通りにする。
本当に、凄い子達でした。
その時に動物に人と同じ喜・怒・哀・楽の心があり、彼等は弱者なんだと分った。
【突然の別れ】
仔猫たちと知りあって8カ月後。
ワタシが帰宅するとグレイの玉っ子だけが階段にポツンといた。
いつものわさわさお迎えの黒っ子と茶のモコッ子がいない。
いくら名前を呼んでも、弾丸のように来ない。
翌日になっても帰って来ない。
ワタシが捜しているのをお隣のクリーニング屋さんが聞いて、ある事実を知った。
仔猫2匹はお隣のマンションのご夫婦が昨日の引っ越しの時、一緒に連れて行った。
という事実だった。
どうやら、ワタシがいない朝から夕方まではそのご夫婦の家に世話になってたらしい。
引っ越しの時に、一番綺麗な玉っ子だけを置いて行ったらしい。
玉っ子は全身グレイで目はグリーン。
近所の奥さま方には「ベレー帽みたい♪」と、訳の分らない誉め方をされ、
みんなに可愛がられていた。
だが2匹がいなくなった翌日から、元気がなくなり具合が悪くなった。
夜、動物病院に腕に抱えていく途中で星になった・・・
あまりにも突然の仔猫たちとの別れだった。
ワタシが初めて猫という友と出会い、そして突然の悲しい別れ。
でもこの子達は今まで出会った猫達の中では天使のような猫でしたね。
このあと、また自分の身に降りかかるとは思わなかった事が起きるんです。
次回。。。
今回の帯表紙、「不思議の国のアリス」です。
未知の世界に迷いこんだアリス。
門の向こうには、見た事もない物で溢れてます。
ワタシが東京に住み始めて感じた印象ぽっいかな。
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